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水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
そっと見守っていただけたら嬉しいです。

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当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

二次創作が苦手という方及び原作のイメージと合わないと思われる方はどうぞお引き取り下さいますようお願いいたします。

コメント及びメールなどでの苦情及び批判は公開、非公開を問わず、私へ告げることはご遠慮いただけますよう、お願い申し上げます。

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最新記事

発表会も無事に終わり(予想どおり俺が一番だった)、船津のヒステリーの洗礼も受け、「一緒に帰りたいから待っている」という琴子を探しに校舎内を歩く。

教室から船津の声と琴子の声が聞こえてきた。
船津…また琴子にからんでいるのか。

入らず耳を澄ませると、どうやら琴子が船津を慰めているらしい。
この間、ひどいことを言われたのにあいつもお人好しというか、何というか…。

「君とすごい関係になったら…。」
何だ、そりゃ?
どんな関係になるつもりなんだ?

「嫉妬する顔が…。」
その瞬間、俺の脚は船津を蹴飛ばしていた。

そこまでして、俺を出し抜きたかったのか、こいつは。
というより、その考え方に言葉が出ないぜ。

でも、確かに大勢の前で(いくら本人が無理矢理詰め寄ったとはいえ)、あんな目に遭えば傷つくだろう。
俺も琴子と出会って、ほんの少しは優しさというものを持ち合わせたつもりだ。
だから船津を励ましてやろうという気になっていた。

なのでいろいろと、船津の長所を褒めあげる。
メスさばきはこいつは確かにうまい。もしかしたら俺以上かもしれない。
船津だってその経歴を見れば、一般の人間より遥か優秀なんだ。
もう少し自信を持つべきだ。
こんな大学という小さな世界だけではなく、もっと広い目で周りを見たら、こいつも楽になるのだと思う。

そういったことを船津へと説く。
するとこの男、感激の涙を流し始めた。…単純というか、純粋といおうか。
どうして俺の周りはこういう人間ばっかりなのだろうか。
でもこれで考え方を改め、俺に噛みつくことをやめてくれればそれに越したことはない。

「外科医の星」とか自分で言い出した時は、琴子と同類なのかもとちょっと思ったりして。

…同類相哀れむ。
船津の立ち直りに感動している人間が一人いた。
船津の傍にて励ます琴子。本当にお前って…いい奴すぎて涙が出てくるぜ。

「入江くんが琴子さんを選んだ理由、何となくわかりました。」
…分からなくてもいいよ、別に。

許しを乞う船津。そうだ、謝れ。お前はこの間といい、今日といい琴子にひどいことを言ったのだから。

…ちょっと待て。
何、調子づいているんだ?
船津、お前は一体誰の前で、誰の手をちゃっかり握っているんだ?

琴子、お前も手を振りほどけよ!
俺以外の男に手を握られて、なぜそんなニコニコ笑ってやがる。

「だけど所詮、俺の次だけどね。医者になってもね。」
自然と俺の口から、こんな言葉が出た。

「かわいそうでしょ!船津くん!」
ムキになって俺を諌める琴子。
…何でこんなどうしようもない、ろくでなしの船津をそんなに庇うわけ?

「2番、2番、2番…。」
琴子が庇おうとすればするほど、俺の口からはもはや船津を怒らせる言葉しか出てこない。
なんなら、「2番という言葉はお前のためにある~♪」って歌まで歌ってやろうか?
何でこんなに腹が立つのか、自分でも分からないけれど。

そして先程まで穏やかだった船津は…再び俺に牙を向け始めた。
いいよ。お前はもうそのままで。

「俺、外科に行かないから。頑張れよ、外科医の星。」
最後に嫌味をぶつけ、俺は琴子を促して教室を出た。

「可哀想…船津くん。」
帰り道、琴子はまだ船津に同情していた。
「何であんなこと言うの?せっかく船津くん、元気を取り戻したのに。私も入江くんは優しいなあって見ていたのに。」
「いいんだよ。あいつはあれくらい言ってやらないとだめになる。」
何で言うのって…半分はお前の責任だ。

「何で船津にあんなに優しくするわけ?」
今度は俺の方から質問を向ける。
「え?それは…。」
「言えないのかよ?」
「…だって入江くんの数少ない友達だと思ったから。」
…お前って時々、無邪気な顔をして俺を傷つけるよな。
その可愛い口から出される毒は、もしかしたら俺以上じゃないか?

「だけど…船津くんって頭がいいっていうことは知っていたけど。」
「けど?」
「眼鏡を外した顔、すごいハンサムなの!」
俺は琴子を振り返った。
「あのね、びっくりしちゃった!至近距離で見た時、ドキドキしちゃって…。あんなにきれいな顔が隠されているなんて…。」
思い出したのだろう。何だかボーッとした顔をしている琴子。
そういえば…琴子が俺以外の男をこんなに庇ったり、誉めたりするのって…初めてじゃないか?

「へえ…。」
俺は関心のないふりをしつつ、道路の脇へと琴子を追い詰める。
「ど、どうしたの?」
塀の傍まで追い詰められた琴子は、突然の俺の態度に驚き、追い詰められたウサギみたいな様子だ。

「いや…もう俺の顔に飽きたのかなあって思ってさ。」
琴子の傍に腕を伸ばし、塀に手をつき、俺はちょっと意地悪に笑う。
「そ、そんなこと…。」
「だって、さっきからお前、船津のことばかり言っているぜ?」
「そ、それは…入江くんがあんまり船津くんをいじめるから可哀想で。」
「俺の顔は、至近距離で見ても何とも思わない?」
俺は笑顔を浮かべたまま、琴子の顔におもいきり自分の顔を近づける。
「そ、そんなこと…。」
あまりの近さに、琴子は恥ずかしさに耐え切れず、ギュッと目をつぶった。

キスの一つもしたいところだけれど、それだけではつまらないしな

俺は琴子の手を取り、そっちに軽くキスをした。
「え?」
思わぬ行動に、少々間の抜けた声を出し、目を開ける琴子。
「…消毒。」

そして今度は琴子の三つ編みを引っ張る。
「え?」
その反動で俺の方へ顔を引き寄せ、今度は頬に唇をつける。

「あ…あれ?」
顔を赤くして、俺にキスされた頬を押さえながら、俺を見る琴子。

そして、ラストは…間髪いれずに唇を重ねた。

「バーカ。」
真っ赤なままの琴子に、俺はそれだけ言って歩き始めた。

その後琴子は、俺の後ろを歩きながら、やっぱり俺の顔が一番いいだの、全然分からなかったけど、俺の論文が一番だったとか、俺の話ばかりする。

その様子が可愛くてたまらない。
次はどんな風に琴子をからかってみようか?



☆あとがき
ありがとうございます、Y様!!
お忙しい中に、突然お願いしてごめんなさい!とりあえず、まずは一つ…。
きっとY様の想像とは遥か違っているとは思いますが、でも、なんか突破口が見えた感じです。

今、お釈迦さまが垂らした糸をよじ登っているカンタダの気分です(笑)
これで調子に乗って、糸を切られないようにしないと(笑)
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コメント

お~(*^_^*)このお話の隙間埋めも、水ちゃんWORLD満載で、またまた携帯からニヤニヤしちゃいました
てか、水ちゃん直樹~本当スキだわ
決めました。後で私信します

無自覚で嫉妬してる直樹、良いですね。
この自覚してないけど、琴子に対する独占欲がさりげなく丸出しな時期の直樹が好きです♪
なんだかんだ言って、琴子の視界に自分以外の男が写るのは気にいらないんですよね~(笑)
その辺りの直樹の心境を上手く表現されてる水玉さん凄いです!!

きゃーーー水玉さん!!有難うございます♪
わたくしめは、大変幸せでございますだ!!!

わたし入江君が足蹴りするシーンがとても好きで。。。
↑他にないのか!!!
とって嬉しいです。
しかし船津君、実は格好いいのに・・・・
後にその素顔をマリナ様にお見せすることが出来るのだろうか。。。。。。

水玉さん、本当に有難うございました♪大好き♪

コメントありがとうございます

コメントありがとうございます^^

さあやさん
ありがとうvvvv
このコメントをいただいたとき、「何に決めてくれたの!?」とドキドキしましたが…まさかあんな素晴らしいリクエストとは^^;
がんばります、すこし時間をいただきますね♪

眞悠さん
この場面って珍しく?嫉妬してますよね^^
コマの合間に背景ブラックで冷めた顔をする入江くん、結構好きなんです♪
まさかこの時まで嫉妬というものに気づいていなかったとは…。

Yさん
いえいえ!!こちらこそ突然のお願いにかかわらず、ありがとうございます!
そして…こんな出来でごめんなさい!!
うんうん、足蹴のシーン、私も好きですよ!
あと船津くんに手を握られている琴子の顔が好き。この顔とてもかわいいんだもん。
この場面、何度読んでも面白いですよねえ!!

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