日々草子 竹取…?
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水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
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当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

二次創作が苦手という方及び原作のイメージと合わないと思われる方はどうぞお引き取り下さいますようお願いいたします。

コメント及びメールなどでの苦情及び批判は公開、非公開を問わず、私へ告げることはご遠慮いただけますよう、お願い申し上げます。

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竹取…?

昔昔、あるところに重樹爺さんと紀子婆さんが仲良く暮らしていました。

重樹爺さんは、いつものように竹やぶに竹をとりにいきました。

その時、ひときわ光る竹が重樹爺さんの目に飛び込んできました。
重樹爺さんが不思議に思い竹を切ってみると…
中から光り輝く女の子が出てきました。

重樹爺さんが連れて帰ると、紀子婆さんは大喜びで、その女の子に琴子と名づけました。
その後、重樹爺さんが竹を切る度に大判小判がザクザクと出てきました。
おかげで二人の家は大金持ちになりました。

琴子姫は可愛らしく成長しました。
紀子婆さんは琴子姫が可愛くてたまりません。
そんな琴子姫の噂を聞きつけ、数人の男性が求婚しに現れました。

琴子姫に会わせる前に、紀子婆さんがこっそりと求婚者の顔を覗きます。
「…あんな平凡な人たちに、可愛い琴子姫をやれなくてよ。」
紀子婆さんはそっぽを向いてしまいました。

一方、琴子姫は求婚者の登場に、
「あたしって結構モテるのね~」
と喜んでいました。が、
「いけない、いけない。浮かれている場合じゃなかったわ。こんな時どうするんだっけ…?」
と、慌てて竹の中に自分と一緒に放り込まれていたマニュアル本をめくりました。
「え~と…求婚者が現れた時…128ページか。」
そこに書かれていることを何とか覚えようとする琴子姫。
ところが、
「まず…火…何て読むのかしら?これ?」
書いてある漢字が難しくて読めません。そして、
「これ、全部暗記してあの人達の前で言わなきゃいけないの?覚えられないわ!」
とこぼし始めました。

「おお!とうとうお言葉を頂けるのですね。琴子姫!」
数日後、求婚者たちの前に琴子姫が登場しました。
琴子姫は袂で顔を隠しながら、言葉を発します。
結局マニュアルを暗記できなかったので、写したカンニングペーパーを袂に貼ったのでした。

「えー…。啓太様。あなたは火、火…火リスの皮衣を持ってきてくださいませ。」
求婚者の一人、啓太は目を白黒させました。
「火リス…って何?」
「そして…船津様。あなたは…ザーサイの玉の枝を…。」
「ザーサイ!?何で?」
船津も驚きました。
そんな驚く二人に答えることなく、琴子姫は、
「それらの品を持ってきた方と結婚します。」
と宣言し、場を去りました。

勿論、二人とも手に入りませんでした…。

「やっぱり、すごいわ!琴子姫は!」
紀子婆さんは二人をやりこめた琴子姫に拍手喝采です。
「…これはもう上を狙うしかないわね!」
紀子
「上?」
「フフフ…帝よ!」
そうです。紀子婆さんは可愛い琴子姫を帝へ嫁がせようと考えていたのでした。

一方、宮中。
竹から生まれた琴子姫の話題で持ちきりでした。
「…それ、人間?」
超がつく現実的な直樹の帝は、その話題に冷めた視線を送ります。
「勿論ですとも!」
周囲の人間が口を揃えます。
「…竹から出てくるなんて…なんかの動物の化け物じゃないのか?」
「いえいえ。現に求婚者が姫から出された条件を叶えられずに引き下がったそうでございます。」
「条件?」
「はい。一人目は火リスの皮衣。」
「それは火鼠の皮衣だろう?」
さすが帝。ピシャリと間違いを正します。
「そして二人目はザーサイの玉の枝。」
「それも蓬莱の玉の枝の間違いだな。…すごいバカな女だな。漢字も読めないなんて。」
帝は相手にするつもりはないようです。
そこへ、文が届きました。

『うちにはとてもとても可愛らしい姫がおります。会ってみたくありませんか…云々』
それは紀子婆さんが帝へ出した手紙でした。
「…くだらない。」
帝は燃やしてしまいました。

ところが、その後毎日文が届けられます。
「…チェーンメールか!?」
帝はカンカンになりました。

「…あそこまでやったのに、直樹の帝から何も来ないわね。ったく。」
紀子婆さんもカンカンに怒っていました。
そこへ、琴子姫が悲しげな顔をして話し始めました。
「…お爺様。お婆様。私、月へ帰らなければいけません。」
「え!?」
二人は驚きました。
琴子姫は月の住人で、次の満月に月から迎えが来ると言うのです。
「…こうしちゃいられないわ!」
紀子婆さんは、筆を取りました。

『もうあと5日で帰っちゃいます。』
『もうあと4日で…以下同文』
『もうあと3日…以下同文』
…と、カウントダウンをするかのように直樹の帝の元へ文を送りました。
帝は相手にしなかったのですが、いよいよ琴子姫が明日の晩月へ帰るという日…。
『明日来なかったら、一生恨んでやる!by紀子』
という文を目にし、
「分かったよ!一度会えばいいんだな!一度だけだぞ!」
と、漸く重い腰を上げたのでした。

さて、満月の夜。
月から迎えが到着しました。
「琴子姫。さあお時間です。」
使いの裕樹がうやうやしく頭を下げました。
「…お爺様。お婆様。育てて頂いたご恩は一生忘れません。」
三人は涙に暮れました。

そこへ…漸く直樹の帝が到着しました。
「…何だ、もうどっかへ行くのか。そりゃよかった。お元気で。」
それだけ言って帰るつもりでした。が、
「…あ、あれが直樹の帝!?」
琴子姫の目が輝き出しました。
直樹の帝は琴子姫のハートを見事にゲットしたのです。

「帰るの中止!」
琴子姫は高らかに宣言しました。
「え?」
直樹の帝と裕樹が同時に声を発しました。
「ごめんなさい。私は月には戻りません。」
琴子姫はそう言って、帝の袖をしっかりと掴みました。
「おい!」
「私は帝と共に生きていきます。」
「勝手に決めるな!」
帝は振り払おうとしますが、琴子姫はスッポンのように離れません。
「…お、お前!何とかしろ!」
直樹の帝は裕樹を見ました。
ところが、
「琴子姫がそう言うのなら何もできません。私たちは月へ戻ります。それでは琴子姫。お元気で。」
と裕樹はあっさりと引き下がってしまいました。
「許可も出たことですし!さ!これから二人で末永く暮らしましょうね!」
琴子姫がニッコリと笑いました。
「お、おい!こいつ、さっさと連れて帰れ!」
帝は叫びますが、月からの迎えはさっさと月へと昇っていってしまいました。

こうして、直樹の帝と琴子姫は末永く一緒に暮らしましたとさ。

めでたし、めでたし。

--------------------------------------
♪あとがき
内容をほとんど忘れてしまってたわ、竹取物語…。(←おい!)
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コメント

No title

こういうのが書けちゃうところがアナタのすごいところ!
いつものことながら、直球変化球見事な使い分けですv-425 ブラボーーーーーーーー!!

No title

本当にアリエルのいう通り、こーゆーの書けちゃう水ちゃんが凄いんだよね^^

その文才と天才が羨ましいですぅ♪
是非伝授して下さぁい☆

「昔、昔、竹取のおきなといふものありけり
野山にまじりて竹をとりつつ…」

と、暗証させられたことを思い出しましたぁ^^


やばかったです…

バス停で読んでいたのですが…
爆笑しそうになりました~~><
やばかった!「何この子!?」と思われそうな。

琴子は力ワザですね。さすが!
紀子ママがママなら百人力ですよねぇ。

楽しすぎる!

なに?このお話は!!!
楽しすぎです!!!だってだっていかにも
イタキス!って感じなんですもの~
こういうのが書けるって凄いです!
はぁ~おもしろかった

コメントありがとうございます

アリエルさん&さあやさん
どちらが直球で、どちらが変化球なんだか(笑)
お二人に褒められると、ピノ●オみたいに鼻が高くなってうぬぼれそうです…
私こそ、さあやより大人の文章(笑)を伝授していただきたいです^^
私も暗誦したわ!(今思い出した)あと、島崎藤村の「初恋」も…(笑)

チェンさん
バ、バス停って(笑)
ちゃんとお家に帰ってから読まれないと…(笑)
でも嬉しいです!ありがとうございます!

ミルクさん
ありがとうございます!
明るいお話が書きたくなったので(笑)
そう言っていただけると嬉しいです!

皆様、コメントありがとうございました!


No title

では、次は「長ぐつをはいた猫」で、

三男(猫にカラバ様と呼ばれる)が直樹
粉引き小屋とロバを遺産として頂いた兄2人が啓太・船津
猫が紀子(長ぐつをはくと人間になるとか)
姫が琴子

でいかがでしょうか?(笑)

No title

トモさん
『長靴をはいた猫』…どんな話でしたっけ?
確かに題材にはなりそうですね…
今度、機会があったら図書館で読んでみます。お子様に交じって(笑)

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