日々草子 365日…
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水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
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当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

二次創作が苦手という方及び原作のイメージと合わないと思われる方はどうぞお引き取り下さいますようお願いいたします。

コメント及びメールなどでの苦情及び批判は公開、非公開を問わず、私へ告げることはご遠慮いただけますよう、お願い申し上げます。

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365日…


「私たちも…まずいよね。」
突然、琴子が言い出す。
「何が?」
どうせまたくだらないことを考えているんだろうと思い、正直、質問することも面倒なのだが、聞こえないふりをしていたらしていたで、「無視した!」と怒られるので、直樹は訊ねる。
「ほら、結婚してもう何年か経ったじゃない?」
「そうだっけ。」
「そうよ!」
そっち方面の話かと思い、さらに面倒になってくる直樹。
「だから…そろそろ、あれに気をつけないと!」
「あれ?」
一体何なんだろうかと思う直樹。

そして琴子が口にしたものは、
「あれよ、あれ!発情期!!」
という、直樹がソファから転げ落ちそうになるようなものだった。

「ま、子供がまだいないから私としては気分は今でも新婚気分なのよ。」
そう言って、琴子はチラリと直樹を見る。
「だけど、入江くんは違うでしょ?もうすっかりこの生活に慣れ切って…。」
「…。」
琴子が何と何を勘違いしているのかは、直樹にはすぐに気がついた。だが、それを口にすることはしない。というか、する暇も直樹に与えず、琴子はしゃべり続ける。

「そういうのって、早めに対処しないと大変なんだって。うん、そうよね。何とか、発情期を打破しないとね!!」
「発情期…ねえ。」
「何、他人事のような口ぶりなのよ、入江くん!ちょっとは考えてよ。大体ね、私はそんなことないのよ?私は今だって色々な入江くんを発見してこう胸をドキドキさせる毎日なんだから。だけど入江くんは完全に発情期よね。見ていて分かる、うん!」
「見ていて分かるんだ。」
「分かるわよ!」
「俺、発情期なんだ。」
「私からはそう見える。そりゃ1年365日、変わり映えのしない私だから仕方ないけど…。」
自分で言っていて、悲しくなってきたらしい。琴子は肩を落とし、溜息をついた。
―― ばぁか。
そんな琴子を見て心の中で溜息をつく直樹。

「…発情期、打破する方法あるぜ。」
「え?本当?」
「ああ。」
直樹の言葉を聞き、琴子は直樹にすり寄る。
「何?それって難しいの?」
「いや、全然。」
「じゃ、早速!」
「ちょっと待てよ。」
ソファに寝そべっていた直樹は座りなおし、床に座り込んでいる琴子をじっと見つめる。
「…ま、焦ることはないけどな。」
「いや、焦る!発情期、反対!!」
「まあ待て。この方法は…昼はちょっとな。」
「じゃ、夜?」
「そういうことだな。」
「何だろう?満月とか関係ある?」
「いや、あんまり。」
そして直樹は、琴子の両肩に手を置き、
「まあ、教えてやるよ、今夜。お前は俺が発情期から抜け出せれば満足するんだろ?」
と、笑いかける。
「そう、そうなの!」
「それじゃ、お前も協力してくれるんだろうな?」
「勿論よ!こういう夫婦の問題は夫婦で解決しないと!」
琴子のはっきりとした返事を聞け、直樹は、
「じゃあ、二人で…発情期を乗り越えよう。」
と、微笑んだ。



「…これ、絶対関係…ないよね。」
ベッドにうつ伏せになったまま、弱々しい声で琴子が呟く。
「いいや。俺の言っていた方法はこれ。」
琴子の白い背中にかかった髪を横にはらったり、また戻したりと遊びながら直樹が答える。
「何で…?」
「お前が言ったんだろ?」
顔だけ横を向き、直樹を恨めしそうに見る琴子に、直樹がまたあの微笑みを見せる。
「発情期を二人で打破しようって。」
「だから…それは…。」
そこまで話して、琴子の声が途切れる。
―― だ…め。これ以…上…話でき…ない。
いつも以上に気だるくなってしまった身体と、そして心地よい疲れが襲ってきたために重くなってきた瞼に勝てず…やがて琴子は夢の中にと落ちて行ってしまった。

「何だよ、放置プレイか。」
ぐっすりと眠ってしまった琴子の髪を指に巻きつけて遊びながら、直樹は笑う。
「だって、お前が言ったんだからな。俺は発情期の真っ只中だって。」
だが琴子から聞こえてくるのは寝息だけ。その寝息を聞き、またクスリと笑う直樹。

「それに…。」
直樹は琴子の顔中にキスの雨を降らせる。それでも目を覚ます気配がない琴子。

「…お前が言っているのは…倦怠期、だろ?」

―― 1年365日変化がないお前に、1年365日俺が発情しているのは間違いないけどな。

そして、その発情期が、永遠に続きそうだということも、直樹は気が付いていた。













♪あとがき
…パス、必要ですか?
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コメント

大丈夫かと?

発情期って猫じゃないんだから、でも自分でも認めてるんだから発情期なのかな?直樹は?

倦怠期にも、発情期にも必要なコトなんで、いいんじゃないでしょうか?

相手をする琴子は大変でしょうが、自分が言ってしまった事なので諦めましょうね。

ずっこけ直樹が見れて感動!!

こんばんは、水玉さま。
このお話には、パスは必要ないと私は思いますよ。

今回の琴子の大ぼけ大爆笑させて頂きました。(笑)
私も天然ボケですが、さすがに琴子には負けてしまいます。(笑)

さすがの私でも、倦怠期と発情期は間違えないよ~!!(笑)

でも、あながち琴子の言葉は間違ってないかも?
年中琴子に対しては直樹は発情しているかも!?

今回のお話も楽しませて頂けて、ごちそうさまでした。

琴子限定

水玉さんこんばんは~
ソフアから転がり落ちる直樹も見てみたい♡ゎ
琴子らしくってショートコント!おバカな琴子はチョー可愛いな~
琴子限定発情期?な直樹君です

大爆笑♪

琴子の言い間違いにはかなり笑わせてもらいました(*^▽^*)v
それをすぐに訂正せずに逆手にとっちゃう直樹にもウケました(笑)
琴子ラブな直樹が見れて、嬉しかったですvv

パス、必要ないと思いますよ(*^_^*)

ありがとうございます♪

パスなしでOKというご意見多かったので、多数決でパスなしに(笑)

kobutaさん
実は…奈良で鹿さんに対する注意を呼び掛ける看板に発情期について書かれていて、そこから思いついた話なんです(笑)
確かに倦怠期にも発情期にも必要ではありますよね♪

りきまるさん
これくらいではいらないですよね…私もそう思ったのですが、まあお肌を見せてるしなあとか思って(笑)
私としては、このまま琴子は勘違いを続けて、紀子ママやモトちゃんあたりに、「最近入江くんが発情期で…」とか相談をしてほしい(笑)それで二人は「あらまあ!!」と顔を赤くしつつ、想像したりする…なあんて♪

美優さん
本当に琴子限定な発情期ですよね!!
ソファから落ちそうになる直樹…白目むいていそうな感じでしょうか(笑)
ちょっとコメディタッチに仕上げてみました♪

愛結美さん
ありがとうございます!てことで、パスなしで(笑)
訂正したくてうずうずしたんでしょうけど、でもこれを絶対利用していくんでしょうね~
「あ、そ。俺が発情期のままになってもいいんだ。」とか言いながら。「いやだ~発情期反対~」とか琴子がすがって、まんまとまた…なあんて。
あ、珍しく想像が発展してる♪

藤夏さん
色々ご意見いただけたので、パスなしで♪ありがとうございます。
ところで、琴子はいつか、誰かに正解を教えてもらえる日が来るのでしょうか…あるとしたら、船津くん辺り?なぜかそんな気が(笑)

さくらんぼう。さん
いやいや。そんなパス付なお話、私には無理です~。
パスなしの続編ならいろいろ今、派生している感じですが(笑)

佑さん
他にも色々言い間違いしていそう。というか、覚え間違いかな?
とんでもないこと口にして、入江くんに口ふさがれたりして♪
本当、入江くんは年中無休で発情期でしょうね。

foxさん
確かに間違ってはいませんでした!
でもそのせいで…しばらく大変そうですが、琴子ちゃん♪
お肌を見せる話はパス必要かどうかが難しいです…。

なおき&まーママさん
ソファから転げ落ちそうになった時、すごいマッハな速度で考えたんでしょうね、
「これを利用しない手はない」って。
意味、分かってないでしょうね~きっと「もっと私に関心もって」とかいうくらいにしか。夜だけじゃなく、昼もって感じでしょうか^^

chan-BBさん
本当、一緒に暮らしていると飽きないでしょうね♪
次から次へと予想もつかないことをしでかす琴子ちゃん。
いえいえ、こういう一話完結って苦手です。難しい…。
何かの言葉から話を浮かべるという作業が…どうも苦手な私です。

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