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2009.01.15 (Thu)

『マダムとミスター』

書店へ行ったら、執事マンガ…
テレビをつけたら執事ドラマ…

【More】

世間は執事ブームなのでしょうか…?
それとも私が知らなかっただけ?(たぶんそうだろうけど。)

そんな中、思いだした一冊。

『マダムとミスター』(遠藤淑子)。
成金のじいさまに先立たれた、マダム。名前はグレース。
そんなマダムに仕える執事。名前は忘れました。ごめんなさい。

以下に簡単に説明しますが…。
ごめんなさい。手元にもうないのでセリフとかうろ覚えです。
「こんな感じのセリフだったなあ」という感じで書いています。
その辺、申し訳ないです。

グレースはまだ若く、もともとはメイドとして屋敷で働いていました。
でもじいさまの世話をするにつれ、じいさまに気に入られ結婚…。その時はじいさまはすでに病気で伏せっていました。
結婚して間もなく、じいさまは天国へ…。

このグレース、周囲には「財産目当てで結婚したのよ、文句ある?」と吹聴してますが、実は違います。
グレースは献身的にじいさまのお世話をしていたんです。
そして、頭も良かった。
そんなグレースの長所を見抜き、グレースならこの家も、使用人も全て守ってくれるとじいさまは確信し、グレースが不安定な立場に立たずに済むよう、きちんと結婚したのでした。
そして、そんなグレースを支えるために、信頼する執事(若き男性)と養子縁組もさせます。
そして、思い残すことはないと、じいさまはこの世を去ります。

その後、グレースはお金儲けの話にすぐ飛びつき、執事を悩ませる生活を送ります。
(特にギャンブルに目がないグレース)
でも、その破天荒と見える彼女のやり方には、考えが必ずあり…。

怪しい霊媒師を屋敷へ入れたとき、執事は大反対します。
でもこれはグレースが、
「私はじいさまが生きているうちに、じいさまに好きだと言えなかった。それが心残りなので、本当にじいさまの霊を呼んでもらえるのなら、その言葉を伝えたかった。」
と思ったからでした。
執事は、そんなグレースに、
「旦那さまは、奥様の気持ちはすべて分かっていました」
と優しく答えます。

それから、屋敷へ泥棒が入ってきた時…。
風邪で伏せっていた執事に代わり、グレースは使えもしないライフルを手に泥棒へ立ち向かいます。
「どうして、そんな危険なことをしたのか?」
という執事に対し、
「私は、じいさまからこの家を守れと言われたの。この家を守るということは、この屋敷で働く使用人すべてが安心して生活できるようにすることだとも。私はこの家の主人として、みんなを守る義務がある」
と答えます。
このときのグレースはカッコいいです。

…とまあ、こんなお話です。

私はグレースのように、しっかりと自分を持っている人物が好きです。
周囲にどう思われようと、自分は自分とまっすぐに進む生き方に好感が持てます。
読んでいて気持ちもいいですし!
私自身もこういう生き方がしたいとよく思ったりします。なかなか難しいですが…。

この作品に出てくる執事はスーパー執事では決してありません。
(ドラマの執事は何かスーパー執事な感じだったので…)
でも、主人の性格を愛し、忠実に仕えます。
そして、その信頼にグレースも答えます。
こんな二人は読んでいてとても微笑ましいです。
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*Comment

これ、タイトルだけ知ってるなぁ。
そういう話だったんだ。今度読んでみたいと思うよ。
遠藤さんの女性キャラって、比較的みんなしっかりものだよね。
アリエルも結構好きだよ。
大和和紀さんの書く女性キャラも芯が強くてかっこいい・・・好きです。

水ちゃん、作品紹介うまいね。
やっぱり文章力が優れておいでなのだわ!さすがです!!
アリエル |  2009.01.15(Thu) 22:28 |  URL |  【コメント編集】

懐かしいです、マダムとミスター。
私も執事の名前は思い出せませんが(実はグレースの名前も思い出せなかった)、グレースのはちゃめちゃぶりに振り回されるミスターが面白かったのを覚えています。
マダムとミスターの間に流れる、あの何もいわないけどまったりとした空気が好きでした。
久しぶりに読みたくなりましたが、古本屋や貸本屋にあるかな~?
微妙です。
はぎ |  2009.01.16(Fri) 06:44 |  URL |  【コメント編集】

コメントありがとうございます。

アリエルさん
遠藤さんの作品は、笑いがいい!
後ゆったり感かな。
大和和紀さんは、私も大好きなので、後日こちらで熱く語る予定でおります!
そして、ほめてくれてありがとう。
感想とか紹介とか文章にするのは苦手なので、嬉しかったです。

はぎさん
執事の名前、今朝になって突然思い出しました!
ジョンストンじゃなかったでしたっけ?それともこれは家の名前?
グレースのお金を目の前にすると目が輝く性格が好きでした。
文庫版でも出たみたいですが、古本屋にはこれを含め、遠藤さんの本自体、少ないみたいです…。グスン。
水玉 |  2009.01.16(Fri) 09:33 |  URL |  【コメント編集】

★ご無沙汰しております。

体調の悪さとあまりの忙しさにここ数ヶ月ろくにパソコンをさわっておりませんでした。

ようやく落ち着いたので久しぶりにお邪魔しましたら、まあやはりというべきか・・・

読みきれない程の量!堪能させていただきますね♪

ふとコメント履歴が目に入り、読書記録なるものを知り・・・
すみません私も昨日知りました・・・

でマダムとミスター!
私も大好きです!遠藤さんの作品はほとんど全て読破済みです。。
絵に抵抗を感じる方が多いのか、未だに私も読んでる!
って人にお会いしたことがなかったので、とてもうれしいです♪
執事さんの名前はピーター・グラハム。

グレースとは戸籍上親子になってるんですよね~

遠藤さんの作品は基本コメディに見えますが、登場人物の思いや考え方、作者の思いが深く込められていて最後には涙するほど静かな感動を覚えることも多く、大好きな漫画家です。

水玉さんが読まれていたと知って、とっても嬉しいです!

実は数日のうちに出産いたします。
またしばらくお邪魔できないかもしれません・・・

がんばって出産に向かうためにもそれまでゆったりと今まで
ためにためた未読の作品を読ませていただきますね!
英気をつけてがんばってきます!

水玉さんもお体に気をつけて素敵な作品を書いてくださいね!

yume
yume |  2011.07.22(Fri) 10:20 |  URL |  【コメント編集】

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