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2009年07月18日(土)

『鷺と雪』(北村薫)

直木賞受賞されましたね。
実は図書館から借りている最中に、直木賞の候補作に上がったことを知りました。
その途端、私の後に待っている方18人…!
直木賞候補の威力はすごいです!

【More・・・】


時代は昭和初期。
名家のお嬢様とその送迎をする当時としては珍しい女性運転手のお話なんですが。
上流階級で起こる不思議な事件を主に運転手さんが解決するんですね。
解決するといっても、お嬢様にアドバイスをして、お嬢様が相手に説明をする形です。

この『鷺と雪』は海外にいるはずの婚約者の姿がカメラになぜか写ったという話。
トリックはたわいもないものなのですが、なぜそんなことをその人がしたのか…その動機が今一つ分かりませんでした。
要するにお金持ちの気まぐれで起こした出来事を先に描くことで、“あの事件”が起きた背景を強調したかったのかな…?

本の紹介はこの事件(と呼ぶほどでもない気がしますが)について書かれている物が多いですが、どちらかというと後半、お嬢様が体験する出来事に重心が置かれている気がします。

お嬢様はとある軍人と知り合いで(というよりおそらくほのかな恋心を抱いている)、その軍人は大勢の人々がいかに貧しい暮らしを強いられているか、それを変えたいという話をします。
それを聞き、お嬢様も自分がいかに恵まれているかを知るわけなのですが…だからと言って何をするわけでもない。まあ何もできませんけどね。

「ああそういう生活をしている人がいるんだ。だけどどうすることもできないわ」
みたいに妙にクールなんですよね。
それは女性運転手も同じで。自分は無力だみたいなことを、これまた別の軍人さんに話しています。

少女マンガなんかだとここで一念発起しそうですが、この辺りの描かれ方は多分この時代のお嬢様はみんなこんな考えなんだろうなあと妙にリアルな気がしました。

お嬢様が偶然、間違ってかけた一本の電話。
それはおそらく彼女が生涯忘れることのできない会話になります。
そしてその後…日本は暗黒の時代へと歩み始めることになります。
彼女はその電話を忘れることはないだろうけれど、でもやはりその後も淡々と生きて行くんだろうなあという気がしました。

この小説、シリーズで3冊出ているのですがこんな感じで淡々と進んでいくんですね。
キャラクター的にはお嬢様のお兄様が好感持てました(笑)

それにしてもこの作家さんはこんな主人公が多い気がするなあ^^;
落語家さんの話も読んだのですが、やはり主人公が…活動的ではなかった(笑)
私は覆面作家のシリーズが結構面白くて好きでした。主人公が可愛くて♪

相変わらず下手な感想ですみません。
もう少し記録にするなら、まともな感想をかけるようにならないと…ううっ!

もし読んで下さった方がいらしたら、こんな下手な文章を読んで下さり、心より御礼申し上げます。
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