日々草子 別冊ペンペン草 6 ※挿絵に飛べます
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水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
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当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

二次創作が苦手という方及び原作のイメージと合わないと思われる方はどうぞお引き取り下さいますようお願いいたします。

コメント及びメールなどでの苦情及び批判は公開、非公開を問わず、私へ告げることはご遠慮いただけますよう、お願い申し上げます。

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最新記事

別冊ペンペン草の看板漫画家、入江直樹と編集部員、相原琴子が結婚した。
看板作家でありながら覆面作家であり続ける直樹の素顔を知っているのは琴子の他は編集長のみ。なので、
「よくあんな親父と結婚したわよねえ。印税目的?」
などと、琴子の同僚の松本裕子はからかった。編集長は、
「相原…いや入江くんか。よくやった!これで入江先生は永遠に別ぺから移籍しないだろう!」
と琴子の手を取り、大喜びした。

琴子は直樹のマンションへと転がりこみ、一緒に暮らし始めた。

ある日、電話が鳴り、直樹は受話器を取った。
「あ、入江くん?」
琴子の声だ。ちなみに、結婚する際、直樹が自分と同じ年だと知った途端、
「何だ!じゃあ…入江くんって呼んでいいよね?」
と、敬語なしになり、直樹を閉口させた。なぜ、くんづけ?直樹さんとか呼べないのかと思ったが、言っても無駄なので本人に好きにさせておいている。

「あのね。今、西垣先生と一緒なんだけど…。」
西垣とは、直樹同様、別ぺの人気作家、西垣マドレーヌ(男性)のこと。
「今夜、帰れないの!」
「はあ?」
夫以外の男と一緒で、帰れないとは穏やかではない。しかも一応、新婚だ。
「どういうこと?」
「あのね、西垣先生、ホテルにカンヅメなの!」
琴子の説明によると、西垣のアシスタントが全員、風邪を引いてしまい大幅に作業が遅れているとのこと。締め切りに間に合いそうもないので、編集長の命令でホテルにカンヅメになったらしい。
「お前は俺の担当であり、マドレーヌの担当じゃないだろう?」
人気作家、直樹をつなぎとめるため、異例だが琴子は結婚後も直樹の担当を続けている。
「うん。あのね、担当は松本さんなんだけど…松本さんも風邪でダウンしちゃって、代わりが私なの。」
余程、別ぺの編集部は人がいなかったのだろうと、直樹は思った。あの女好きの西垣と二人きりというのがどうも気になるが…。

「それで…。」
そこまで話した時、
「あ、もしもし!入江先生?」
と男性の声になった。言うまでもない、西垣マドレーヌ本人である。
「ごめんね、新婚なのにお邪魔しちゃって。」
「仕事ですからね。」
不機嫌さを隠して返事をする直樹。
「あのね、先月号の僕の漫画、読んでくれた?」
直樹は近くにあった別ぺを手に取り、西垣の作品『愛はオホーツクの彼方に』を開く。パラパラと目を通した程度だ。
「それで分かると思うんだけど…今月号はとうとう、主人公が…愛している男と一夜を共にするんだよね。」
楽しそうに話す西垣。
「ああ、そうですか。」
あまり興味がないので聞き流す直樹。

「それで…そういうシーンって結構神経遣うし、難しいじゃない?」
「そうでしたっけ?」
直樹の作品『それいけ!ナオキン!』は、そういうシーンが出てこないのでピンと来ない。
「そうだよ。だからちょうどいいからさ。」
「?」
「…琴子ちゃんにモデルをお願いしようかと思って!」
一瞬、直樹の思考が止まる。この変態漫画家、今、何て言った?
「ここホテルだから、ベッドもあるし…。」
「…モデルなんてあなたなら、電話一本で来てくれる女が沢山いるでしょう!」
「編集者は、漫画家には逆らえないよねえ…。」
その瞬間、直樹は電話を叩き切り、玄関へと向かった…!


ホテルの部屋のベルが鳴る。
「あれ?どうしたの!?」
西垣は目の前に立っていた直樹を見て、わざとらしく声を上げた。直樹はそれには答えず、部屋の中へと入る。
ベッドの中央がこんもりと盛り上がっている。
「まさか…。」
先程電話で西垣が言った、『編集者は漫画家に逆らえない』という言葉が脳裏によみがえった。恐る恐る、盛り上がっている部分にかかっている布団をめくった。
「何だ…。」
そこには枕を二つ、縦に並べて置かれていた。直樹は思わず安堵の溜息を洩らす。ふと見ると、西垣が笑いを堪えている。
「いや…!まさか、入江先生が…!凄いなあ。余程惚れてるんだね、奥さんに!」
直樹は西垣を殴りたい衝動に駆られた。

「先生、いちごソーダなんて売ってなかったので代わりにメロンソーダでいいですか?」
そこへ琴子が入ってくる。
「え?入江くん?どうしたの?」
立っている直樹の姿を見つけ、目を丸くする琴子。
「手伝いに来てくれたんだよ。君のご主人、優しいね。」
満面の笑顔で西垣は琴子に言った。
「手伝うわけ…。」
直樹が言いかけた時、
「本当?嬉しい!これで百人力…ううん、千人力!」
と琴子が直樹に抱きつく。
「本当に優しいよね…入江先生は。」
西垣の目的が分かり、直樹は睨みつける。帰りたくてたまらないが、こんな場所に琴子を置いて行ったら、今度こそ、何をされるか分からない。

「じゃ、これお願い。」
西垣は原稿を直樹に渡す。横では琴子がせっせと消しゴムをかけている。
「ったく、何で俺が…。」
文句を言いながら、直樹は原稿に向かう。
「あのさ、空いているページあるじゃない?」
見ると西垣の言うとおり、空いているページがある。
「そこ、例のシーンなんだよね。」
ニヤニヤ笑いながら言う西垣。
「入江先生に任せるからさ!」
「任せるって…。」
西垣は直樹の言葉を無視するかのように、背中を向けた。直樹は溜息をついた。


「何なの!これ!」
数週間後。出来上がったばかりの別ぺ最新号を手に、琴子が叫んだ。
「入江くんでしょう?ここ、描いたの!」
琴子が顔を真っ赤にして見せたページ、それは『愛はオホーツクの彼方に』の1ページだった。

別ぺを見て叫ぶ琴子ちゃん

「どういうつもり!?」
そしてそのページは…ヒロインが好きな男性と一夜を共にするシーン。
「どういうつもりって?」
平然と聞き返す直樹。
「これ…これは…その…。」
口ごもる琴子に直樹は、
「俺とお前の夜そのまんまって言いたいんだろ?」
と言ってのけた。まさしくその通りで、琴子はますます顔を赤くする。直樹の癖とか琴子の様子など、そのままだった。
「恥ずかしいじゃない!」
「だって、マドレーヌが好きに描いていいって言うからさ。」
「だからって…。」
「大丈夫だよ。分かるのなんて俺とお前しかいないんだし。」
他の人間に分かられては堪らない。

「そんなことよりさ…。」
雑誌を見て、恥ずかしさで震えている琴子を直樹はひょいと抱き上げた。
「何!?」
「…編集者は漫画家に逆らえないんだってな。」
意地悪に言いながら、直樹はそのまま、寝室へと歩いて行く。
「え?あの…ちょっと。入江くん?まだお昼だよ?」
足をバタバタさせながら、もがく琴子。
「今後、俺がリアリティのある漫画が描けるために協力してくれるよな?」
「リアリティって…。ナオキンとカエルしか出てこない漫画にこういうシーンは必要ないよね?」
「さあな。俺だって新しい話を描く日もあるだろうし。」
「そんな…。」
気がついた時はもう、琴子はベッドの上に降ろされている。
「漫画家っていいよな。こんな時間にこんなことできるんだから。」
そう言いながら、直樹は笑う。
「…じゃ、カンヅメになるからよろしく。編集者さん。」
「…いつも締め切りには余裕のくせに。」
睨む琴子の口を、直樹が塞いだ。

そして…漫画家入江直樹は編集者入江琴子と、暫くの間、寝室にカンヅメになった。





☆あとがき
先日、「別ペの続きは書かないのですか?」とコメントをいただきました^^
もうどなたも覚えておいでではないかと思っていたので、とても嬉しくて!!
前に書いた話を覚えていて下さるって、本当にありがたく、とても嬉しいです。
ありがとうございます!!!

というわけで、嬉しさのあまり、調子に乗って書いてしまいました…。

たとえ無理があっても、やっぱりラブラブな二人にしちゃいます。
「なぜ突然、こんなシーンに?」とか思われるかもしれませんが…。

ちなみに、今なぜか、ガッキーvs直樹の構図にハマってます(笑)

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コメント

ふぉえー

あー結婚してる?ラブラブ?入江くんだー!うれし!
マドレーヌ、サイコーいい味だしてますねー。

直樹と琴子、結婚したんですね!
同い年と知って、しかも結婚したにも関わらず、直樹さんとか直樹君と呼ばずに、入江君って呼ぶ所がやっぱり琴子ですね~

西垣の一言を聞いて、余裕をなくし、すぐに駆け付ける直樹が面白いです!
しかも、西垣の手伝いまでさせられ…(笑)
でも、転んでもただでは起きない所が、さすが直樹ですね!
問題のシーンを任せられ、自分達の様子を参考に忠実に描くとは!
琴子ももう赤面絶句するしかないですね!!
しかも、寝室にカンヅメとは!(笑)
お二人さん、お幸せに~♪(紀子ママ調)

祝結婚 ♪♪♪

とうとう二人、結婚したのですね。

ダウンした松本裕子のピンチヒッターで、西垣とホテルでカンヅメになった琴子を心配して駆けつけるなんて、なんだかんだ言っても、入江君は琴子loveなんですね。
今日のMVPは、マドレーヌの代わりに描いた例のシーンを
自分達そのままに描き、慌てふためく琴子とカンヅメになり、実演したところですね。
とっても面白かったです。
ありがとうございます。

ウフフフフフ♪
VSガッキーもう大好き!!
どの話もイリコトはイリコトで
ガッキーはガッキーになっている
水玉さんは凄いわ

あ~私、別ペ購入したいわ♪

わ~い♪

きゃあ~結婚されたんですねぇ♪
いいぞぉ
ニシガッキーとの掛け合いも最高です。
わたしも別ぺ読んでみたいです

ありがとうございます!

久しぶりの別ぺに、コメントありがとうございます!

kobutaさん
そうなんです、結婚させちゃいました!!
いや、これで思う存分ラブラブが書けると思うと!!
マドレーヌ、ひそかに気に入ってます(笑)

眞悠さん
西垣にからかわれる直樹は、私の好物ですので(笑)
このパターンで、今後は行こうかと…その方がネタが浮かぶんです^^
寝室にカンヅメ…ちょっと色々想像できるかなあって♪
久しぶりのラブラブな二人は、とても楽しかったです。

るんるんさん
実演!!そっか、寝室で実演ってことになるんですね!
そこまでは考えていなかった!!
あ、なんか相当色っぽい話を書いてしまったのかしら?
でもとても楽しいです。
琴子LOVEな入江くんは最高です!

ゆみのすけさん
もうすっかりvsガッキーにはまったわ♪
ガッキー、あなたは私の救世主です!!(笑)
それにしても、入江くんにひどい目にあわされても、懲りない男…何か琴子ちゃんと共通するものを感じるのは…私だけ?

ゆんさん
別ぺ、今一生懸命、依頼中です!
もしかしたら…『愛はオホーツクの彼方に』が少し、読めるかもしれません…。
ナオキンは、私でも想像ができないので(笑)
コメント、ありがとうございました!

\(~ロ\)(/ロ~)/りゃ

またまた、直樹の、嫉妬代マシンかと、思ったよ、新婚なのに、西垣先生と、お泊りでホテルなんて穏やかじゃないですもんね、ただでさえ、嫉妬、独占欲の持ち主でスモンね、琴子ちゃん、気をつけないと、軽はずみなことは避けて下し。

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