日々草子 秘密 第24話
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水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
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当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

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秘密 第24話

ナースセンターへと戻った琴子は、自分を落ち着かせようと一旦、席についた。そして深呼吸をし、仕事へ取り掛かろうとした。
「あ、ボールペン書けない。」
傍にいた同僚の看護師が言った。どうやら自分のボールペンのインクが切れたらしい。
「私、余分に持ってる。」
琴子がポケットから予備のペンを取り出し、同僚へ渡した。その時、琴子は気づいた。
「…指輪!!」
同僚に動揺を悟られないよう、ポケットの中身を全部取り出してみたが、入っているはずの指輪がなかった。
「今日は新生児医療センターへ行く用事があって、赤ちゃんを抱き上げる時、危ないからと一旦外してポケットに入れておいたはず…。」
しかし、いくら探しても見つからない。
「落とした?え?どこで?」
琴子は落とした場所にすぐに気がついた。先ほどの薬剤部で落としたとしか考えられない。
「どうしよう…。今更探しに行けない。でも、絶対あそこしかない…。」
青ざめたまま、琴子は頭を抱え込んだ。

ノックの音に、うとうとしていた直樹は起こされた不機嫌さを露にして返事をした。
「お休みのところ、すみません。」
“普通の”仮眠室にて手術の疲れを取っていた直樹の前に現れたのは、水沢だった。
「医局で伺ったら、こちらだと言われたので…。」
「何か?」
不機嫌さを全く隠すことなく、直樹は尋ねた。その直樹の目の前に水沢はネックレスをぶら下げた。
「奥さんの忘れ物です。」
「え?」
水沢に渡された指輪は確かに琴子のものだった。
「わざわざ、どうも。」
「何で僕が持っていたのか、訊かないんですか?」
水沢は笑顔で直樹に尋ねた。
「別に。大体想像つくし。」
直樹も水沢に負けない笑顔で答えた。先程の琴子の様子から、水沢と何かあっただろうとは薄々勘付いていたので、特に驚くこともない。

「…すごい余裕なんですね。」
水沢は直樹の態度に肩をすくめた。
「奥さんと僕との間に、何かあったとか疑わないんですか?」
水沢の疑問に直樹は笑顔を崩さずに答えた。
「全然。」
直樹は水沢の目をじっと見つめて、言った。
「あいつ、6年かけてこの俺を落としたんだぜ?」
「6年?」
「それだけ長い時間かけて俺を落としたあいつが他の男に、そう簡単になびくわけない。」
「…でも、先生より心惹かれる男性が現れたら、分からないんじゃありません?」
「あいつの目の前に、俺以上の男が現れることなんて、絶対あり得ない。」
直樹の自信たっぷりの態度と答えに、
「すごい自信ですね。」
水沢はそう返すと、仮眠室を出て行こうとした。そこへ直樹が声をかけた。
「妻が世話になったね。改めて本人からお礼を言わせるから。」
そして水沢が出て行った後、直樹は再びベッドへ潜り、眠りに落ちた。
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