日々草子 恋文

恋文

「東京は…さすが家の規模が違う。」
千恵は『入江』という表札を確認する。間違いない、今日から奉公する家だった。
「華族様かあ…意地悪な人ばっかりだったらどうしよう。」
だけどここで働くことは自分で決めたことである。

「遠い所を御苦労さま。」
千恵は目の前に出されたティーカップと外国の菓子を黙って見つめる。縁が欠けた茶碗を遣うのが当たり前、お菓子など…食べたことがあったか。
「どうぞ召し上がれ。」
そう言うのは…これも千恵が見たことのない高価な生地で作られた洋装に身を包んだ婦人。この婦人がこの家の当主である伯爵の妻、紀子だった。
「あ、あの…勿体ないです。」
自分は今日から女中としてここで奉公するのである。こんな豪華な部屋で、優雅に茶菓子を食べている身分ではない。
「いいのよ、遠慮しないで。うちにお手伝いに来てくれる人にはみんな、こうしてお出ししてるの。」
さあ、さあと紀子に勧められ、千恵は恐る恐る菓子を手にし、一口頬張る。
「…おいしい!」
それはお世辞ではなかった。今まで食べたことのない甘さ。思わず一枚全て食べてしまう。
「よかったわ。」
紀子は嬉しそうに頷いた。
―― 何か…考えていた人と全然違うなあ。
千恵はそんな紀子を見ながら、不思議に思った。華族夫人ときくと、高価な服に身を包み、いつも使用人に傅かれ、ツンと澄ましているイメージを持っていた。だが目の前にいる紀子は服装こそ千恵の想像通りだったが、他は全て違っている。そもそも、年に一度、薮入りに戻ってくる近所の人間から、奉公先でこのような扱いを受けたなど、聞いたことがない。

「あ、直樹さん。お帰りなさい。」
紀子が千恵の後ろを見る。千恵も振り返った。
―― うわ…。
これまた千恵が見たこともない美青年が立っている。
―― すごい綺麗…。同じ人間?ていうか、私と同じよう、御飯食べたり厠へ行ったりするの?
思わずそう思ってしまったくらいの容姿端麗ぶりだった。
「お客様?」
千恵の姿を見て、直樹が訊ねる。とんでもない!こんな素敵な人間に客扱いされるような人間ではない。
「いえ!こちらで今日よりご奉公させていただく者でございます!」
慌てて千恵は叫び、頭を下げた。
「ああ…よろしく。」
直樹はそれだけ言うと、居間を出て行ってしまった。

お茶の後、紀子自らに案内され、自分にあてがわれた部屋へと向かう。少しそこで休んだ後、千恵は厨房へと向かった。働くことが好きな千恵は、早く働かないと落ち着かない。

厨房には誰もいないようだった。そう思っていると、竈の前に誰かがしゃがんでいる。見ると自分と同じ女中である。
「あの…。」
千恵は挨拶をしようと声をかけた。その女中は振り向く。
「はい?」
「今日よりこちらでお世話になります、千恵と申します。よろしくお願いします。」
「あらそうなの?よろしくね。」
女中は笑顔で挨拶を返し、再び竈に向かった。
やがて、
「できた!」
と女中が声を上げ、竈にかけていた蒸し器から何かを取り出した。
「よかったらお一つ!」
そう言って千恵に差し出した物…それは蒸かし芋。
「おいしいわよ。」
そして女中は自分でもパクリと芋を頬張り、「うん!今日も上出来!」と喜ぶ。千恵も食べる。
「おいしい!」
これこそ、自分にふさわしい茶菓子だと千恵は思った。きっとこの女中も同じ気持ちなのだろう。二人は目を合わせ笑った。
「さて、熱いうちに持っていかないと。」
女中は味見を終えると、芋を盛り付ける。そこへ料理人らしき男が厨房へ現れた。
「若奥様、今日もおいしそうに出来上がりましたね!」
その瞬間、千恵は自分の耳を疑った。今、何と…若奥様?
「でしょう?料理長さんもどうぞ!」
「いただきます!」
すっかり慣れた様子で料理長は芋を受け取り、頬張った。
「うん、おいしい!」
それを聞き、若奥様と呼ばれた女中は手早く襷を外し、
「じゃあね。」
と言い残し、厨房を出て行った。

「ん?新しい女中かな?」
優しそうな料理人は呆然と立ち尽くす千恵に、言葉をかける。千恵は慌てて挨拶をした。そして、
「あの…今の方は…?」
と、“若奥様”が消えて行った方向を指しながら訊ねた。
「ああ。今の方はこの家のご長男、直樹様の奥様の琴子様だよ。」
料理人は教えてくれる。
それを聞き、卒倒しそうになる千恵。
今自分が見た人間は、お下げに髪を結い、木綿の着物に襷掛け、しかも…厨房で芋を蒸かしていた。どう見ても女中にしか見えない。
「な、なぜ若奥様が自ら芋を!?」
料理長によると、何でも琴子の唯一の得意料理が蒸かし芋。しかもこの蒸かし芋、ことのほか直樹が気に入っており、おやつや夜食に琴子に注文するとのこと。
「か、華族様が蒸かし芋を…。」
しかも直樹というのは、先程見たあの綺麗な顔をした男性…。
―― あの顔で、芋を食べるって!!
女中である自分が外国の菓子を振る舞われ、主人の息子夫妻が蒸かし芋…。
―― どうなってるの?このお家は?
千恵は訳がわからなくなっていた…。

千恵が驚いたのは蒸かし芋だけではなかった。
ある日、千恵はまたもや襷掛けをし、ハタキを手に歩いている琴子と出くわした。
「若奥様!お掃除でしたら私が!」
慌てて千恵は琴子を止めようとする。が、琴子は、
「あ、違うの。このお部屋だけは私がお掃除をするのよ。」
と、手を振る。その部屋とは屋敷の隅の部屋だった。
「…ちょっと見てみる?」
琴子が千恵を手招きした。そして二人は中へ入った。
「うわ…すごい!」
そこには沢山の絵画が、丁寧に並べられていた。沢山ある絵画にも、床にも埃一つ落ちていない。
「もしかして…直樹様の?」
琴子は頷いた。
直樹が画家だとうことは、奉公先が決まった時に教えられている。華族の跡取りが画家というのも珍しいと、千恵は思ったものだった。
「このお部屋と絵を綺麗にするのは、私の役目なの。せっかく直樹さんが心を込めて描いたものなんだもの、綺麗にしておかないと。」
琴子はそう言って、ハタキをかけはじめた。
千恵は心得て、部屋をそっと出る。だがふと思った。
―― どうして…風景の絵ばかり?
あの部屋の絵は全て…風景ばかりだった。

入江家は本当に華族らしくない家だった。伯爵もとても優しい。紀子と琴子は言うまでもない。そして直樹とはあまり口を聞いたことがないが、無理難題を命じ、使用人たちを困らせることはない。二男の裕樹も同様である。
そして働く使用人たちも、口を揃えて「ここはいい奉公先」と千恵に言う。千恵もその通りだと思った。
だが、一つ気になることがあった。

「どうして若奥様は、あのような格好でいらっしゃるのですか?」
休憩時間、皆で休んでいる時に千恵は訊ねた。
もしかして…あんなに優しい紀子が実は嫁いびりをしているとか…考えたくはないけれど。「嫁など粗末な着物で十分!」とか琴子をいじめている…そんなつまらない想像まで浮かんでしまう。

「ああ。そういえば若奥様は初めてこちらにいらっしゃった時もあんな格好だった。」
誰かが口を開いた。
皆の説明によると、琴子は伯爵の親友の一人娘で、親の仕事の関係で女学校時代から入江家に預けられたとのことだった。そして一緒に暮らすうちに直樹との間に恋が芽生え、結婚したという。この時代で華族なのに珍しい恋愛結婚で結ばれた二人。
「何でも、動きやすいからこれでいいんだって仰っていたけどね。」
「じゃあ…嫁いびりとかではないんだ。」
思わず漏らした千恵の言葉に、使用人たちは黙り込んだ。が、すぐに大笑いした。
「あ、あの奥様が嫁いびり…!」
「若奥様を!?」
「あり得ない、絶対あり得ない!」
全員手を振って否定する。

そして話好きな使用人たちは、千恵に説明を始めた。
紀子は琴子を実の娘のように可愛がっていること、その可愛がりようは結婚前からで、実の息子二人とは比べ物にならないほど。そして…。琴子も紀子を実の母以上に慕っていること。

それらの話を聞き、千恵は紀子と琴子の仲の良さは分かった。だが…肝心の直樹と琴子との仲はどうなのだろうと思う。

というのも、今朝…。
出かけようとする直樹を、琴子が慌てて見送りに出ようとしていた。
「ごめんね、また寝坊しちゃって!」
「…もう慣れた。」
「行ってらっしゃい、直樹さん!」
一生懸命手を振る琴子を、直樹は振り返ることもせず家を出て行ったのだった…。

この様子を見ていると、あまりに直樹は琴子に対して冷たいのではないかと思った千恵。恋愛結婚で結ばれた二人とは到底思えない。
その話を千恵が皆にすると、
「若奥様は…直樹様のことを本当にお好きだからねえ…。」
と、また誰かが呟いた。
「そうじゃなければ…三年も外国へ行ったきりの直樹様をお待ちできないし。」
「三年!?」
またもや誰かが説明をしてくれた。何でも直樹は絵の勉強のため、外国へ1年の予定で留学したらしい。だがもう少し勉強がしたくなり更に1年延長。その後…なんと1年間行方不明になっていたという。
「その間、この家の暗かったこと…。」
女中の一人が涙ぐむ。
「若奥様は健気にお待ちしてらしたんだよね…。」
「直樹様から頼まれた絵の管理を一生懸命なさりながらね…。」
「でも色々口さがないことを言う奴らもいるし。」
華族の出ではない琴子が、名門で資産家でもある入江家の嫁となったことはかなり当時、話題になったらしい。そしてそんな琴子を馬鹿にする声も多く、一時は琴子自身が身分違いを相当思い悩んでいたとのこと。それが原因で直樹と大喧嘩をしたこともあるという。
それは直樹が琴子を正式に社交界へお披露目したことで、いったんは落ち着いたらしいが、直樹の生死が不明の間、実家へ戻ろうとしない琴子を図々しい人間だと揶揄する声も多かったらしい。
「旦那様と奥様が若奥様の将来を心配されて、ご実家へ戻られるよう勧めてね…若奥様もお二人の気持ちを汲んで戻られることを決めた次の日…直樹様がお戻りになったんだよ。」
料理長と運転手が涙を零しながら、千恵に話す。
「もう皆嬉しくて、嬉しくて。これで…若奥様がこのままここで暮らせると思うとね。」
他の使用人たちも目頭を押さえていた…。


入江家に奉公して、初めての休みをもらった千恵は茶店で同郷の友人と会っていた。
「んもう、うちの旦那様は…どうしようもない!」
友人は溜息をつき、白玉を食べる。この友人も千恵同様、華族の屋敷に奉公しているのだった。
「すごいのよ、次から次へと女中に手をつけて!その度に奥様が目を吊り上げて、その女中を追い出して!悪いのは全て旦那様なのに。」
自分も手をつけられないよう気をつけないと、と友人は言いながら茶をすする。
「あんたの所は?」
重樹と紀子の口癖は「この家の人間はみな家族だから」というものだった。
その言葉どおり、先日も一生懸命掃除をしている千恵に何か困ったことはないかとか、無理するなと声をかけてくれた。
「うちは…大丈夫。旦那様も奥様も皆様お優しいから。」
「いいわねえ…。」
どう考えても、あの重樹が女中に手をつけるなど考えられない。重樹と紀子は傍から見てうらやましくなるくらいの仲のいい夫婦だった。
「奥様は贅沢しか興味がないし…。」
千恵は、具合が悪い使用人のために医者を呼び、自らお粥を作り世話をしていた紀子の姿を思い出す。他にも使用人への気配りを紀子は数え切れないほどしている。紀子のそういう優しさのおかげで千恵は故郷に戻りたいと思わずに済んでいた。

ひとしきり友人の愚痴を聞いていた千恵は、ふと店内に目をやった。
「え?」
目をゴシゴシと擦る。
「どうしたの?」
怪訝に思った友人が千恵に訊ねた。
「あそこに座っているの…うちの若奥様。」
今日の琴子は外出着に髪をすっきりと上げ、きちんと人妻に見える。
「なんで華族様の若奥様が…こんな所に一人でいるの?」
友人の言うことはもっともだった。…琴子は一人おいしそうにあんみつを頬張っていたのだったから。

今日、琴子は直樹の絵を買いたいという人との打ち合わせのため、外出していたのだった。直樹の帰国後も琴子は絵の管理を任されていたのだった。それは琴子がこの人と思う人間なら、直樹も信用できるという夫婦の信頼の表れでもある。
だが、初対面の人間との会合は何度繰り返しても緊張するもの。なので無事に商談が終わった後、琴子は一人で茶店に入り自分へのご褒美として甘味を味わっていたのだった。

「あんたの所の若奥様…相当変わっているわね?」
心配そうに友人が呟く。確かにそうかもと、千恵も思った。
そして、琴子がこんな感じだと…直樹は他に女性を作るなんて心配はないだろうかとも、千恵は余計なお世話と思いつつ、琴子を心配する。
それは友人も同じらしく、
「あんた…旦那様はいいとしても、若旦那様?その人に手をつけられないよう気をつけなさいよ!」
と、千恵に忠告した。

だが千恵の心配は数日後、杞憂に終わる。

入江家で働き始めて暫く経った頃、千恵は応接間の掃除をさせてもらえるようになった。応接間は来客を通す、入江家の顔のような場所。入ったばかりの女中は慣れるまで掃除どころか、入ることも許されていない。だが働き者の千恵は早く応接間へ入ることを許された。

先輩の女中と一緒に応接間へ入った千恵は、目を見張った。そこは眩いくらいの豪華な調度品で飾られている。だが成金趣味というわけではなく、品のいい物だった。
そして、千恵が驚いたことはそれだけではなかった。
「これは…若奥様?」
応接間の正面に飾られた一枚の絵…それは普段の姿から想像がつかない、美しい夜会服に身を包んだ琴子が描かれていた。

先輩女中が説明をする。
「これは、直樹様が画家として成功されるきっかけになった絵なのよ。勿論、モデルは若奥様。美しい絵でしょう?」
「はい…。」
絵の中の琴子に見つめられているようで、千恵は身動きが取れずにいる。

女中が水を汲み替えに応接間を出て行った。千恵は掃除をする手を休め、また絵の前に立つ。
「本当にきれい…。」
うっとりして呟く千恵の背後から、
「それはありがとう。」
という声がした。千恵が振り向くと、いつの間にいたのか、直樹が立っている。
「あ…申し訳ございません!私のような者が…!」
慌てて頭を下げる千恵に、直樹は、
「いや。褒められるのは嬉しいよ。」
と制止する。

「あの…。」
ペンを忘れたので探しに来たという直樹に、千恵は思い切って声をかけた。
「先日、若奥様に直樹様の描かれた絵を見せていただきました。」
「あの部屋に入ったのか。」
千恵は頷く。だが直樹は別に気を悪くする素振りもなかった。
「直樹様は風景しか描かれないのだと思ってましたが、このような絵も描かれるのですね。」
千恵の話に、直樹は軽く笑う。
「まあ…俺が描く人物画は琴子だけだけど。」
「若奥様だけ…。」
直樹は絵の前に千恵と並んで立つ。
「俺に画家になれと、励ましてくれたのは琴子なんだ。だから…俺は琴子以外の人物画は描かないと心に決めている。」
そう話す直樹の顔は、いつも見せる顔と違い優しい。
「そんな…大事なお話を私が伺ってもよろしいので?」
千恵は聞いてはまずいのではと心配になった。こういう話は当事者二人だけの心にしまっておきたいものではないだろうか?
「別に構わないけど?」
「でも…。」
気を遣う千恵に、直樹は驚くことを言ってのける。
「だって俺、沢山の人間にそう言ってるし。」
「ええ!?」
それは…俗に言う惚気というものではと千恵は思った。ましてやこの直樹の口から惚気が出るとは…。

「仕方ないだろ。自分の肖像画を描いてほしいとか言われて、断るにはちゃんと正直に理由を言わないといけないし。」
「そりゃまあそうですが…。」
「それに、自分の妻を愛してるって言うことのどこが悪い?」
愛してると率直に口にする直樹を見ていると、逆にこちらが恥ずかしくなる千恵。
「…さようでございますね。」
それだけ答えるのが精一杯だった。

「この絵は名前があるのですか?」
話題を変えようと、千恵は直樹へ訊ねる。
「…“恋文”。」
「こい…ぶみ?」
「本当は“円舞曲”っていう題なんだけど、俺はそう呼んでいる。」
直樹は絵を見たまま、言った。

「これは、俺から琴子への恋文だから。」

千恵は自分の今迄の思い違いを恥じた。
今までは琴子が一生懸命直樹に尽くしていると思っていた。その割に琴子へ冷たい態度の直樹。それが三年黙って待ち続けた妻への態度かと正直、憤慨したこともあった。
だが…この絵を見て千恵は全てを理解した。琴子が直樹を想っている以上、直樹が誰よりも深く琴子を愛していることを…。

「直樹さん、お掃除の邪魔しちゃだめじゃない。」
そこへひょっこりと、琴子が顔を見せる。絵の中と違い、おさげ髪に木綿の着物のいつもの琴子。
「ね、ちょっと、ちょっと!」
琴子は直樹を手招きした。直樹は「何だ…」と面倒臭そうに琴子へ近寄る。でもそれもきっと照れの裏返しに違いないと千恵は今では思う。
「見て!直樹さんの寝巻、また縫ってみたの!」
そう言って琴子は直樹の前に新しい寝巻を広げて見せた。
「寸法どうかなあ?」
直樹の体に寝巻を合わせようとする琴子に、
「…お前、寝巻以外もたまには縫えよ!」
と、直樹は怒鳴る。
「だって…じゃあ、着物を縫ったら一緒に来てお出かけしてくれる?」
「やなこった。」
「だから寝巻しか縫えないんじゃない…着てもらえないものを縫っても悲しいもの。」
「俺、もう一生困らないだけの寝巻がある気がする…。」
そんなことを騒ぎながら、二人は応接間を出て行った。

再び一人残された千恵は、友人の言葉を思い出し、声を立てて笑った。
「手をつけられないようにって…直樹様が他の女に手を出すなんて、天と地がひっくり返ってもあり得ない!」
そして千恵は再び絵に目をやる。
「恋文かあ…。」
それは溜息が出る程、素晴らしい“恋文”。
「こんな“恋文”を奥様に贈られる上、女中に惚気るんだから!直樹様の目には若奥様以外はきっとジャガイモかカボチャにしか見えてないんだわ!」

木綿の着物を着て襷掛けをした琴子と、この絵中の夜会服に身を包んだ琴子…きっとどちらも直樹にとっては愛おしい存在に違いないと千恵は思い、再び雑巾がけを始めた。








☆あとがき
…いよいよこの言葉を使う時がやってきました(笑)

誰コレ珍百景!!!
(A様、使用許可をありがとうございます(笑))

本当、その一言に尽きますね…誰よ、この直樹さん…。


※おわび
コメントにて複数、「あれ?あの絵のタイトルは円舞曲じゃありませんか?」というご意見を賜りました…
そちらが正解でございます。
すみません…書いた本人がド忘れしてました(汗)
覚えていて下さった皆様、ありがとうございます!
訂正いたしました(無理矢理)。
そんなゆるーい、いい加減なブログですが、今後もよろしくお願い申し上げます。

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誰コレ珍百景!!いい響き♪
千恵様からみた入江家の人々ですね♪
もう!誰から見ても心温まる家族だわ
円舞曲のその後が読めてうれしいです♪
琴子オンリーLOVEの直樹様がとても好き♪
このご夫婦もしっかりと信頼関係を築き
その様子が見れてとてもうれしいです。
けどけど、こんな絆のしっかりした夫婦でも
直樹さんは相変わらず嫉妬しちゃうんだろうなぁ~
がんばれ!!裕樹←と、勝手に妄想

誰コレシリーズ楽しみにします♪

温かな入江家

第三者目線の「円舞曲」もいいですね。
こんな温かな家庭で働ける千恵さんも幸せですよね。
私も入江家で働きたいわ!
つっけんどんに見えるけど、本当はこの上ない愛妻家の入江君、二人は誰が見てもお似合いの夫婦なんですよね。
温かいお話、ありがとうございます。

恋文

「円舞曲」も素敵だけど、「恋文」いいなぁ(うっとり)ラブレターと書くより、ラヴレターと書いたほうがなぜか好き・・・・そんな感じです。水玉さんの書かれる直樹は、堂々と惚気るところがいいですね。原作じゃ吉田トメさんに「なかなかいい子選んだじゃない?」と言われて「でしょ」って惚気たくらいですもんね。読んでて千恵になりたくなっちゃいました。

いい家族ですね。

水玉さま、こんばんわ。毎日更新楽しみにしています。「恋文」とっても素敵なお話でした。華族でも全然きどっていない入江家の人達は、とっても魅力的ですね。女中たちもみんな家族のように接してくれるのは、とってもすごいと思いました。今の時代こういう思いやりが減っていっているので、見習うべきですよね。直樹さんは、他人の目には冷たく見えることもあるけど、琴子への愛はとっても深いですよね。うらやましいです。女中「千恵」の目から見た入江家も、とってもおもしろかったです。水玉さま、ほんとに文章お上手ですね。とっても幸せな気持ちになりました。

こんばんはv

読んだ直後の感想は、素敵・・・でした!

第三者視点での物語ってなんだか
読んでいてわくわくしますね。
私たち読者?にはわかっていても
初めて直樹と琴子をみる人や入江家にやってくる人は
その光景が不思議でならないんですよね~

水玉さんの描かれる物語は本当に心がほんわかします^^*)

夫婦愛ですね

こんばんは。
円舞曲の続編。ありがとうございます!!

このお話を読んで、入江家で使用人として働いている人々は、本当に幸せですね。
雇っている入江家の人々は、使用人を見下さず家族のように接していて、この家で働いている人々は、本当に幸せですね。
そんな主人たちに雇われている人々も家族のように接してもらってなんていい職場何でしょうね。
私も働きたいです。


ものは相談ですが、私も入江家で働いてみたいので水玉さまからの紹介状を書いて頂けると嬉しいのですが・・・(笑)

再読決定!

円舞曲もまたまた読み返したくなってきました。
ということは、、万華鏡も。
素敵な両親に育てられたからこそ、いくらつめたそうにしてても根底には愛があふれているんだろうな直樹は。。
うらやましい…そんな家庭のもとで働ける千恵さんにすら焼けてきます。
あったか家族にかこまれたーいっ。。最近心がすさんでる私、、そう叫ばずにはいられなくなりました。

何気ない日常

幸せな毎日が伝わりますね!

私もこんな良い家族(華族)だったら、奉公したいな?

それにしても水玉さんは、エスパー?

君がためを読み終わったら続編が載って、万華鏡を昨日読み返してたら続編が載って、うれしい連続です。

ありがとうございます。

第三者シリーズ!

う~ん、直樹の愛情がダダ漏れ状態で、非常~に楽しい!!

やっぱり、水玉さんが書く直樹は優しさにあふれてますね。
てゆーか、家族全員いい人たちなんですよね、入江家は。

朝から癒していだだき、ありがとうございます!

間抜けな私…

コメントありがとうございます!

ゆみのすけさん
いいですよね、「誰コレ珍百景」!!(笑)A様のところで見た瞬間、「これ、使わせて~!」と、三顧の礼でお願いしたんですよ♪
実は、裕樹被害編も含めてたんです。でも「これは別にいいか~」とサクッとカットした経緯が^^;
でもそれはそれで書こうかと密かに思ってます♪エヘッ

るんるんさん
奉公するのに、本当いいお家ですよね、入江家。
原作はあんなに大きな家なのに家政婦さんがいないところが、また何とも…(紀子ママ一人で家政婦5人分の働きをするから?)
色々経験を積み、愛妻家になった入江くん、素敵かも…。

さくやさん
焦りましたよ~というか、絵にタイトル、私つけてたんですね←おい!
覚えていて下さった皆様、すごいです!!
あの原作の「でしょ?」も…すごく好きなんだけど。それまでがあまりにひどい扱いなせいか…。
そういえば、何気に啓太にものろけてたか…?

ちーりんさん
紀子ママはそういうことをしていたんじゃないかなあと。
だって、他人の琴子にあんなに親身になっていたくらいだし。クリスと金ちゃんの駆け落ちにもすごく協力的だったし。みんなに優しくできる人ですよね。そんな紀子ママが惚れた入江パパもきっと優しく使用人にも接するはず…そう思って書いてみました♪

藤夏さん
書いている方も、楽しかったです!第三者目線で書くと本当、色々発見できました!で、これで調子に乗ると…大失敗するんだ、あたし(笑)
色々大変な時代ですし、フィクションの世界くらい…ほんわかしたいなあと(自分がですが(笑))だからいつもこういうタッチの話になるのかもしれません。でも読んで下さる方も私と同じ気持ちになって下さるなんて、とても嬉しいです。ありがとうございます。

りきまるさん
↑でも書いたけど、入江家の面々は絶対人を見下さないと思って。
優しい人ばかりなんですよね~。
それに紀子ママが「雑巾をおかけ!」なんて命令している姿、想像できない…(笑)
あ、紹介状、いつでも書きますよ!ただし条件が…
絶対に直樹さんに手を出そうとしないこと、そして出されることを期待しないこと!これさえ守れれば、りきまるさんも入江家で働けます(笑)

なおき&まーママさん
その優しさはやっぱりあの両親の子だからかな…て感じのところ、ありますよね。だからこそ、琴子はどれだけ冷たくされてもあきらめなかったんでしょうね。またこの優しさがそんじょそこらの男には真似できない…(笑)
私のすさんだ心を癒してくれるコメントを書いて下さるなおき&マーママさんじゃないですか!何をおっしゃる!!

kobutaさん
あ、ばれました~?そうなんです、私エスパーだったんです(笑)なあんて。
万華鏡も読み返して下さったんですか?嬉しいです~。
その二つは好きだとおっしゃって下さる方が多いんです♪そういうお声を聞くと、「あ~思い切って挑戦してよかったなあ」と本当に思います。
だって万華鏡…最初は「時代物は難しいから、グダグダになって中途半端になるかも…」と自信がない中、始めたので。
ありがとうございます。

くみくみママさん
…こういうお言葉を頂戴しておいて、某所であんなの書くんだ、私(笑)
ま、そういった所でバランス取らないと、ね♪←変な奴
というか、入江家だけでなく、イタキスって悪い人出てこないじゃないですか!そこがまた人気の秘密なんですけどね、きっと!

拍手コメントありがとうございます。

佑さん
そう、そういうことで!!←こじつけもいいところ(笑)
入江くんが他人に琴子ちゃんをほめる姿、いいですよね。
琴子ちゃんには絶対見せないんだろうけど…♪
散々本編で書いたような内容でも、第三者目線で書くとちょっと新鮮に見えるというトリックに気がついた私です(笑)

がっちゃんさん
いいえ!!
勘違いどころか度忘れしてたのはこの私です!!
ありがとうございます!!焦った~!!
誰コレ珍百景、本当考えたAさんのセンスに脱帽です!!

ku-koさん
風邪、大丈夫ですか?
実は私も…どうも鼻の調子が…お互い本当に気をつけましょうね!無理をしないように!!
素直に文章にする様子のない直樹、絵になら真実を託すんじゃないかなあと♪ああ、この絵が見たい…。

ぴくもんさん
ありがとうございます!!先程確認しました!
ゆーっくり読ませていただいてから、改めてお返事しますね!!
後付けに見えないですか?そのお言葉に調子に乗って、タイトルから訂正を消した私です(笑)

まあちさん
第三者目線、楽しんで頂けて何よりです♪ありがとうございます。
他人に堂々と惚気る直樹さん、OKですか?よかったーー!
散々本編では苦しめちゃったので…その分、ラブ度をMAXまで上げてみました!!

いたさん
安眠妨害になりませんか(笑)そうならないのなら、どうぞ、どうぞ(笑)
どこからでも読めるのが、ネットのいいところですよね♪
私も仕事中にポチポチ打っております(笑)
プロフィール

水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
そっと見守っていただけたら嬉しいです。

※当ブログに掲載されている文章及びイラストの無断転載・使用はご遠慮下さい。

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このブログについてのお願い
当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

二次創作が苦手という方及び原作のイメージと合わないと思われる方はどうぞお引き取り下さいますようお願いいたします。

コメント及びメールなどでの苦情及び批判は公開、非公開を問わず、私へ告げることはご遠慮いただけますよう、お願い申し上げます。

このブログ及び掲載されている話が嫌いだと思われたら、黙ってあなた様の中から、このサイトの存在を消去していただけますよう、お願い申し上げます。

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