日々草子 天使と悪魔 6

天使と悪魔 6

「オムツ?うん。あたし結構オムツ当てるの、上手いよ。モトちゃんたちよりも。」
オムツの話をした途端、検討違いの答えを琴子は返してきた。
「いや、そうじゃない。」
「じゃ、何?…もしかして入江くん、あたしに履かせてほしいの?オムツ。」
直樹は琴子の頭をポカッと殴った。
「痛い!最近の入江くん、気が短くなったよね。すぐ手を出すんだもん。」
「…少しはお前の頭が良くなるようにだよ。」
「余計バカになるもん。」
琴子は頬を膨らませた。
「…そうじゃなくて、あのお前の幼馴染がお前のオムツを取り替えていたって話を、あのクソ生意気なガキから聞いたんだよ。」
「ああ。そうだね。そういうこともあったってお父さんから聞いた覚えが。」
てっきり、「嫌だ!入江くん!」と顔を真っ赤にするかと思ったのに、平然と答える琴子が無性に直樹は腹立たしくなった。
「小さい頃の話だしね。そんな話してるんだね。哲ちゃん。」
「小さい頃ね…。お前の小さい頃の話って聞いたことなかったし。」
「あ、聞きたい?あたしのモテモテプレイガール時代!」
「…やっぱやめとく。」
幼馴染とはいえ、今は向こうは子持ち、こちらは既婚者。あまり気にすることもないかと直樹は気を取り直した。

「そういえば、お風呂も一緒に入ってたっけ。」
琴子が風呂の湯加減を見てきた後、また直樹の気に障ることを口にした。
「…へえ。」
「小さい頃だけど。」
「…なら、一緒に入るか。」
「…へ?」
「いや、風呂。」
直樹の言葉に琴子はたちまち真っ赤になった。
「な、何言ってんの?」
「あ、そ。赤の他人と一緒に入れて、俺とは入れないんだ。」
「い、いや…ここのお風呂狭いし…。」
「うまく入れば、二人大丈夫だろう?」
「あ、あたし、繕い物が…。」
琴子はそういい残すと、隣の部屋へと移動してしまった。
「繕い物って…何だよ。」
琴子の慌てふためく様子を見て、直樹は笑いながらバスルームへと入って行った。

「悪魔先生、何かいいことあった?」
翌日、薫が直樹の顔を見ながら不思議そうに訊ねた。
「うん。ちょっとね。」
「誰かの魂を手に入れたの?」
「ま、ね。」
今日は薫に何を言われても、直樹は腹が立たない。
「今朝、琴子ちゃん、何だかボーッとしてたよ。」
「そう?」
そりゃ、寝不足だろうと直樹は昨夜の琴子の様子を思い出しながら、笑いを噛み殺す。
だって風呂拒否されたことだしなと思いながら。
「看護師さんは忙しいからね。いろいろと。」
直樹は惚けて薫に返事をした。

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☆あとがき
とりあえず、ここまで思い出しました!
短くてごめんなさい。だって思い出したうちに書かないとまた忘れちゃう…!

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水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
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二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

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