日々草子 万華鏡 4
FC2ブログ

プロフィール

水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
そっと見守っていただけたら嬉しいです。

※当ブログに掲載されている文章及びイラストの無断転載・使用はご遠慮下さい。

現在の御訪問者

現在の閲覧者数:

御訪問ありがとうございます

このブログについてのお願い

当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

二次創作が苦手という方及び原作のイメージと合わないと思われる方はどうぞお引き取り下さいますようお願いいたします。

コメント及びメールなどでの苦情及び批判は公開、非公開を問わず、私へ告げることはご遠慮いただけますよう、お願い申し上げます。

このブログ及び掲載されている話が嫌いだと思われたら、黙ってあなた様の中から、このサイトの存在を消去していただけますよう、お願い申し上げます。

最新記事

万華鏡 4

「お嬢さん!琴子お嬢さん!」
学校を終え、校門に現れた琴子は声のした方を見て驚いた。
「金ちゃん!」
そこにいたのは、父の元で働いていた書生の金之助だった。
「元気そうじゃない!」
「はい!お嬢さんも!」
琴子が見ると、金之助の後に人力車があった。
「どうしたの?その人力車?」
「俥屋に雇ってもらったんです。」
金之助は机に向かって仕事をするより、体を動かす仕事の方が向いていると父が勧めたことを、琴子は思い出した。
「へえ。似合ってるわよ。」
琴子は素直に褒めた。
「お嬢さん、今どちらにお住まいなんですか?お送りしますよ。」
金之助が言った。琴子は、
「いい!いい!歩いて帰れる。」
と、あわてて手を振った。
「そんな…旦那さまのお知り合いのお宅でしたよね?確か伯爵さまの…」
「そ、そうだけど。大丈夫よ。金ちゃんも仕事があるんでしょ?」
「大丈夫です。さ、乗って下さい!」
琴子は周りの注目を集めていることに気付き始めた。これ以上騒いだら余計目立つし、下手すると学校から教師が飛んでくるかもしれない。
しょうがないので、人力車へ乗った。

「お世話になっているお宅では困っていませんか?」
人力車を走らせながら金之助が聞いてきた。
「大丈夫。ご夫婦はいい方たちだし。」
ご夫婦はね。息子たちは別だけどという言葉を琴子は呑み込んだ。
しばらくして、入江家の門に着いた。
「入江っていうんですか。大きな家ですね。」
降りる琴子を助けながら、金之助が感心して言った。
「まあね…。事業もされてるみたいだから。」
琴子が答えた。
「ありがとうね。金ちゃん。送ってくれて。」
琴子は金之助にお礼を言った。
「いえいえ。いつでも連絡して下さいね。」
金之助は琴子の手を握りしめ、言った。

「そいつの家に世話になればよかったのに。」
突然の声に二人は振り向いた。
「家の前でみっともない。」
直樹が冷たい眼差しを向けていた。
「あ!」
琴子が慌てて金之助の手を振りほどいた。
「人の家に転がり込んでくる、門の前で人目もはばからずにふしだらなことをする。迷惑この上ないな。」
「ふ、ふしだらって…そんなことしてないですけど!」
さすがに琴子も頭にきて叫んだ。
「とにかく、邪魔。」
そう言い捨てて、直樹は門の中へと入って行った。

「…誰ですか?」
金之助は失礼な人間だというように琴子へ尋ねた。
「…この家の息子さんの直樹さん。」
「あんな最低な息子と暮らしているんですか!?」
金之助は素っ頓狂な声を上げた。
「だ、大丈夫ですか?あんな男と一つ屋根の下で…。」
「平気よ。あたしだって相手にしてないし。」
琴子は金之助を落ち着かせるように言った。

心配する金之助をなだめて帰し、琴子も入江家へと入って行った。
関連記事

コメント

いいですね、時代もの。情緒的で・・・
金ちゃんもでてくるんですね!俥屋だなんてぴったりじゃないですか。ばっちり想像できましたよ。
これから、どんな展開が待っているのか楽しみです。

金ちゃんが目に浮かんで吹きそうになりました(≧ω≦)金ちゃん、ハマりすぎ(*^_^*)これからどんな風に直樹の氷のような心が溶けて行くのかたのしみだわ゜+。(*′∇`)。+゜
水ちゃんのペースで待ってまーす♪

こんにちは、みおともうします。

今度の連載は明治ですか…!歴史ものっていいですね。ロマン溢れて。
明治ということは、裕樹君あたりはザンギリ頭かな?(とても入江君のザンギリ頭姿は想像つかない)
琴子はきっと三つ編みですね。明治以降女学生の間で流行ったそうですから。三つ編みで袴姿の琴子なんて壮絶に可愛いでしょうね!

これからの展開が大変楽しみです。
また遊びに来させていただきますね!

コメントありがとうございます

くみくみママさん、さあやさん、みおさん
コメントありがとうございます。
…何か自分で自分の首を絞めるとはこのことかと(笑)
でも金ちゃんの俥屋、似合ってると言っていただけて嬉しいです♪
ごめんね、関西弁じゃなくて(^_^;)
間違いなくマイペースな更新になるので、忘れたころにまたお目にかかることになるかと…

続きがたのしみです~フンガ~ッ

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://suisen61.blog77.fc2.com/tb.php/223-af116271

 BLOG TOP