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2011.08.27 (Sat)

売店のオバちゃん

ちょっと長いです。




【More】





あたしの名前はカヨ。
え?名字はって?そんなもん、アンタに教える筋合いはないよ。
斗南大学医学部付属病院の売店に勤務すること25年。
というと大仰だけど、要するにただの売店のおばちゃんだよ。



「はあ。」
「どうしたのさ、さーちゃん。」
アタシは特製ドリンクを出しながら、疲れた様子のさーちゃんに声をかけた。

ちなみにここは売店の裏手にある小部屋。
アタシ専用といってもいいね。
え?なんで売店のおばちゃんが部屋を持っているのかいって?
そりゃあ、アンタ。勤続25年ともなれば部屋の一つや二つ、もらってもバチは当たらないだろうよ。

え?さーちゃんって誰だって?
ああ、もう面倒だねえ。そこも説明しなければならないのかい。

さーちゃんの本名は細井小百合。小百合だからさーちゃん。
この病院の外科の看護師長さ。
さーちゃんとアタシは同じ年で気が合うんだよ。



「田中さんが元気なくてね。」
特製ドリンクを一気に飲み干した後、さーちゃんは呟いた。
「田中って、有能な?」
「そう、そう。清水主任の次にできる看護師。」
「ああ、それはね。」
アタシはお茶受けのナスの漬物を頬張った。

「…検査技師の矢島とうまくいってないからだよ。」
「え?矢島?矢島ってあのチャラ男の?あの二人付き合ってるの?」
「そう、そのチャラ男の矢島。そいつにさ、二股かけられたんだよ。」
「あのまじめな田中さんが矢島と!」
「ああ。」
アタシは今度はとっておきのお茶を淹れてやった。
さーちゃんはすぐに飲まず、湯呑の温かさに浸る。

「でも、すぐに元気になるだろうよ、田中さん。」
「そうなの?」
「ああ。矢島のバカさ加減にそろそろ目覚める頃合いさ。田中さんがチャラ男を捨てるだろうね。」
「そう。それなら安心したわ。」
やっとホッとしたさーちゃんは、お茶をすすった。



「それじゃさ、カヨちゃん?」
「…桜井さんのことかい?」
「さすがさーちゃん!」
桜井ってのも、さーちゃんの下で働いている看護師だよ。
面倒だから、訊ねられる前にアンタに説明しておくわ。

「桜井さんは耳鼻科の山本先生といい関係を保っているよ。」
「そう?それじゃあそろそろ結婚の話も…。」
「出てないことはないみたいだけどね。でも桜井さんは仕事続けると思うよ。」
「よかった!」
胸を撫で下ろすさーちゃん。

さーちゃんみたいな中間管理職も大変だよね。
看護師は万年人不足だからさ。



「それじゃあさ、あと…。」
「医学部長選挙かい?」
「そうよ。まあ、あたしたち看護師にはあんまり関係ないけれど。」
「知っておくに越したことはないってか?」
「うん。」
さーちゃんは今度は自分で急須にお湯を入れて、アタシにお茶を淹れてくれた。

「まあ、勅使河原教授か左近寺教授ってとこだろうよ。」
アタシはさーちゃんが淹れてくれたお茶をすすりながら答える。
「あら、そうなのね。」
「もっとも勅使河原はあれだよ。」
「あれって?」
「女のことが奥さんにばれてさ。確かこの間、奥さんが弁護士を依頼してたっけね。」
「うわ、離婚?」
「奥さんは慰謝料ガッポリふんだくりたいらしいけど、勅使河原がそれだけは避けたいらしいね。まあ、海外旅行で手を打つ気なんじゃないかい?」
「それがばれたら、左近寺教授の勝ちじゃないの。」
「まあね。でも組織票があるからどう動くか分からないね。」



「あとさ…。」
「ギリコの新しいチョコレートは明日入荷予定だよ。」
「さすが、カヨちゃん!」
「林永のビスケットもね。」
「カヨちゃん、大好き!」



と、まあこんな感じでアタシはさーちゃんに情報を流しているってわけ。
さーちゃんは看護師という職業柄、口が固いからいいんだよ。

え?ネタはどこで仕入れているのかって?
アンタも野暮なことを言うんじゃないよ。
ニュースソースを明らかになんてできるわけないじゃないか。
売店のおばちゃんだって守秘義務ってもんがあるんだよ。
勤続25年にもなれば色々あるのさ、色々とね。



「えー?何で売店に来ちゃったの?」

店から聞こえてきたこの声に、さーちゃんが「ああ」と頭を押さえた。

やれやれ…またあの子かね?

「おかしいなあ?レントゲン室へ行くつもりだったのに。ここの隣は…違うか。」

馬鹿だね。
レントゲン室はこの一本向こうの廊下沿いだよ。



「もう入江さんはいつになったら覚えるのかしら?」
「本当だねえ。この前は採血室と売店を間違えていたけど。」

この声の主の入江っていう看護師。
今年入ったばかりの新人。

「あたしが看護師になって以来、こんなに出来の悪い人間は見たことない!」
と、さーちゃんが豪語するくらいのひどい看護師らしい。

看護の腕はアタシには分からないけど、まあ方向音痴は相当なもんだね…。



「カーヨーさんっ!」
この能天気で無駄に明るい声は…。

「今日もきれいだね、カヨさん?」
「…ありがとうございます、西垣先生。」
この人は斗南大病院のドン・ファンこと、外科の西垣先生だ。

「ところでさ、カヨさん。」
西垣先生はキョロキョロと辺りを見回した。
今アタシたちがいるのは、売店の隅っこ。幸いというか不幸といおうか、傍には誰にもいない。

「…コで始まってムで終わる物は仕入れませんから。」
「そんなあ、カヨさん!」
西垣先生は悲痛な顔をして、アタシの両肩を掴んだ。
まったく、女と見たらこれだよ。

「僕とカヨさんの仲じゃないか!」
「大体、何に使うんですか?」
アタシは寝巻を品出しする手を休めることなく、訊ねる。
「それは…そのお…患者さんに…。」
「患者さんに?」
「色々と指導をと…。」
「外科で指導?何の指導をするっていうんです?」
アタシは西垣先生をギロリと睨む。

「だからさあ…。」
「外科病棟に必要だというのなら、病棟から事務へきちんと手続きを取ればいいでしょう?」
「病棟って…そんなこと…。」
オロオロとする西垣先生。
西垣先生が看護師をはじめとする病院の女性スタッフと何をやっているか、こっちは全て分かってるんだよ。

「とにかく、今後も仕入れる予定はありませんから!」
アタシはボスッと寝巻を西垣先生の顔に押し当てた。

先生はずり落ちた眼鏡を直しながら、ヨロヨロと売店を出て行った。



「琴子ちゃん、今お昼かい?」
「あ、ええと…山口さん!」
「違うよ、香川だよ。」
レジに立っていたアタシは、顔を上げた。
見るとおにぎりコーナーの前で、例の入江って看護師が患者に声をかけられていた。

「香川さんはマンガを?」
「うん、久しぶりにね。」
香川という患者はニコッと笑いながら、手に持っていた雑誌を掲げていた。
「琴子ちゃんと話していたらさ、読んでみようかなって気になって。」
「すごい!マンガを読む元気が出てきたら退院もすぐですよ。」

「あれ?琴子ちゃん、ここで会うなんて珍しいね。」
「あら、塩田さんも。」
「塩野ね、琴子ちゃん。」
また患者の名前を間違えているよ。
やれやれ。それくらいちゃんと覚える気はないのかい?

「塩野さんは新聞ですか?」
「うん。昨日勝ったから。」
塩野さんの持っているスポーツ新聞には、大きくプロ野球のチームが勝ったことが載っている。

それにしても珍しい子だね。
新人だってのに、名前を覚えられて、しかも下の名前で呼ばれるなんて。
それに患者さん、ずいぶんといい顔をしているもんだ。

…悪い子じゃなさそうだね。



「ふう。」
患者さんたちが行った後、入江さんはおにぎりを二つ手に取って溜息をついていた。
「…やっぱ、一つでいいや。」
そのうちの一つを戻して、レジへやってくる。

「…アンタ、これだけかい?」
「へ?」
いけない、アタシとしたことがつい余計なことを。
「ええと…すみません。ちょっと食欲がなくて。」
どうやら、儲けにならないことをアタシが怒っていると思ってしまったらしい。

「違うよ、こんなもんじゃ力が出ないだろ。」
「でも…。」
入江さんは少し元気がない。
「…失敗ばかりで、食欲がないんです。」
「ふん。」
そりゃあそうだろうね。
あれだけ間違えたらさ。
今日はアンタ、「うそ!内科へ出るはずが売店に!」って叫んでたしね。

「ちょっとおいで。」
アタシは彼女が手にしたおにぎりを脇に置いて、「あとは頼んだ」と若手に言いつけた。

「ほら、おいで。」
「どこに?」
何が何だか分からないといった様子のこの子を、アタシは例の小部屋へと連れて行った。


「ほら、これ飲んで。」
そう言ってアタシが出したのは特製ドリンク。
このドリンク、さーちゃんにしか出したことないんだけどね。
だってこれを飲ませてもいいっていうスタッフに会ったことないんだもん。

「これ、何ですか?」
緑色した液体を、気味悪そうに見ている入江さん。
「いいから、黙って飲む!!」
「はい!!」
アタシの剣幕に押され、入江さんはコップを手に一気飲み。
…何で目を閉じて飲むのさ、失礼な。

「…おいしいっ!!!」
飲み終わった入江さんの顔がパアーッと輝いた。
「だろ?」
ふん、アタシの作ったもんがまずいわけないじゃないか。

「これ、何ですか?」
「秘密のドリンクだよ。限られた人間しか知らないから内緒だよ。」
「秘密…わかりました!」
素直な子だね。

「ほら、これも食べな。」
次にアタシが出したのは、煮物と手作りのおにぎり。
「おいしい!」
さっき「一個でいい」とか言っていた顔はどこへやら。
まあ、気持ちよく平らげてくれること。

「アンタさ、看護師は体力勝負なんだよ?ちゃんと食べないと。」
「そうですよねえ。」
すっかり元気を取り戻した入江さんは、バクバクと食べる、食べる。

まあ、これもアタシが料理上手だからだけどね。


すっかり満腹になった入江さんは「ごちそうさまでした!」と元気を取り戻して病棟へと戻って行った。

やれやれ。世話が焼けるね。
アタシは後片付けをしながら首を傾げる。
ところで…何であんな新人に、アタシの特製煮物まで提供しちまったんだろう?

「まあ、つい力を貸したくなるってやつかね?」
アタシは一人呟くと、店へと戻った。



ああ、すっかり遅くなってしまった。
もう11時じゃないか。

え?病院の売店はそんなに遅くまでやっているのかって?

…そんなわけないだろ?
病棟の消灯は9時。面会時間の終了は8時。
それなのに、売店だけ11時までやっていたって誰が利用するんだい。
売店は午後6時で終了だよ。

それじゃあ、何でアタシがこんなに遅くまで残っていたのかって?
そりゃあ、アンタ。
勤続25年にもなれば、色々と残業ってもんがあるんだよ。残業がね。

ん?
あれは…。

「さーちゃん。」
「え?あ、カヨちゃん。」
さーちゃんはアタシを見て驚いた。
「何でこんな時間に…と、聞くだけ野暮だったわね。」
意味ありげに笑うさーちゃん。
さーちゃんはアタシが夜中まで残って、何をしているか分かっているみたいだね。

「さーちゃんは何してるのさ?」
「あれ、あれ。」
さーちゃんはそっと指をさした。
その先にいたのは…あの入江って新人じゃないか。

「何だい、あの子。こんな時間に病棟を留守にしちゃまずいんじゃないかい?」
入江さんは懐中電灯を手に、フラフラと歩き回っている。

「カヨちゃん、入江さんは今日は夜勤じゃないの。もう勤務は終わったわ。」
「へ?じゃあ、何でこんな所に?」
「シッ!」
さーちゃんは口に指を立てた。
アタシは耳をすませる。

「ええと、レントゲン室はここで、採血室はこっち…じゃない!!」

どうやら入江さんは病院内の場所を覚えようとしているらしい。
その手にはしっかりと、院内案内図が握られている。



「結構努力家なんだね。」
入江さんが去った後、アタシたちは待合室の椅子に座った。
「そうね。実習の時から努力だけはしてたわ。」
さーちゃんは笑った。

「ねえ、カヨちゃん。」
「ん?」
「入江さんはさ、本当に何もできない子なのよね。採血させれば血だらけになるし。何度も病院で迷子になるし。」
「ああ、想像はつくね。」
「でもね、カヨちゃん。」
さーちゃんは優しい顔をしている。
「入江さんが入ってから、退院する患者さんが増えたの。」
「それはあの子に看護されたくないからじゃないかい?」
「フフフ。それもあるでしょうけどね。」
さーちゃんはまた笑った。
鬼の細井がこんなに笑うなんて珍しいもんだわ。

「でも、あの子が担当した患者さん、本当に元気になるの。」
「へえ?」
「すごく後ろ向きで、自暴自棄になっていた患者さんがね、入江さんが担当すると笑うのよ。」
「…分かる気がするよ。」
この間売店で見た光景をアタシは思い出した。
「琴子ちゃん、琴子ちゃん」とあそこまで慕われる看護師は滅多にいないだろうよ。

「それで治療に積極的になって、気持ちも前向きになって。」
「退院していくってわけだね。」
さーちゃんは頷いた。

「入江さんを見ていると、ああ、奇跡って本当にあるんだなって思う。」
「奇跡ね。」
さーちゃんがそんな言葉を口にするなんて珍しいねと、アタシは茶化した。

「あら、奇跡はあるわよ。」
さーちゃんはムキになった。
「…病院は奇跡であふれているもんよ。だからあたしは…この仕事が好きなの。」
「ふうん。」
こういうさーちゃん、いいもんだね。



「でもさ、あの子…せっかく病院内を覚えても無駄になるのよね。」
「え?」
さーちゃんの台詞に、アタシはまた驚いた。
「あの子、近いうちに神戸へ行くことになると思う。」
「神戸!?」
どこから神戸が!?

「あの子の旦那さん、神戸の病院で研修医やってるの。」
「結婚してるんかい!!」
「カヨちゃん、声が大きい!」
いけない、いけない。
勤続25年の私としたことが、大声を出してしまった。
それにしても、あの子が結婚していたとは…。
アタシの調査ミスだね、こりゃ。


「元々は旦那を追っかけて看護師になったからね、あの子。」
「へえ。そりゃまたすごいね。」
「動機は不純でもあるけど、性格は看護師に向いているかもしれないわ。」
「さーちゃん?」
アタシはさーちゃんの顔を見た。

「…さーちゃん、あの子を育ててみたかったんじゃないの?」

さーちゃんは「フフフ」と笑った。

「カヨちゃんにはバレバレだね。」
「そりゃあ、アタシとアンタの仲だもん。」

なんだかんだと、さーちゃんは世話好きなんだよね。
まあ、世話好きじゃないと看護師なんてやってられないけどさ。

きっとあの子を自分の手で、立派な看護師に育てたかったんじゃないかな?

そしてアタシは、ふと思った。
もしかして…さーちゃん、自分からあの子を外科へ配属することを希望したんじゃなかろうかってね…。



それから、数日後。
さーちゃんが、入江さんを神戸へ行かせることにしたって言った。
入江さんは大喜びだったって、そう笑うさーちゃんの顔はどこか寂しそうだったよ…。



「ん?」
またアタシがいつものように品出しをしていると、これまた見たことのないイケメンがやってきた。
周囲にいた看護師や患者が騒ぐのもお構いなし。

「誰かを探しているのかい?」
アタシはイケメンに訊ねてみた。
白衣を着ているから医者だろう。医者だけが白衣を着ているわけじゃないけれど、でもアタシは彼が医者だと自信があった。
「西垣先生ですが…。」
「アンタは?」
「研修医です。」
研修医?
見ると彼の胸にはIDカードが下がっていない。

「西垣先生が事務へ連絡することを忘れていたとかで…。」

まったく、西垣のバカはっ!!
あいつはくだらない物を仕入れることには必死になるくせに、こういう重要なものをド忘れするんだから!

「ここにもいませんね。」
戻ろうとする研修医をアタシは呼び止めた。

「西垣先生なら、第8倉庫にいるだろうよ。」
「倉庫?」
何でそんな所にと思ったんだろうね。研修医は眉を思いきり潜めた。

まあ、行けば分かるさ。
…奴は一人じゃないだろうけど。



しかし、このイケメン。
こんなに容姿に恵まれ、しかも医者。
漂う気品から察するに、いい所のボンボンだろうね。

それなのに周囲がこんなに騒いでも、顔色一つ変えやしない。
大体医者ってのは、キャーキャー騒がれると天狗になるもんだけど。

…うん、気に入った。

「ちょっと耳貸しな。」
「え?」
「いいから。」
…アタシは研修医の耳に取っておきの情報を入れてやった。



「ああ、入江先生って素敵!」
「本当、外科がうらやましい!」

研修医が去った後も騒ぎは収まらなかった。

ん…?
今、入江先生って?

入江…入江…。

アタシの頭に、のほほーんとしたあの看護師の顔が浮かんだ。

入江…医者…まさか?



「ああ、また間違えた!何でここ、中庭じゃないの?」
…どっからどう見ても売店だよ。

全く入江さんはちっとも成長しないね。
今日も患者を車椅子に乗せて、中庭に行くはずが売店に来ているし。



入江さんは神戸に結局行かなかった。
なぜなら、旦那が戻ってきたから。

「旦那が戻って、少しはマシになると期待したあたしが馬鹿だった。」
この間、さーちゃんはそう嘆いていたよ。



「ばあか。」
「入江くん!」
居合わせた入江先生にバカにされる入江さん。
入江先生は奥さんとは正反対。
その辺のベテラン医師顔負けの有能ぶりらしい。

うん、アタシの目に狂いはなかったね。

「ほら、行くぞ。」
「入江くん、案内してくれるの!」
「お前に任せていたら、松原さんはずっと中庭に行けないからな。」

…なんだかんだと、入江先生は奥さんのフォローをしているんだよね。



「はあ…。」
一方、売店の片隅、寝巻コーナーの前で落ち込んでいるのはドン・ファン西垣。

「…入江の奴…僕の隠れ家まで嗅ぎつけやがって。」
一人ブツブツと文句を言っている。
「それに…有原教授夫人と僕が関係を持っていることまで知ってやがった!!」

…それはアタシが教えたからね。

―― 西垣先生に何かされたら、言ってやりな。

そう言ってあの時、耳打ちしておいたんだよ。
こんなに早く、あの情報が役に立つ日が来るとは。
やれやれ、また別の西垣情報を仕入れておかないといけないね。

「それに琴子ちゃんにチョッカイだすと、すぐに蹴るし。」
そりゃあそうだろ。
アンタの目は節穴かい?この、なんちゃってドン・ファン野郎!
入江先生はあの子にゾッコン惚れこんでいるんだよ。
全く…アタシが分かっているのに、何でアンタに分からないんだろうね?



アタシの名前はカヨ。
斗南大学医学部付属病院の売店で働く、ただのおばちゃんさ ――。














☆あとがき
話の中に出した奇跡…というところなんですが。
これは以前、ドラマの監修をしたお医者さんがインタビューで、
「実際の病院は奇跡でみちあふれています。」
ということをおっしゃっていて、すごく感動しました。
今でもずっと心の中に残っています。

そういうお医者さんってすごく素敵だなあと思いました。

それで、今回使ってみました。

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*Comment

★花モ嵐モ踏ミ越エテ

立ち直りの早い琴子ちゃんでしたよね^^

細井看護師長は、あのトヨばーちゃんの時の根性と、真摯な姿を知っているから、琴子ちゃんを気にかけてくれていたのでしょうね。
「実習の時から努力だけはしてたわ。」←だけは(笑)
確かに、あの採血を見ていると怖いものがあり、(まさしく白衣の核兵器)
国家試験に受かった事、努力の賜物というより、神様の“イタズラ”だったのかもと~。。。ごめんなさい(笑)

カヨさんの作った特製ドリンクを、一気飲みし、
「…おいしいっ!!!」←♪♪♪
と、煮物と手作りのおにぎりも平らげた琴子ちゃん、
こんな、屈託が無く素直な子、誰でも一発で好きになっちゃいますよね!
その一言でなんかとても嬉しくて、元気にしてくれるような♪
それが、琴子ちゃんからの“奇跡”なのでしょうね~♪
そういう意味から、水玉さんのお話からも今まで、一杯奇跡をいただたような気がします!!!

ドン・ファン西垣先生、今日もあなたに会えて嬉しいです!
あっ!けっして愛の告白とは受け取らないで下さいね!~(笑)
あお |  2011.08.28(Sun) 10:03 |  URL |  【コメント編集】

★ドン・ファン野郎!

水玉さん、こんにちは~更新ありがとうございます~!

きゃ~カヨさんって居そうだね~細い?小百合婦長をひーちゃん!ってd(^o^)b ィエ~
琴子と入江君を一目で・・・人間見る目できてますね~
ドン・ファン野郎!はカヨおばちゃんに(゚ロ゚)呆れられてもドン・ファン野郎貫け~ε=\__〇_ ズコー
メゲテルあなたがスキ❤ฺブハハハh~

美優 |  2011.08.29(Mon) 15:04 |  URL |  【コメント編集】

★あおさん、ありがとうございます。

いやいや!!
私もよく受かったなあと思っている一人ですから(笑)
きっと人生最大の努力をしたんでしょうね、琴子ちゃん!!

琴子ちゃんは努力だけはすごいですからね←だけって(笑)
でもその努力で入江くんをゲットし、その後も入江くんの口から、唯一敵わないと言わしめたんですからやはりすごい!!

琴子ちゃん、やっぱり裏表がないから好かれるんでしょうね。
悪くいう時も本人の前で堂々と言っているし(笑)
だから入江くんもそんな琴子ちゃんを選んだんだろうし、みんなから手を貸してもらえたりするんだろうなあ。

ドンファン西垣への愛の言葉(笑)、しかと受け取りました!!
水玉 |  2011.08.30(Tue) 22:24 |  URL |  【コメント編集】

★美優さん、ありがとうございます。

こちらこそ来て下さりありがとうございます~!!

カヨさん、いそうだと言ってくれてありがとうございます。
リアルな人間像をめざして書いてみたので嬉しいです。

実際いたらすごく重宝されそうですよね(笑)
そしてそんなカヨさんにもここで呆れられているドンファン西垣(笑)
この人は周囲にどう思われていようが、自分の道を邁進していくんだろうなあ。

たしかにめげているあなたが私もスキかも!!
水玉 |  2011.08.30(Tue) 22:26 |  URL |  【コメント編集】

★さーちゃんって(笑)

すごい、カヨさん最強ですね!
あの細井看護師長をさーちゃんって呼ぶなんて。
しかも名前のせいでしょうか、あのドドンとしたベテラン看護師である彼女が、心なしか可愛く思えてきました(笑)

琴子ちゃんは本当に心根の真っ直ぐな良い子ですもんね。カヨさんが思わず秘密のドリンクを出し、さらに煮物とおにぎりまで差し出してしまうのもわかります。外見も可愛いと思ってますが、何より中身が可愛いですもん♪だから入江くんが愛してやまないのさ!なんて思っちゃいました(^^)

長かった分だけ楽しめて、ホクホクでございます。
楽しいお話ありがとうございました!
miyaco |  2011.08.31(Wed) 00:05 |  URL |  【コメント編集】

★No title

お話が長いなんて、そうは思わず一気に読んじゃいました。

売店のカヨさんのお話また読んでみたいです。
みほ |  2011.08.31(Wed) 08:02 |  URL |  【コメント編集】

★カヨさん大好き・・・。

    こんにちは 
 水玉さん・・・シリーズ化お願いします。 続編でも単発でも切に続きが読みたいです。 

カヨさん 大好きです。人間の本質をズバリ短時間で見抜けられて、琴子と直樹VSとある方への対応の違いも納得だし なぁんか怒られそうだけど『病院の主』のようなぁ・・・。


 とあるお方のご希望品・・・カヨさんの健在が病院、女性の平和を握っているんですねぇ・・・。 素からのドエロですから職場だろうが おかまいなしのエロタラダラ。 それが とあるお方だと思うんですがぁ・・・

 琴子の方向音痴・・・以外にも暗くなりがちな入院生活には必要かも知れないようなぁ・・・それは言いすぎかなぁ やっぱり。
  
吉キチ |  2011.08.31(Wed) 13:01 |  URL |  【コメント編集】

★miyacoさん、ありがとうございます。

私も書いていて、師長がとても可愛く思えてきました♪
あの師長はいくつなんだろうか…(笑)

琴子ちゃんは本当に素直で誰からも愛されますよね。
カヨさんも一発でトリコになってしまったようで。
一生懸命な姿は本当に可愛い!!

miyacoさんのコメントに、私の顔までホクホクしてしまいました。
ありがとうございます!!
水玉 |  2011.09.03(Sat) 20:31 |  URL |  【コメント編集】

★みほさん、ありがとうございます。

ありがとございます!!
長いなと思いつつ、でも一話でおさめたかったので!

また読みたいとのお言葉、本当にありがとうございます♪
水玉 |  2011.09.03(Sat) 20:32 |  URL |  【コメント編集】

★吉キチさん、ありがとうございます。

病院の主!!ありがとうございます!
まさしく、そんな感じに書きたかったので嬉しいです。

しかもカヨさんを大好きだなんて、すごく嬉しい!!
短時間で人間の本質を見抜けるのは、すごい特技ですよね。
そういうカヨさんだからこそ、色々な情報が集まるのでしょう^^

琴子ちゃんの方向音痴は、本来ならまずいでしょうが患者さんは色々なところに連れていってもらえて退屈はしないですよね。
特に子供なんて楽しみそうです!
水玉 |  2011.09.03(Sat) 20:35 |  URL |  【コメント編集】

★拍手コメント、ありがとうございました!

拍手コメントありがとうございました!

すーさん
カヨさんみたいな人が職場にいたら、人間関係も丸く収まりそうな感じがしますよね!
琴子ちゃんみたいな同僚もいいなと思います。
ほんわかしてくださって、書いてよかったです。ありがとうございます。

佑さん
続編のご希望、ありがとうございます!
カヨさんも気に入って下さって嬉しいです。
琴子ちゃんの良さ(ついでに入江くんの良さ(笑))もすぐに分かるカヨさんは、さすが勤続25年ってところでしょうか?

Foxさん
シリーズ化のご希望までありがとうございます!
本当にどこでどう情報を仕入れてくるのやら。一度調べてみたいところです。
あの特製ドリンクはきっと入江くんも口にする日が…あ、でも元気のない人用だからどうでしょう?

紀子ママさん
こちらこそ、素敵なお話をありがとうございます。
そうですよね、奇跡って本当に起きるんですよ~。スタッフさんがとても丁寧に心をこめてお世話をして下さってよかったですね!
あ~そういうお話って聞いた方も幸せになります♪
カヨさん、放送局じゃないんですよね。
仕入れた情報はむやみに漏らさない。これと思った人に有益になるように使うところがちょっとすてきでしょ?

まあちさん
そうなんですよ!
あの売店の話で、思いついたエピソードなんです。
だからきっかけはまあちさんです、ありがとうございます!
売店がファミマですか、時代ですね~。
確かにコンビニにした方が便利かもしれませんけれど。
でも品ぞろえは病院向きなんでしょうね。
それにしてもお嬢さんだけじゃなく、息子さんも面白い!!
歩きながらボソッと言っているんだろうなあ。でもそんな風に冗談を言い合える親子関係素敵です!

Roseさん
台風で蒸し暑いです~。
風が強いので窓が開けられなくて!
Roseさん、夏バテいかがですか?気候の変化で結構体にこたえますよね。
今年は本当に8月下旬が寒かったから、体調を崩す人が多かったようです。
テンプレートはなるべく、字が見やすい物をと思って選んでおりますが…今のはどうでしょうか?

るんるんさん
実在しているみたいということは、生き生きと描くことができたということでしょうか、カヨさん。
そうならとても嬉しいです、ありがとうございます!
意外とカヨさんの人気が高くて私も驚いております。

水玉 |  2011.09.03(Sat) 20:38 |  URL |  【コメント編集】

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