日々草子 入江直樹の幸福
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水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
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当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

二次創作が苦手という方及び原作のイメージと合わないと思われる方はどうぞお引き取り下さいますようお願いいたします。

コメント及びメールなどでの苦情及び批判は公開、非公開を問わず、私へ告げることはご遠慮いただけますよう、お願い申し上げます。

このブログ及び掲載されている話が嫌いだと思われたら、黙ってあなた様の中から、このサイトの存在を消去していただけますよう、お願い申し上げます。

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入江直樹の幸福

「プレゼント用に包装して下さい。」
直樹は店員に告げた。店員が承知し、少し待っていてほしいと言う。その間、店内を見て回ることにした。
おもちゃ屋なんて来ることは久しぶりだ。懐かしさも伴い、しばし夢中になった。

「あ…。」
直樹はふと足を止める。そこは男の子に人気のヒーロー戦隊のおもちゃコーナー。今テレビで放映されているドラマは見ていないので知らないが、ヒーロー戦隊シリーズにはちょっとした思い出がある。

「包装をお待ちのお客様!」
店員が呼ぶ声が聞こえ、直樹はその場を後にした。

プレゼントを抱え、家路を急ごうとする。が、直樹はとある店へと入った…。

「お誕生日おめでとう!みーちゃん!」
盛大にクラッカーが鳴らされる。
今夜は直樹と琴子の娘、琴美の誕生日。主役らしくちょっとおめかしをして、琴美は嬉しそうにテーブルの中央に座っている。
「はい!パパとママから!」
直樹が買って帰ってきたプレゼントを琴子が渡す。
「開けてみて!みーちゃん!」
紀子の声に促されて、琴美が頷いて包装紙をビリビリと子供らしく破いた。

「わあ!みーちゃんが欲しかったもの、どうして分かったの?」
中から出てきたのは人形…のようなもの。
「これ、シフォンだ!」
琴美は頬ずりして大喜び。
「じゃ、俺からはこれ。」
裕樹もプレゼントを差し出した。またもや包装紙を喜んで破り…。
「今度はリンクルンだ!」
「これでそのシフォンをお世話できるんだって。」
裕樹が説明する。
「ありがとう!パパ!ママ!裕樹お兄ちゃん!」
琴美はシフォンとリンクルンを両手にしてお礼を言った。

「今日はみーちゃん、ラブちゃんと同じ髪の毛なんだよね!」
琴子が琴美の髪の毛を触りながら言った。
「うん!ママがやってくれたの!」
琴美はすっかりアニメの“フレッシュプリキュア”に夢中。だから琴子に言われて直樹がグッズをプレゼントに買ってきたのだった。

入江家のアイドル、琴美のバースデーはこうして楽しく過ぎて行った…。

「入江くん、まだ起きてるの?」
お風呂から上がった琴子がリビングに入ってきた。
「みーちゃん、寝たよ。入江くんの買ってきたシフォン抱いて。」
「そうか。」
そして直樹は近づいてきた琴子へも何か包装されたものを渡す。
「え?何、これ?」
さすがに一応大人の琴子は包装紙は丁寧に開けた。
「あ!これ…!」
「おもちゃ屋にいたら何となく思い出して。探してみたら出たたよ。」
それはDVDのセット。
タイトル…“天空戦士ゴッドレンジャー”。
「懐かしい!」
早速見ようと、琴子はDVDをセットした。

「ゴッドレンジャー、ゴッドレンジャー、ドムドムベーラを倒すため…。」
まだ覚えていたのかと琴子の歌声を聞きながら直樹は少し笑った。

…この番組が放映されていた頃、まだ結婚前で、しかも直樹が重樹の仕事を手伝うと言って、何もできないくせに琴子がついてきて、いろいろ引っ掻きまわして…。
その頃のことを思い出すと、直樹は笑わずにはいられない。

「今じゃ母親か、こいつも…。」
「え?何か言った?」
DVDに夢中になっていた琴子が、直樹の顔を見た。
「いや。別に。」
そして自分も父親かと思う。周りが騒がしいのは相変わらずだが、これも幸福ってものだとしみじみと直樹は感じていた。

そんなことを思っていると、琴子がスリスリと近寄り、
「エヘヘ…。」
と直樹の足の間にすっぽりと座った。
「…何だよ?」
「だって…入江くん、みーちゃんによくこうしてるじゃない?あたしもやってもらいたいなあって思ってたんだよね。でもママになって甘えたりするのはだめかなあと思ってて。」
「あ、そ。」
相変わらず素っ気ないなあと琴子は思った。が次の瞬間、
「え?」
と驚いた。
「いいんじゃない?誰もいないんだし。」
直樹が後ろからギュッと抱きしめていた。
そして、二人はこのままDVDの世界へ…。

「ったく…。」
1時間後、琴子は直樹の腕の中で寝息を立てていた。満足そうな寝顔を見つめた後、直樹は琴子の頬へそっとキスをした。
一人で見ていても仕方がないので、DVDを止め、テレビの電源を落とす。
「しょうがねえな。」
苦笑しつつ、直樹は琴子を抱え上げた。そのまま階段を上がり、寝室へ向かうと、ちょうど琴美がシフォンを抱きながら自分の部屋から出てきた所だった。
「琴美、トイレか?」
眠たそうに目をこすりながら歩いてくる琴美に直樹は声をかける。
「うん…。」
寝ぼけまなこで直樹の顔を見上げた琴美はその瞬間、
「ウワーン!」
と泣きだした。

「…ママが、ママが死んじゃった!」
「え?」
琴美が驚くのも無理はなく。薄暗い廊下で琴美が目にしたもの。それは直樹の肩に担がれた、腕をダラリと直樹の背中へ落とし、長い髪の毛も背中へダラリと…それは“貞子”を連想させる琴子の姿だった。
琴美の泣き声で琴子が、
「え?みーちゃん?どうしたの?」
と目を覚ました。が、
「何で?あたし、どこにいるの?ここどこ?」
とバタバタと暴れ始める。
「おい!危ない!」
直樹が落ちないように支えようとする。その間も琴美は泣き続ける。
「どうしたの?」
紀子が部屋から飛び出してきた…。

「…みーちゃんが怖がるのも当たり前でしょう!」
再び明かりが点けられたリビングで、紀子が直樹へ言った。
「もう少し、優しい抱き方があるでしょう!琴子ちゃんは米俵じゃないのよ!」

そして同じリビングでは、琴子が一生懸命琴美を宥めていた。
「大丈夫よ。ママどこにもいかないよ。」
少し落ち着いたようだが、まだ琴美はクスンクスンと泣いている。
「…しょうがないだろ。寝ると重いんだよ、人間ってのは。」
直樹の言葉に今度は琴子が噛みついた。
「今、重いって言った?重いって言ったよね!この間、あたしがちょっと太ったって言ったら、少しぽっちゃりの方が可愛いって言ってくれたよね?」
「いや、今のは寝たらって話で…。」
直樹が弁明するが、
「みーちゃーん!パパはママがおデブになったって!おデブだから悪いのはママだって!」
と琴美を抱きしめて、今度は琴子が泣き出した。連鎖反応で琴美が再び泣き出す。

「何てこと言うの!お兄ちゃん!」
紀子が二人を見ながら、更に角を出した。
他の男性陣は、自室に籠ったままだ。つまり自分達は巻き込まれたくないということらしい。

「…女ってめんどくせ。」
これが幸福なら、もう少し静かな幸福を望むのは贅沢だろうか…そんなことを直樹は思いながら溜息をついた。

こうして入江家のリビングは女性陣の騒ぐ声で夜が更けて行った…。



★あとがき
恩返し、トリ(笑)です。
ごめんなさい!完全な自己満足!無理があるのは百も千も万も承知です!

…あの時、「あ!えまさんがいる!」って絵茶を見て気づいたんですよね。
それで入ろうかなどうしようかなって凄い迷って…。それこそシーソー(笑)
結局、お話したい!っていう思いが勝って入ったんですが。
あの時に勇気を出した自分をほめたい!(笑)

しかも、その時にランチオフへお誘いいただいて…
私も速攻で「ぜひ!」と返事しました。これ初めてです。いつもは少し考えてから返事するのですが、この時は何の迷いもなく、ぜひお会いしたい!って思ったんです!
あの時えまさんが誘ってくれたから、今の私がいるんだなあと思うと、足を向けて眠れないです!
えまさんが私の世界を広げてくれたといっても過言ではないです、本当に!

それでブログ始めた時、ちゃっかりコメントで「ブログ始めました」って連絡したら(今思うと、本当図々しさ極まりないです(>_<)しかもおなじことをさあやさんのお宅でもしでかしました)、その日のうちに来て下さり、リンクして下さり、コメントして下さり…確かえまさんのお宅で記事にもしていただいたような…もう私にはもったいないくらいのお優しさ!

今もその時の気持ちは忘れていません。ていうか忘れられません。

今後もよろしくお付き合いくださいね♪

…最後に。えま、ごめん!えまの大好きなものを勝手に題材にして。しかも汚すようなことになってたら、本当にごめん!
えまへはこれかなあ…と思って書いてみました。おいやでしたら御連絡を!

…ちなみにビックカメラで下見したところ、「シフォン、お世話になります」がお店でプッシュされていて、売れている感じだったので使わせていただきました♪あとリンクルンも。ボタンとか押してみて、一人楽しんでました(笑)
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コメント

わぉーーー!水ちゃんの琴美ちゃん話が読めるなんて♪
えまより先にコメしちゃうもんね^^

しかも絶対このお話にえまは挿絵することでしょう^^うふふ。
楽しみだなぁーー♪

さあやはえまの好きなプリキュアさん。
知らなくて申し訳ないのですが、みーちゃんの喜ぶ姿と
盛大なお誕生日パーティーが目に浮かんできました♪

琴子と直樹のママとパパ振りにも、ほっこりしちゃうやっ^^
読んでいて嬉しくなっちゃうお話をどうもありがとう♪

騒々しいからいいんじゃない!?

琴美ちゃんエピソード、キターーー!
速攻、えま宛てだってわかっちゃったぁ、うふふv-238 
そうそう!!えまんちで知ったんだよアタシ、水ちゃんが公開自宅開設したの。そんで、住所聞いてすっ飛んでったと記憶してるわ!あの当時の媒体は、ほぼケータイオンリーだったなぁ・・・懐かしい・・・。

しかしまぁ、今回も笑わせてくれたねぇ。米俵だとか、貞子だとか(笑)
ところで、足の間にすっぽりの描写、むかーしえまんちで公開してたえまのイラストを思い出したよ、アタシ。記憶あいまいだけど、パパの足の間を子どもと取り合いだとかなんとか・・・だった気がする。関係なかったらスループリーズ!

私も

実は私もえまさんのブログから水玉さんのブログにお邪魔した1人です。
えまさんのところで水玉さんが開設されたと記事に書かれた日に、速攻でオジャマしたことを覚えています。
今思えば当時からストーカーの私。(投稿サイト様のときもいつも更新が待ち遠しくて・・・)
文才のある水玉さんに、私のヘタレコメがいつも恥ずかしくて・・・・
けどずーーーと応援していますよ♪

米俵の琴子には笑わせていただきました。
水玉さんの琴子ちゃん。可愛くて大好き!!
あっ直樹も好きよ~

皆様のおかげです♪

さあやさん
挿絵…してくれるかなあ?もししてくれたらすごいうれしいけど!
琴美ちゃん話は…難しいからめったに書かないんだ^^;
でも今回はちょっと許してね、って思いながら書いてみたんだけど。
そして…書いているうちにさあやのあの名作がまた読みたくなっちゃった。
だってあの話、すごい素敵なんだもーん。
それにしても最近のおもちゃは複雑なんだなあと店先で妙に感心してました。最近の5歳ってこんなの使いこなすのって感じ(笑)

アリエルさん
捕獲してみて~の名セリフとともによみがえる思い出(笑)。
公開自宅って…爆笑!
公開してみてよかったよ!(笑)アリエルも捕獲できたし(笑)
ちょっと、そのイラスト、えまのところへ探しに行ってみる!
今、おひざだっことか、足に乗っかる琴子が脳内でブームなんだよね、実は。
…ちなみに貞子は見たことがない、実は(笑)。

ゆみのすけさん
米俵…受けてよかった♪
そういえば、ゆみのすけさんとは投稿サイト様のときからのお付き合いで…長いものですなあ(笑)←誰?
ゆみのすけさん、コメントすごい楽しいです!私もいつも楽しみにしています!
それに、直樹いじめ同好会のメンバーじゃないですか!(笑)
今後も二人でいじめて?いきましょう(笑)

皆様読んでくださってありがとうございました。

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