日々草子 大蛇森の研究
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水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
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当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

二次創作が苦手という方及び原作のイメージと合わないと思われる方はどうぞお引き取り下さいますようお願いいたします。

コメント及びメールなどでの苦情及び批判は公開、非公開を問わず、私へ告げることはご遠慮いただけますよう、お願い申し上げます。

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大蛇森の研究

もしかして今年の更新はこれがラストかもしれないので、総括する意味で。
今年も一年お世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げます。

☆☆☆☆☆







今年のノーベル平和賞も入江先生の受賞はならなかった。
毎年同じ事を言わせてもらうが、なぜだ?選考委員会はどこに目をつけているんだ?
あのゴジラを超えるばかりの破壊力を持つチンチクリンの世話を身を犠牲にしているというだけで、日本を、世界を救っていることにならないのか?
チンチクリンと共に暮らしていることは入江先生をスーパーボランティアと呼ぶにふさわしいものだろうに。

いや、もういい。ノーベル平和賞に期待はしない。
…こうなったら、あのチンチクリンの脳みそを書き換える研究を始めよう!そうだ、僕と入江先生は医者だ。そして僕の専門は脳神経外科。あいつのめでたいばかりの、どんなことでもポジティブにとらえる脳みそを真人間の脳みそにする研究を始め、成功したら…ノーベル医学賞間違いなしじゃないか?
まあ、あいつの脳みその写真を世界に公表するのは不本意であるが、僕と入江先生の栄光のためには我慢するとして。

受賞会見はもちろん二人で並んで。斗南大病院の大ホールが会場だな。
「お互いを信頼しあってこそ出た成果です。」
なあんて、ああ、想像しただけで顔がほてってくる。

賞金、賞金ね…受賞当時の換算ルートらしい。できれば多い方がいいが、入江先生との愛の結晶のためにはお金は二の次だな。
「二人で専門の病院を作ることに使います。世の中の怪獣と暮らしている人の平穏な暮らしを実現するために!」
…かっこいい、僕!!マジ、かっこいいわ!

そんでもって、授賞式はスウェーデン。寒いからちゃんと着込んでいかないと。二人並んだファーストクラス。
「大蛇森先生、二人きりで乾杯しませんか。」
と、シャンパングラスを掲げる入江先生。
「大蛇森先生が研究に誘ってくださったおかげで、僕はようやく人間らしい暮らしを手に入れることができました。ありがとうございます。」
「いやいや。入江先生の力がなければこの研究は成功しなかった。ところでチンチ…彼女は?」
「僕たちの研究が功を奏したので、元の脳みそを取り戻しました。すると自分を人間と思い込んでいたオランウータンだったことに気づいたようです。先日、故郷のアフリカへ戻っていきました。」
「そうか、それが彼女の幸せならば僕たちは見送るべきことだな。」
…あれ?僕は真人間に戻すための脳の研究で受賞したんじゃ?いやいや、真人間かと思いきや動物でしたと。うん、そういう結末でオッケー。

授賞式は世界中にテレビ中継。その後の晩餐会、入江先生のタキシードは素敵だろうな。今年の受賞した先生のように和服もありだが、先生は上背があるからタキシードがいい。その代り僕が和服を着よう。
「ジャパニーズ・ビューティフル・メンズ!」
なあんて賞賛を受けるだろうな。ああ、笑いが止まらない。

その後晩さん会、そしてダンスパーティー。軽やかなワルツを踊る僕と入江先生。
そして、そして…。
「大蛇森先生、ここは僕たちのような者に寛容なヨーロッパです。もう僕は我慢が…。」
「入江先生、そんな、せかさないで、待って。」
そして消えるライト。きしむベッド…と、尾崎豊の世界になってしまった。

「大蛇森先生、お楽しみのところすみません。」
「んあ?なんだ、西垣先生か。」
チッ!西垣先生が僕のバラ色の想像を邪魔しにやって来た。
「何か楽しそうなことを考えていたようですけれど。」
「ああ、まあね。来年の抱負など。」
早ければ来年、時間がかかっても数年後にはかなえたい夢ってやつだよ。
「あのですね、これから僕は手術に入るんですが。」
「あ、そう。頑張って。」
「つれないな。入江と一緒なんです。」
「え?そうなの?」
入江という名前を聞いただけで僕のハートは跳ね上がる。
「そうです。生意気にあいつが執刀医なんですよ。僕が助手で。」
「まあ、後輩の指導ということで我慢したらどうかね。」
「それで、大蛇森先生に見学してほしいんです。確か時間ありますよね?」
確かに時間はある。まあ入江先生の顔をじっと見つめられるならば最高だが。
「で、僕が考えていることがあって。」
「ほう?」
「ちょっと術式を研究したんです。それで入江から執刀医の座を奪っちゃおうかなって!」
…無駄なことを。
「あと外科部長も呼んでいるんで。」
「何で?」
「だから!最近入江に外科エースの座を奪われているから!ここで真のエースは僕だぞって!」
「そだねー。」
と、僕は適当な返事をする。が、西垣先生は全く気にすることなく、「絶対見学に来て下さいね!」とスキップしながら手術の準備へ向かった…。


3時間後――。

「入江半端ないって!!」
着替えることも忘れ泣きわめく西垣先生が、そこにいた。
「あいつ半端ないって!」
僕と外科部長は呆然と、その様子を見ていた。
「後ろに目がついてるもん。あの病巣めっちゃやりにくいもん。」
色男台無しの泣きっぷり。
「そんなのできひんやん、普通。」
確かにあのメスさばきは見事だった、入江先生。
「そんなのできる?」
できてしまうんだから仕方がない。
「言っといてや、できるんなら!」
なぜゆえ関西弁?
座り込んでグダグダの西垣先生はまだ続ける。
「教授や、すぐに教授や。」
顔を覆ってわめく西垣先生。
「見られたし、みんなに見られたし。」
だって君が来て来てって誘いまくったんじゃないか。
「また、また、また、またエースやし。」
そうだね、間違いなくエースだ。
「あいつの助手なんてつかなきゃよかった!」
執刀医を奪うだの、どの口が言ってたんだか。
「入江先生はすごいなあ。」
ゴロゴロ泣き続ける西垣先生を無視し、外科部長が言った。
「あれは絶対、日本を代表する医者になるぞ。」
それを聞き、また「うわあん」と泣く西垣先生。
「私、握手してもらった。」
外科部長が右手をにんまりと見つめる。部長、いつの間に!!


西垣先生はそのまま放置しておくことにする。どうせすぐに立ち直る。
「さて、と。入江先生がそろそろ病棟に戻ったころかな。」
いいんだ僕は。握手なんてできなくても。
奥ゆかしい性格だから、こっそりとその姿を毎日一度見られるだけでいい。
あ、いたいた。

「入江先生、今日は定時で?」
桔梗くんが聞いている。
「うん。明日は休みだし。」
「久しぶりのお休みですもんね。そういえば琴子もそうですね。合わせました?」
オカマ、余計なことを!!
「琴子がそうしたみたいだな。」
どこまでも入江先生の時間を、空間を奪っていくチンチクリン!!さっさとアフリカへ帰れ!
「今夜は琴子も定時上がりみたいだし…もぐもぐタイムが待ってる。」
はあ!?何だと?あのチンチクリン、入江先生をおやつを買うためのパシリにしてるのか!ふざけるな、チンチクリン!!自分の餌くらい自分で買いに行け!!ボーッと生きてんじゃねーよ!

「桔梗くん…。」
入江先生が嬉しそうに帰った後、大蛇森先生が現れた。本当に入江先生のいる所に出て来るわね。ゴキブリとさして変わらないと琴子が言ってたことを思い出すわ。
「な、なんでしょ?」
「あのチンチクリンは入江先生を何だと?」
「何だとって…チンチクリン?え?琴子のこと…ですかね?」
「他に誰がいる。」
「琴子は入江先生を夫…。」
「あーあー聞こえんなあ!!!」
耳を塞ぐ大蛇森先生。面倒くさっ!!
「…おやつまで買いに行かせるなんて。一体何様だと!」
「おやつを買いに?何の話です?子供じゃあるまいし。」
「さっき、もぐもぐタイムとか言ってたじゃないか、入江先生が。」
「ああ、あれは…。」
「子供じゃないならチンチクリンが自分で買いに行けばいい。ったく、あいつは食い意地だけは張ってるな。アフリカに早く戻さないと、食料を食い荒らされる!」
「アフリカ?何です?それ?」
「まあ、いい。まったくどこまでも不愉快だ。」
言いたいことを言って大蛇森先生は去って行ったわ。
…ああ、入江先生の話を立ち聞きしていたのね。もぐもぐタイム、そうね。あれは普通ならおやつの時間だととらえるわ。
でもね、大蛇森先生は知らないか、知っても認めようとしないけでしょうけど。
入江先生の「もぐもぐタイム」は、お菓子をもぐもぐするんじゃないのよ。あれは琴子を今夜…おっと、ここまでにしておくわ。レディの言うことじゃないものね。
まったく、入江先生は琴子のどこを今夜、もぐもぐするのかしらね?あら、やっぱり言っちゃった。あたしったらダメねえ、フフフ。



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うふふ😃

今年の流行語を入れた見事な作でございました。

水玉、半端ないって!
後ろ向きの作でもめっちゃヒットするもん
そんなんできひんやん、普通、そんなできる?
言っといてや、そんなんできるんやったら
ああ、もうこれ勝負パンツの白ブリーフだったのに

あれは絶対レジェンド入るなー

今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

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