日々草子 入江法律事務所 19

入江法律事務所 19

琴子ちゃん、HAPPY BIRTHDAY!!

今年は少し余裕を持ってUPできました!よかった!
本来ならば二話に分ける長さなのですが、何となく一話にしたかったので。
長くて読むのが大変で申し訳ありません。

こじつけ感が大ですが、他サイト様の素敵バースデーストーリーの末席にでも連なることができればと思います。










入江法律事務所の自称秘書、相原琴子はお気に入りのフランス製手帳を広げて、一人ニンマリとしていた。

「先生、今度の土曜日、何の日か知ってます?」
「土曜日って何日だ?」
琴子の雇い主、弁護士の入江直樹は訴状の作成から目を離さず聞き返す。
「28日。9月28日です。」
ムフフ、ムフフと怪しい笑い声を立てる琴子に直樹は怪訝な顔を向けた。

「便秘の日?」
「…何ですと?」
琴子の目が点になった。
「お前がそんな気色悪い声を出しているってことはそうじゃねえの?便秘の日でどっかでイベントやっていて、最新の便秘薬でも無料で配るから機嫌いいんだろ?お前、タダで物もらうことがこの世で一番幸せって感じだし。」
「いや、そもそも私はそのような薬はそこまで必要とはしてませんが…。」
「じゃ、何だ?」
「誕生日ですよ、私の!」
よりによってそんな日に間違えてくるとは。琴子はプーッと頬を膨らませて正解を口にした。
「ああ、そうなんだ。」
「そうなんです。」
勿論、直樹から何かもらおうなんて思ってもいない(いや、本当はほんの少し期待しているのだが)。でも直樹に自分の誕生日を知ってもらうだけでも嬉しい琴子であった。

しかし。

「なるほど、お前がまた一つ、婆さんになる日ね。」
「ば、婆さん?」
またもや目が点になる琴子。
「そうだろ?誕生日、すなわちお前が婆さんになる日がまた一歩近づくってわけか。そうか、お前はそんなに婆さんになる日が待ち遠しいのか。」
直樹はパチパチとキーボードを叩きながら、意地悪く言った。
「誕生日をそんな日と考える人、いませんよ!」
と、琴子が直樹のデスクに近づいた時だった。

「ごめんください。」
事務所のドアが開かれた。顔をのぞかせたのは一組の老夫婦であった。
「駒沢様!本日はお約束頂いていたでしょうか?」
彼らは直樹が顧問弁護士を務める中小企業の社長夫妻だった。琴子はもしや自分のスケジュールミスかと、慌てて事務所の予定に目をやった。
「いいえ、違うんですよ。ごめんなさいね、アポもないのに突然押し掛けてしまって。」
優しい駒沢夫人が琴子に笑いかける。
「何かトラブルでもありましたか?」
直樹も立ち上がった。
「いえいえ。今日は相原さんにお話がありまして。」
「私ですか?」
突然自分の名前を出されて、琴子はキョトンとなった。直樹の方は何事かと琴子と駒沢夫妻を見比べた。



「お見合い!?」
応接スペースで四人は向かい合って座っていた。そのテーブルには白い表紙の見合い写真が置かれている。
「ええ、そうなんです。こちら、私共の取引先の会社の息子さんでしてね。どなたかいいお相手がいないかと頼まれまして。」
「そこで相原さんを思い出したんですのよ。」
とりあえず写真を見てみてと勧められ、琴子は開いてみた。意思の強そうな、キリリとした顔立ちの男性がこちらを見ている。
「なかなか好男子でしょう?」
駒沢夫人が琴子に微笑む。
「ええ、そうですね。」
確かになかなかかっこいいと琴子は思った。隣の直樹が写真を覗きこみ、こっそりと眉を寄せたことに気付きもしない。

「私もよく顔を合わせているのですが、まあ、父親の会社を盛り立てようと仕事熱心でしてね。社長の息子という座に甘んじることなく、どんな仕事も気持ち良くこなすものですから社員の信頼も厚いんですよ。」
従業員は50人程度であるが業績も好調な会社だと駒沢が説明する。
「鷺沼さんと仰って、年齢は35歳。」
「少し年齢が離れていますね…。」
琴子がそこを気にすると、
「いやいや。一回り程度は大丈夫でしょう。」
と、意に介さない駒沢夫妻。

「実は私共、仲人を結構務めておりまして。」
「そうなんですか?」
「ええ。この鷺沼さんのお話がまとまったら、記念すべき50組目なんですよ。」
「50組、すごいですねえ!」
「何がすごいだ」と直樹は口に出さずに琴子に突っ込んでいた。

「それで今度の土曜日、会ってみるというのはいかがかしら?」
「今度の土曜日?」
琴子が驚いたので、
「あら、用事がおありかしら?」
と、駒沢夫人が不安な顔を見せた。
気が進まないならば適当な嘘をつけと直樹は願ったが、そんな嘘がつけないのが琴子である。
「いえ…特には。」
「あら、よかった!」
駒沢夫妻が顔を見合わせ、喜ぶ。
こうしてトントン拍子に琴子の見合いが、琴子の誕生日にセッティングされてしまったのだった。



「すごいなあ。社長の息子さんかあ。」
駒沢夫妻が返った後も、鷺沼の写真と釣書を眺め感心している琴子。
「…俺だってそうだけどね。」
「従業員50人ってなかなかの数ですよね、先生?そこの息子さんってすごいですよね?」」
「…うちは1000人超えてるけどね。」
社長の息子ということに感心している琴子が憎らしく、直樹はつい父親の会社を引き合いに出してしまった。
「え?何か言いました?」
しかし、その声はどうやら琴子に届いていないらしい。
「別に。」
どうも琴子が乗り気なのが直樹は気に入らなかった。確かに直樹の目から見てもなかなかの男前である。
―― こいつ、やっぱり俺のことはただの雇い主としか思ってないのか?
やはり琴子の気持ちは直樹には理解できそうもない。

作り上げた訴状を琴子が出しに行った後、直樹は応接ソファに行儀悪くゴロリと横になった。
琴子が結婚する――そんな日が来るとは想像もしなかったわけで。
琴子の左手に指輪が輝き、それを見ながら自分が仕事をする――時には夫と電話をする様子なども見ることになるわけで。

***************

「すみません、いつもお世話になりっぱなしで。」
「いいのよ、小さい子たちは可愛くてこちらも楽しいわ。」
謝る琴子に紀子が笑っている。
「ママ!」
「ママ!」
「二人とも、いい子にしていた?」
「していたよ!」
現れたのは、男の子と女の子。競い合うように琴子に抱きつく様子を直樹は見ていた。
「保育所はとても入れなくて。こうしておばさまが面倒を見て下さっているおかげで私も仕事を続けられます。」
「いつからうちは託児所になったんだ?」と直樹はムスッとしている。

「あ、おじちゃんが怖い顔をしている!」
そんな直樹に男の子が気付いた。
「おじちゃん、今日も怖い!」
女の子が泣き出す。
「こらこら、おじちゃんじゃないでしょ?すみません、先生。」
「ううん、うちのお兄ちゃんが悪いのよ、琴子ちゃん。ほら、お兄ちゃんもそんな仏頂面しないの!だからいつまで経っても独身なんだわ、しょうがないんだから。」
「フン」と直樹はそっぽを向いた。

「すみません、うちの子がお騒がせして。」
そこに登場したのは鷺沼である。
「パパ!」
「パパだあ!」
自分に見せた顔とは正反対の機嫌の良さで、子供たちが鷺沼に抱きつく。
「琴子、帰ろうか。」
「ええ、あなた。」
寄り添う鷺沼と琴子。
「ああ、琴子ちゃん。これ、忘れ物よ。」
紀子が帰ろうとする琴子の手に紙袋を渡す。その顔は「ムフフ」と笑っている。
「ありがとうございます。こっちのドラッグストアの方がこれ、安いんですよ。」
と、琴子の方はなぜか顔を赤くしている。
「そうよね。マムシエキス入りスッポン山芋ドリンクはうちの方が安売りすることが多いから。」
「何だ、それ!?」と直樹は耳を疑った。そんなあからさまな目的の物をなぜ、琴子が?
「消費量が早くてお恥ずかしいです。」
子供と戯れている鷺沼に目をやりながら、琴子が更に顔を赤くした。
「いいじゃないの、それだけ琴子ちゃんが愛されているってことですもの。」
「やだ、おばさま!」
「ウフフ、幸せ者ね、琴子ちゃん!」
「やだ、もう…っ!!」

***************

「…先生、先生!」
直樹が目を開けると、心配そうに顔を覗きこんでいる琴子がいた。
「帰ってきたら、先生がすごいうなされていたので心配になって起こしたのですが。」
「夢か…。」
汗をびっしょりかいている。直樹は「ふう」と溜息をついた。
「先生、怖い夢でも見たんですか?よかったら内容、聞きましょうか?」
「え?」
「怖い夢は人に話すと大丈夫だっていうから。」
「人に話す…?」
直樹は夢の内容を思い返す。そんなこと、絶対琴子には言いたくない。

「先生?」
「あのさ、お前に言っておく。」
「はい?」
「結婚したら、退職な。」
「え!?結婚したらここを辞めなければいけないんですか!?」
「ああ、そうだ!」
「今どき、そんな会社ありますか?」
「うるせえ!!この事務所は俺が経営者だ。俺が雇用規則だ!文句は言わせない!」
「そんなあ…。」
そのまま琴子がどこぞの相談機関へ行ったら、間違いなく問題視されることを直樹は口にしてしまった。しかし他の男とのろける琴子を見ながら働くなんて我慢できない。



その晩、直樹はスッキリしまいまま帰宅した。そんな息子に紀子が訊ねてきた。
「ああ、お兄ちゃん。琴子ちゃんに話してくれた?琴子ちゃんのお誕生日にうちで食事しましょうってこと。」
実は琴子の誕生日については今朝、紀子から聞かされていた直樹であった。だから琴子に言われなくとも知っていたのである。
「何を作ろうかしら?ケーキは絶対でしょう?あと、琴子ちゃんの好きな物はと…。」
「あいつ、その日は来ないよ。」
直樹はボソッと答えると、着替えにも行かずにスーツでリビングのソファに座りこんだ。
「あら?何か用事があったの?」
「見合いだとさ。」
「へえ、あいつと見合いするなんて命知らずのチャレンジャーがこの世にいたんだ!」
リビングで雑誌を読んでいた弟、裕樹が目を丸くした。
「そんな一生を棒に振るような男がいたなんて…。」

ガラ、ガラ、ガッシャーンッ!!!

裕樹の言葉をかき消す派手な音がリビングに響いた。兄弟は音の方向を見た。

「お、お、お見合い…?琴子ちゃんが…?」
手にしていた皿を派手に落としても拾うこともせず、真っ青になって紀子が震えている。
「どういうこと?」
「どうもこうも。うちの顧問先が持ってきた話さ。今度の土曜日、お見合いするって。」
「ああ!!何てことでしょう!!」
紀子の叫び声に兄弟は耳を塞いだ。
「あんな可愛い琴子ちゃんですもの。絶対お見合い、上手くいくに決まってる!そうよ、琴子ちゃんの魅力が分からない馬鹿な男なんていないわ!…約一名をのぞいて。」
紀子は直樹をジロリと睨んだ。直樹はサッとその視線を交わすと、着替えるためにそそくさとリビングを出て行った。

その晩の入江家の食卓は、ショックで夕食作りを放棄した紀子のために、カップラーメンが並ぶことになった――。



そして9月28日。
朝から紀子が鬱陶しかったため、直樹は街へと繰り出した。

―― 今頃、見合いの真っ最中か。
確か昼食を二人で食べることになっているという話だった。直樹は書店で適当な本を立ち読みしつつ時計を気にしていた。
適当な小説を選び、レジで会計をしようとした直樹の目が、店員の後ろに貼られていた一枚のポスターで止まった。
「これ…。」

書店を出た直樹は喉が渇いたこともありカフェに入った。今日は天気もよく気温もちょうどいいのでテラス席に座る。
周囲の女性の視線を鬱陶しいと思いつつ、直樹はコーヒーを口にした。
―― あいつがいなくなったら、あのコーヒーとは永遠のお別れってことか。
仕事は壊滅的であるがコーヒーを淹れることに関しては琴子は最高だと思う。
―― ポットに作り置きしてもらっても…何日ともたねえしな。
どうでもいいことを考えながら、直樹は道を歩く人々を観察しようと目をやった。

「ん?」
見覚えのある人間がトボトボと肩を落として歩いてくるではないか。直樹は人違いかと目を疑ったが、違った。

「おい!」
直樹が声をかけるとその人間は顔を上げた。
「先生?」
琴子が驚いた顔をして直樹を見た。



「こんなおしゃれなカフェに一人で入るなんて、さすが先生ですね。」
「バレンタインに一人でレストランに乗り込んだ人間に言われたくねえけどな。」
そんな口を叩きながらも、直樹は琴子をゆっくりと観察した。紺色のワンピースが上品である。
―― これじゃ、見合いも成功するわな。
紀子が言うように、こんな琴子を振るような馬鹿な男は確かにいないだろう。



だが。
「私、振られました。」
「何!?」
思わず直樹はコーヒーを零しそうになった。
「初対面で…振られちゃいました。」
どうりでがっくりと肩を落として歩いていたわけである。

「お前…何かやったのか?」
琴子は首を横に振った。
「特に何も。私って魅力ないんですね…。」
「はあ」と大きな溜息をつく琴子に、さすがに直樹もかける言葉がなかった。
「私なんてやっぱりだめなんですよ。」
「お前さあ…相手のこと、好きだったわけ?」
直樹は琴子に訊ねた。
「そこまで感じるほどでは…。」
「じゃあ、何で落ち込んでいるわけ?そんなにあの人と結婚したかったのか?」
「結婚?」
なぜか琴子は「うーん」と腕を組んで悩み出す。

「というか…初対面で振られたってことがショックなんですよね。」
「それじゃ、特に結婚願望はなかったわけか。それじゃあ、相手がぜひ結婚してくれって言ったら?」
「え!?それは困るかも!!」
見事に矛盾した答えに、直樹は思わず「ぷっ」と噴き出した。

―― 何だ、こいつはあの男に惚れていたわけじゃないのか。

途端に直樹の中のモヤモヤとしたものが消え去って行った。

「しょうがねえな。おごってやるから好きなもん食え。」
「いいんですか?」
「ああ。食欲はないかもしれないが、人間、何か口に入れれば元気が…。」
「それじゃ、このスペシャルチョコレートパフェいいですか?」
「…お前、本当は落ち込んでねえだろ?」
一番大きなデザートを迷いもせず注文する琴子に呆れつつ、直樹は許可した。

「ん~おいしいっ!!」
満面の笑みでパフェを頬張る琴子。
「…しかし、馬鹿な男がいたもんだ。」
「ん?」
「いや、こっちの話。」
よく知りもしないうちに琴子を袖にするなんて、馬鹿な奴だと直樹は内心思った。

「そうだ、こんなもんがあるんだけど。」
直樹は財布から二枚のチケットを取り出した。
「お前、興味あるんじゃねえの?」
「何ですか?まさか、便秘イベントが本当に行われているとか?」
食事の席に相応しくないことを口にしつつ、琴子はチケットを覗きこんだ。
「“ガラスの能面の世界展”!どうしたんですか、これ!」
大好きなマンガのイベントのチケットだと知り、琴子の顔がパーッと輝いた。
「…顧問先でもらった。」
つい直樹は嘘をついてしまった。本当は先程の書店で見かけて購入したものである。
「やるよ。誕生日プレゼント。」
「…え?」
琴子はチケットを手に、プルプルと震え出した。
「これでお前も着実に婆さんへの道を歩んでいるってわけで。とりあえず、おめでとう。」
素直に祝いの言葉を口にできないのが直樹である。
「あ…ありがとうございます。すごく嬉しい!」
こんな物で感激してもらえるなんてと、直樹も嬉しくなった。

「二枚ありますよ?先生も一緒に行きましょうよ!」
これから行こうと、琴子が直樹を誘う。
「いいよ。天狗女の話なんてよく分からねえし。」
「私が隣で説明しますって。ね、行きましょう!」
猛烈な勢いでパフェを食べ終えると、琴子は直樹を引っ張る。
「ちょっと待て。」
直樹は時計を確認した。
「今ならまだ間に合うか。」
「何か?」
「お前、今夜予定ある?」
「え!?」
琴子の顔が沸騰したように真っ赤になった。

「そんな…先生、プレゼントにご自分を?」
「…あ?」
「いや、そこまでは受け取れません!先生の操はちゃんと守らないと!いいんです、私、パフェとこのチケットだけで十分ですから!」
「この、大馬鹿野郎が!!」
琴子の耳を引っ張って、直樹はおもいきり怒鳴りつけた。
「ったく、気持ち悪いこと考えやがって!お袋がお前の誕生日を祝いたいって前からうるさいんだよ!今から連絡すれば準備が間に合うだろうから。」
「おばさまが!」
琴子の目が潤み出す。
「嬉しい…私の誕生日、お祝いしてくれるなんて。先生も一緒に?」
「…自分だけ御馳走食って、俺にコンビニのおにぎりでも食わせようって魂胆なのか、お前は?」
「めっそうもない!!」
琴子はブンブンと手を振った。
紀子に電話をかけると、それはもう大喜びだった。

「それじゃ、天狗女の所に行くか。」
「違いますってばあ。マヨです、マヨ。」
「あーあ、すげえつまらなさそう。」
「そんなことありませんってばあ!私が楽しい時間をお約束します!」
「どうだか。」
「あ、そうだ!」
琴子が足を止め、直樹を見上げた。
「先生、私、結婚しないからまだまだ、先生の下で働けますよね?」
「え?ああ、あれか。」
結婚したら退職などと、女性差別も甚だしいことを口走ったことを直樹は思い出した。
「うふ、それじゃ定年まで頑張ろうっと!」
「定年なんて決めてないけど。」
仮に決めたとしても、その年齢まで結婚しないつもりかと直樹は琴子に言いたくなったのを堪えて、
「あーあ、そりゃ残念だ。」
と悪態をまたもやついた。
「せっかく美人で仕事ができる有能な秘書を雇おうと楽しみにしてたのにな。」
「えっ、そんな!」
「まあ履歴書見たり面接したりするの、すげえ面倒だから、仕方ないからお前で我慢することにする。」
「よかった!」
ホッとする琴子を「ほら、さっさと歩け」と直樹は促した。



***************

「…あんな風に言われたらなあ。」
その頃、琴子の見合い相手の鷺沼は家で苦笑していた。
「可愛くて明るくて、是非話を進めてもらおうと思っていたんだけど。」
何故彼は話を進めなかったのか。それは…。

「あんなに先生が、先生がって嬉しそうに話をされたらな。」

琴子の仕事について訊ねた時。純粋に弁護士秘書とはどんなことをしているのか聞きたかっただけなのだが。
琴子からはどういうわけか「うちの先生は顧問会社の方にも丁寧で」「うちの先生は裁判でとても立派で」と、上司である弁護士のことを口にしたのである。しかもその顔がとても誇らしげで嬉しそうであった。

「絶対、先生とやらに惚れているんだろうな。」

残念だが仕方がない。とても「先生」に自分は敵いそうもないと、鷺沼はあっさりと身を引くことにしたのだった。



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るんるんさん、ありがとうございます。

こちらにもコメントありがとうございます。

そして、今年も私の二次デビューを覚えていて下さって!!本当にどれだけ感動したことか!
ありがとうございます。今年もこうしてるんるんさんにお祝いしていただけてとても嬉しいです~。
私のこと忘れないでいて下さって、ありがとうございます。

このお話のテーマは「夫婦漫才」といっても過言ではありませんよね。
こんなに分かりやすいのに、どうしてくっつかないのか…(それはくっつくと私がネタに困るから)

ナイトさん、ありがとうございます。

お久しぶりです。私のこと、覚えていてくださってありがとうございます。

本当に入江くん、素直になってほしいですよね。
ふふふ、紀子ママよりも琴子ちゃん、自分でお見合いぶち壊してきてしまいました(笑)
でも入江先生は大喜びだったことでしょう。

カボチャの世界へようこそ!
パスワード見つけて下さってありがとうございます。

吉キチさん、ありがとうございます。

いえいえ、とんでもありません。
こうして御訪問して下さったことが嬉しいです。

そうですよね。琴子ちゃんの心には入江先生しかいませんもん。お見合いは顧問先の顔を立てる意味で出かけたようなものでしょうし。
入江先生もそんな夢にうなされちゃって。どうしてそんな夢を見たのか、なぜ汗をかくほど怖かったのか。その気持ちをつきつめていけば、自分の気持ちに気づくのになあと思います。

仕事なんて手につかなかったことでしょう!!

まあちさん、ありがとうございます。

よかったですよ~!!
もう、あんなの私なんてしょっちゅうやってますよ!気にしない、気にしない!むしろ私はああいうのが大好きなので(笑)
素直じゃない入江くん、いいですよね。
本当に琴子ちゃんへの最高のプレゼントになるだろうに…でもそれが入江くんなんだな。

紀子ママさん、ありがとうございます。

紀子ママさんのところのイリコトイラスト、とても素敵でした~!!!

そして再放送!!私、リアルで見てましたよ。
ていうか、当時はガラスの仮面のコミックスをまだ持っていてドラマ化になるっていうんで、古本屋で値上がりすると思って9巻を慌てて買ったくらいですから。あ、数年後に全部処分しましたけど。だっていつまでも終わらなくて、話のテンポ遅くてイライラしちゃったんですもん。
安達祐実ちゃんがすごくてね~。人形役なんて本物みたいで。ライバルの子、いくらお嬢様設定だからといって毎回毎回、一人で結婚式の招待客みたいな格好してくるところが笑えました。

YKママさん、ありがとうございます。

そうなんですよね。
本当に早く気付かせたいんだけど、そうなると話の雰囲気変るし。
私もネタなくなるし(笑)

琴子ちゃんは全く気付きませんしね。
まだもう少し、この距離感を楽しんでいただけたらと思います!

みかちっちーなさん、ありがとうございます。

『サブ・ローザ』も楽しんで頂けてよかったです。
そしてこちらも楽しんで下さってありがとうございます。

入江先生が「俺がプレゼントだ!!」といきなり服脱いだら(変態か?)琴子ちゃん、目が点になりますよね、きっと!!
「えと…こき使っていいってことですか?」とかとんでもないこと言いそうです。鈍感娘ちゃんだから。

このシリーズが一番好きだと仰って頂けて、とても嬉しいです。
結構そういう方が多くて…やっぱり初々しいからでしょうか?

たまちさん、ありがとうございます。

ガラスの能面z(笑)映画化(笑)
入江先生は琴子ちゃんの頼みなら、いやそうな顔をしつつも付き合ってくれると思います。
「こんなマンガばかり見ているからお前は頭がよくならないんだ」とか文句言いつつ(笑)

夢にまで出てきても気づかない、いや気づこうとしない入江先生。
そして鈍感琴子ちゃん。一生この二人、かみ合わないんじゃないかって感じですよね。

私もコメディに飢えていたので、こうして好き勝手に書けてホッとしました。
プロフィール

水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
そっと見守っていただけたら嬉しいです。

※当ブログに掲載されている文章及びイラストの無断転載・使用はご遠慮下さい。

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御訪問ありがとうございます
このブログについてのお願い
当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

二次創作が苦手という方及び原作のイメージと合わないと思われる方はどうぞお引き取り下さいますようお願いいたします。

コメント及びメールなどでの苦情及び批判は公開、非公開を問わず、私へ告げることはご遠慮いただけますよう、お願い申し上げます。

このブログ及び掲載されている話が嫌いだと思われたら、黙ってあなた様の中から、このサイトの存在を消去していただけますよう、お願い申し上げます。

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