日々草子 別冊ペンペン草 5
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水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
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当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

二次創作が苦手という方及び原作のイメージと合わないと思われる方はどうぞお引き取り下さいますようお願いいたします。

コメント及びメールなどでの苦情及び批判は公開、非公開を問わず、私へ告げることはご遠慮いただけますよう、お願い申し上げます。

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最新記事

「最近のドラマは、マンガが原作というのが多いですね。」
琴子が見ているのは、レモンを持ったタレントが表紙のテレビ雑誌。
そして琴子が手にしているのは柿ピーである。

「ナオキンをドラマ化するとしたら…ナオキン役はF山M治ですよね、やっぱり。」
そう言いながら琴子は、ピーナッツを袋に残し、柿の種だけを手に取り食べる。
器用な食べ方をしているなと直樹は呆れつつ見ていた。
ピーナッツが嫌いなのかと思ってみていると、どうやらそうではなく、柿の種を全て食べると、ピーナッツを袋からザーッと開け、これまたポリポリと頬張っている。どうやらこの食べ方が琴子流の柿ピーの食べ方らしい。

「どう思います?先生。ナオキン役はF山さんですよね?」
「…俺のイメージはI倉三郎。」
今日は甘いものではないため、直樹も一緒になって柿ピーを食べている。
「…はい?」
二袋目にとりかかった琴子の手が思わず止まった。
「今、なんて言いました?」
「だから、ナオキンはI倉三郎だって言ったんだよ。」
直樹は琴子と違い、区別することなく柿ピーを口に運ぶ。

「…I倉三郎じゃ、視聴率は無理ですよ!」
琴子は叫んだ。
「…お前、今全国のI倉三郎ファンを敵に回したぞ。」
「いるんですか?!敵に回すほど!もしそうならここに連れてきてほしいわ!」
「原作者がそのイメージだって言ってるんだから、そうなんだよ!」
「絶対F山M治だって!」
「F山はギャラが高いだろうが!」
「I倉三郎は安いからですか?」
「じゃ、お前はF山に食いしん坊のカエルと共演させてもいいのかよ?」
「それ!思い出した!」
琴子はこれまた大声で叫ぶ。

「大体、このカエル、一体何ですか?」
琴子はテーブルの上にあった別冊ペンペン草の最新号を手に取り、『それいけ!ナオキン』のページを開いた。
「なんでカエルの名前が“コトッペ”なんですか!?」
今月号から登場したナオキンの新キャラ。
それは大層食い意地の張った、まるで誰かをモデルにしたかのようなカエルである。名前は“コトッペ”。
「これって、あたしの名前から取りましたよね?」
琴子は直樹を睨む。
「作家が気持ちよく描けるようにするのが担当の役目だろうが。」
直樹はそれがどうしたといった感じで言い返した。
「だからって…せめてモデルにするなら人間にしてほしかったのに。」
「I倉三郎が相手でも?」
「だからそんなこと言うのは、先生だけだって!」
再び言い争いが始まる。
「とにかく!ドラマ化するならI倉三郎。百歩譲ってO倉H寛。」
「それ百歩譲るどころか、百歩跳んでます!」
琴子は溜息をつくと、二袋目から今度はピーナッツだけを取り出して食べ始めた。

「そうそう。先生、今年の夏の“ペンペン草スクール”の講師は…やっぱり出てくれませんか?」
琴子は三袋目の柿ピーを開けながら、直樹に訊ねた。

ペンペン草スクールとは、毎年夏に行われる漫画家志望者のための移動漫画教室である。別ぺで活躍する漫画家が講師となり直接指導するためとあって、例年志望者は多い。
ちなみにスクールのコンセプトは“踏まれても踏まれてもくじけない、ペンペン草魂”である…。

「出ない。」
即答する直樹。
「…毎年、西垣マドレーヌ先生は大人気ですよ?」
「あっそ。」
そう言いつつ、琴子の気持ちも複雑である。
直樹にペンペン草スクールに出てもらい、受講者にあっと言わせたいと思う気持ち半分、直樹の素顔がばれてよこしまな思いを受講生に抱かれたら困るという気持ち半分である。
「そういえば…先生って何でアシスタントさんいないんですか?」
前から思っていた疑問を琴子はぶつけた。
「西垣先生は毎年、スクールでアシスタントさんを発掘してきてますけど。」
「噂の“西垣ハーレム”か。」
直樹は呆れた顔をした。
「あの人、美人ばっかり侍らせてるんだろ?」
「そうですね。美人で実力もある人が多いみたいです。」
琴子は5袋目からピーナッツだけを食べ始めていた。そんな琴子を見ていてちょっと直樹はからかいたくなった。
「そうだな。今年は俺も出るかな、ペンペン草スクール。」
「本当ですか?」
琴子は食べる手を休め、顔を輝かせる。
「まさか、交換条件でナオキンのドラマ化はI倉三郎とか…。」
「言わねえよ。」
その言葉を聞き、ホッとする琴子。

「美人多いんだろ?」
意地悪な笑みを浮かべながら直樹は琴子に訊ねた。
「ええ、まあ…。」
「じゃ、いいアシスタントが見つかるかもしれないしな。」
「…?」
何だか嫌な予感が琴子はしてくる。
「いいなあ。美人アシスタントと寝起きを共にする生活。料理も上手で仕事も速くて…。どっかのカエルみたいに人ん家に来て、お菓子ばっかり食べているような人間は飽きたし。」
琴子の顔色が変わっていく様子を横目に、直樹は続ける。
「疲れたら添い寝もしてくれるんだろうなあ。何と言っても目の保養になるしなあ。うん、アシスタント悪くないな。俺が手取り足取り教えて、プロに育ててやればいいし…。」
たまらず琴子は手帳をバッグから取り出した。

「あ!先生!スクールの日は…『増刊ザ・ペンペン草』の読み切り100ページに集中していただかないと!」
「ちょっと待て。それ初耳だぞ?」
今度は直樹が驚く番である。
「前に編集長に言われていたんですけど、先生忙しいからなあとこっちで止めていたのですが…これ、やっぱりやってみましょう!うん!」
「やってみましょう…ってそれは俺が決めることだろうが!」
「ここは男ならやらないと!」
琴子は叫んだ。

結局、直樹は増刊の100ページを引き受けることになった。勿論、スクール講師の件は流れる。が、交換条件として琴子はカエルのモデルを50ポーズ務めることになってしまった。

「何でこうなるんだろ?何か先生の口から女の人のことが出た途端、モヤモヤしてきたんだよね…。」
今日受け取った別ぺの付録『ナオキン・キラキラハンカチ』のデザイン画を大切そうに抱え、琴子は首を傾げながら散米社へと戻ったのであった…。

「何であいつの前で突然、他の女の話をしたくなったんだろう?」
同時に直樹も首を傾げていた。
「別にアシスタントを雇う気なんてないのに。何かあいつを見てるとからかいたくなるんだよな…。」
直樹はそう言って別ぺ今月号を開く。
「相変わらず、お目目キラキラだな…。」
そう言って『愛はオホーツク海の彼方に』をパラパラとめくった。



☆あとがき
全国のI倉三郎ファンの皆様、ごめんなさいm(__)m

…なんかオチが今一つだったので没ネタにしてたのですが。
これもいい夏の思い出(←そうか?)ということで、スルーしていただけたらと思います。
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コメント

ナオキン新キャラに琴子モデルのカエル『コトッペ』が登場とか超面白いです!!!
しかし全くアシスタント無しとは直樹凄い!!
琴子をからかうのは、どの世界でも、直樹にとって、もはや性(さが)というか癖みたいなもんですね(笑)

今度は柿ピーですか。亀●の小袋入りのがいいですね(いわゆる食べきりサイズ)
I倉三郎渋いですよ、直樹先生!
カエルと共演ならF山さんよりI倉さんの方が
ぴったりです・・・・・でも何故I倉三郎?!
作家直樹と編集者琴子、あいだが少し近づいたかも・・・ですよね。

切ないお話の後に読むコメディーはサイコーです!!直樹と琴子がお互いを意識しはじめましたね!面白い~!!続きが楽しみです☆

水玉さんが好きなF山さんが出てきた!ぷぷぷ。。
なんだかお互いの気持が動き始めましたね~。これからの展開が楽しみです!
柿ピー・・私は柿の種とピーナッツが同時になくなるように調整しつつ食べます(←細かい女)

コメントありがとうございます^^

眞悠さん
アシスタントなしって…多分あり得ないのでしょうね!
でも入江くんは漫画家になっても一人で全てこなすイメージ(笑)
しかし…入江先生、ネーミングセンスはどうなんだ(笑)

さくやさん
私も亀○派です(笑)食べ切りパックはいいですよね!
ちょっと食べたいときとか、あと旅行のときとかも重宝します!
I倉三郎は…私が突然思いついただけです(笑)
でも入江くんはこち亀好きだったりして、意外と親父好きなのでは…と思ったりしてるのですが、いかがでしょうか?

mayumiさん
そうですか?
嬉しいです!
実はせつない(つもり)話の後に、こんなおふざけをUPすると読んで下さる方が混乱してしまうかなあと心配していたので…
だから嬉しいです。ありがとうございます!

くみくみママさん
出しましたよー!完全、自分の好みですが(笑)
ちなみに私は途中、ピーナッツだけ食べたりとかそんな食べ方です(笑)でもやっぱり公平に減るように食べているかなあ…(笑)
なかなかこだわりの出るお菓子ですよね。
あなどれないなあ、柿ピー(笑)



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