日々草子 必要とされる幸せ
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水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
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当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

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必要とされる幸せ

今、何時だろう…?
起きる時間がとっくに過ぎているのは分かっているんだけれど、時計を見る気が全くしない。


体にかかる重みが何だか心地いい。
ずっと、ずっとこの重みを求めていたんだよね…。 
こうして入江くんと体を寄せ合って眠れるなんて、本当に幸せ。
ずっとベッドの端にお互い寝てたんだもの。


ここしばらく、あたしたちは口を利かない状態が続いていた。
あたしは何で入江くんの機嫌が悪いのかも、ロクに話してくれないのかも全然分からないまま、不安な日々を過ごしていた。

そして昨日…。
今でも目に焼き付いている、入江くんが息を切って、汗をかきながら走ってきてくれた姿。
あんな入江くん、新婚旅行であたしが迷子になって以来だと思う。
そして、正直に話してくれたんだよね。
…啓太に嫉妬していたって。
入江くんが嫉妬するなんて日が来るとは思わなかったな。
そりゃ、あたしはこれまでヤキモチのベテランだけど…ん?何か今の言葉に感じるものが…ま、それはいいとして。
入江くんと違ってあたしは全然男の子にモテなかったからなあ。
だから入江くんがヤキモチを妬く日が来るなんて永久に来ないと思っていたのに。

うふふ。
昨日の出来事、思い出したら嬉しくて笑っちゃう。
声を立てないようにしないとね。起きちゃうから。

そして大騒ぎになった食堂を後にして…。
二人で一緒に家に帰ったのよね。何日ぶり?
あたしたちが一緒の帰ってきたのを見て、お義父さんもお義母さんも裕樹くんも笑顔で喜んでくれた。心配させちゃったものね。

久しぶりに和気あいあいとした夕食の時間を過ごした後、何となく二人していつまでもみんなと一緒にリビングにいたんだよね。
だって二人きりになるのは久しぶりなので照れちゃうから。

夜も更けて、お風呂へ入って、漸く寝室に入って…。
どちらからともなく、あたしたちは抱きしめ合った…。
明かりもついていなくて、鳥目のあたしは周りは何にも見えなかったけれど、でもちっとも怖くはなかった。
入江くんの唇があたしの唇に触れて、そして頬や首筋や…もう数えきれないくらいたくさんのキスを受けた…。全ての感触が懐かしくて…。

そのまま、ベッドへ倒れ込み、そして入江くんがあたしに触れるのを静かに感じていた…。

あたし、入江くんにこんなに必要とされているなんて思ったことなかったな。
いつもあたしが入江くんを必要だとは思っていたけれど、入江くんも同じだったなんて嬉しくてしょうがない。

「何考えてる?」
幸せの中にいたら、入江くんのとびきり優しく甘い声が耳元に響いた。
「…あたしってコーヒー淹れる以外にも必要とされていたんだなって考えてた。」
正直にそう言うと、入江くんはクスッと静かに笑った。そして、
「今頃気づいたのかよ?…今までも、これからもずっとお前が必要だよ。」
とキスをして、優しく抱きしめてくれたんだよね…。
…自分だって最近気づいたくせに、よく言うわ。

結婚してから今まで何度も肌を合わせたけれど、昨夜ほど優しく包み込んでくれたことはなかったな。まるで壊れ物に触れるかのように、とても優しくあたしを扱ってくれた…。
あたしは何もしないまま、身を委ねていた…。
あたしは、本当に入江くんに愛されているんだなあって感じながら。

「今日は学校行くのやめよう」って、入江くんが言ったのもそんな時。
これ、入江くんにしてはかなり珍しいこと。
だって学校へ行って、思う存分勉強ができることの素晴らしさと幸せを誰よりも知っているの、入江くんは。
きっと勉強がしたかったのに、訳あって休学していた期間があるからだと思う。
だからあたしにも体調が悪い時以外は休むことは許さない。あたしもあんまりサボりとか好きじゃないからめったに休まないけどね。
でもさすがに昨日の今日で、入江くんも恥ずかしいのかな?
いや。入江くんの辞書に「恥ずかしい」なんて文字はないわね。…あたしにもないけれど。
きっとあたしと同じ、入江くんも今日は余韻に包まれていたいのかな…なんて思ってる。

もうすぐ、入江くんは目が覚めるだろうな。
そしたら…今度はあたしからキスをしよう。
昨日はたくさん入江くんから素敵なキスをもらったから、今日はあたしが世界一のキスをプレゼントしちゃおう。

でももう少しこのまま、こうしていたいから…。
あたしは入江くんの胸にそっと顔を寄せて、目を閉じる。
…入江くん、大好き。

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♪あとがき
この話をA様へ捧げます(頼まれたわけでもないので、一方的だけど)。
修了&進級おめでとう。
大忙しの中、せっかくスケジュールを空けてくれていたのに、あたしの花粉症のせいで無駄にしてしまい本当にごめんね。
というわけで、お詫びもこめて。
こんなものを贈られても、ティッシュにもならないかもしれないけれど(私の頭の中はティッシュでいっぱいなんだわ(笑))

何だかものすごく甘甘な話が書きたかったのだけれど、やっぱり私には無理だった…。
とろけるくらい甘い甘い話を書いてみたいのになあ…誰か書き方を教えてください(←真剣)
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