日々草子 2008年12月01日
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水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
そっと見守っていただけたら嬉しいです。

※当ブログに掲載されている文章及びイラストの無断転載・使用はご遠慮下さい。

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このブログについてのお願い

当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

二次創作が苦手という方及び原作のイメージと合わないと思われる方はどうぞお引き取り下さいますようお願いいたします。

コメント及びメールなどでの苦情及び批判は公開、非公開を問わず、私へ告げることはご遠慮いただけますよう、お願い申し上げます。

このブログ及び掲載されている話が嫌いだと思われたら、黙ってあなた様の中から、このサイトの存在を消去していただけますよう、お願い申し上げます。

最新記事

二人は知らない

「なぜ、ファミレス…?しかも激安で有名な…。」
真里奈は席に着くなり、冷たい視線で目の前の男を見つめた。
「私も安く見られたもんね。」
「ここ、おいしいんですよ。最近僕、常連なんです。ぜひここのステーキを真里奈さんにも味わって頂きたいと…。」
船津は笑顔で言いながら、メニューを真里奈の前に広げた。

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下記にずらずらと並べました「幸運の女神」は、最初にちょこっとお話したとおり、投稿サイト様へ初めて投稿させていただいた話です。

こちらに載せながら、書き始めたときを思い出していました。

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「…琴子、手出してみろよ。」
琴子が落ち着いた頃、直樹が言った。琴子はまだ涙を流していたが、言われたとおりに直樹に右手を差し出す。
「こう…?」
「違う。反対の手。」
琴子が左手を差し出したら、直樹がポケットから琴子のお手製のお守りを取り出した。
「あっ、それ…。」
「さっき、お前のバッグから落ちてた。お前、離婚するって騒いでいた割には、大事に持ち歩いてたんだな。」
直樹が笑いながら、お守りから指輪を取り出した。

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「だって、だって、私、いつだって迷惑かけてばかりで…。入江くんにとって、私は疫病神以外の何者でもないんだから…。」
「そんなことないよ。」
「だって、私のせいでアメリカに行けなくなっちゃって、教授が…。」
「その話なんだけど、あれは怪我する前に教授にきちんと断ったんだ。まだ俺は日本で勉強することが山程あるから、俺には早いって。教授も分かってくれたし。だからお前に話して、余計な心配をかけさせたくなかったんだけど、こんなに悩ませるなら話しておけばよかったな。ごめん。」

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「でも、良かった…。」
琴子を抱きしめたまま、直樹がつぶやく。何が良かったのか、琴子は直樹に尋ねようとするが、直樹の力が強すぎて、話すことができない。
「俺はお前にもう必要とされてないのかと思ってた。」
少し力を弱まったが、変わらず琴子は直樹に抱きすくめられたままだ。
「お前が一人で頑張りたいという気持ちを俺は応援したいと思った。これは本当なんだ。でも…」

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「入江くんって、私がどんなに入江くんに迷惑をかけても絶対に“お前のせいだ”って言わないでしょう?口では文句言うけれど、絶対に私を責めたりしない。これって入江くんの優しさなのよね。」
琴子の言葉は直樹に問いかけているのか、それとも琴子自身に問いかけているのだろうか?

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「…覚えてる?入江くんが医者になるってみんなに話した時のこと?」
「…ああ。」
「入江くんは医者の道へ進もうと決めた時、会社の跡を継いでもらいたかったお義父さんと大ゲンカしたじゃない。でも、最後はお義父さんが許してくれたでしょ?裕樹くんも自分が会社を継ぐから入江くんに医者になれって言ってくれたでしょ?お義母さんは最初から入江くんの進みたい道に進めばいいって賛成してたし。入江くんが今医者として活躍しているのは、みんなの応援があってこそなんだよね。」

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「私って、本当にダメだな…こんなことじゃ、一人で生きていけないじゃない…。」
ここにいても、思い出が次々と溢れてきて辛くなる一方なので、家に帰ろうと琴子が席を立ったその時だった。

「…我は心より医師をたすけ、わが手に託されたる人々の幸のために
身を捧げん。」
という声が聞こえてきた。
「えっ!」
辺りを見回すが、後ろの方は暗くて、全然見えない。

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離婚届のサインの文字は、紛れもない琴子の文字だった。離婚届と同封された手紙、いや手紙とは呼べないメモ1枚。

『入江くんへ 名前を書いたらこちらへ送って下さい。そちらで出してもらっても構いません 琴子』

「…あいつにしては、手回し、良すぎじゃねぇか」
恐ろしいくらいに、よそよそしい言い回しの文章。
しかし、この琴子らしからぬ気の回りようで、琴子が本気だということが感じられる。そして、また離婚届に目を戻す。

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その日、師長から呼ばれた琴子に告げられた話は琴子が想像もしていないことだった。
「相原さん、あなたの採血や点滴、包帯交換などは不器用で正直上手とは言えないわね」
その話から師長の話は始まった。
「あたしって、やっぱり不器用なところは治らないんだなあ」
心の中でため息をつきながら、何か注意されるんだろうと思っていた。

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「…はい、わかりました。…ええ、はい…今、目を通しているところです。はい…はい…また御連絡いたします。では、失礼します。」
医局での長い電話を終え、直樹は時間を確認するため、腕時計を見ようと腕を持ち上げた。薬指の指輪が目につく。
「…あいつ、気づいたかな?」
そう思いながら、直樹は1ヶ月以上前の出来事に思いを馳せていた。

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琴子と直樹の結婚指輪は、新婚旅行の時にはめて行った後は、琴子がなくしそうだとか、傷つけそうだとか騒いだことと、直樹は実習の邪魔になるという理由から、普段は琴子のドレッサーの引き出しに大事にしまわれている。
2人が医師と看護師になってからは勤務中、何回も消毒をしたり手洗いをしたりするので、更にはめられることはなかった。

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琴子が研修へ行ってから1ヶ月半が過ぎた。斗南大病院の外来は今日も混雑している。特に今日は直樹が外来担当ということもあり、患者である子供と念入りにメイクをした気合の入った付き添いの母親で溢れていた。

が、いつもと違う雰囲気が待合室に漂っていた。診察を終え、子供の手を引いて出てくる母親たちの顔が曇っている。ため息をつきながら出てくる母親も多い。曇った表情を見せているのは母親だけではない。一応、患者には見せないようにしているものの、小児外来の受付の女性職員、診察室で働く看護師たちもどこか浮かない顔をしていた。

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「あ、えっと、えっと…」
「奈美や!椎名奈美!相変わらず物覚え悪いなあ」
琴子の「食いだおれ姉ちゃん」と呼んだのは、直樹が研修医としてこの病院にいたときに心臓の手術をした奈美だった。
「あ、そう、奈美ちゃん!うわぁ、元気そうだね!」
「もうバッチリや。今日は定期検診で来ただけやし」
「そっか」
「姉ちゃん、そのカッコ、もしかしてほんまに看護師さんになったん?」
「そうよ」
「うわぁ、ようなれたな!奇跡や!どんな手つこうてなれたん?信じられん」
さすが、琴子命名『関西版・女・裕樹』である。口の悪さは変わっていない。

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「入江先生ー!飲んでますか?」
「やだー先生のコップ空!」
直樹の周りには看護師たちが群がっている。飲み会の場は無法地帯と化している。幹もその先鋒に立って騒いでいた。直樹の前のコップは3本、4本と増えていく。
数時間騒いでお開きとなり、やっと直樹は看護師たちの騒ぎから解放された。
「入江先生!」
幹が追ってきた。
「アタシ、こっちの方角なんで途中まで一緒に帰っていいですか?」
直樹は無言で歩き始めた。

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「疲れたぁ!!」
琴子は自分のマンションへ戻ると、ベッドに倒れ込んだ。慣れない言葉や職場にいると、帰っても何もする気がおきない。帰ったら琴子が一番にすること、それはテレビの電源を入れることだった。電源を入れたからといって見るわけではない。一人の部屋は静かすぎて、何でもいいから音で部屋を満たしたいだけだった。


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琴子が神戸へ行って1週間程過ぎたころ、直樹と啓太は偶然、病院の通用口で顔を合わせた。

「琴子、神戸でうまくやってんの?」
啓太は何気に直樹に問いかけた。
「…さあ?」
直樹の素っ気無い答えに、啓太はおかしいと思いつつ、続けた。
「さあ?って何だよ。あいつのことだから毎日毎日『入江く~ん』って電話してきてるだろ。」
「…琴子から電話なんて一度もかかってこない。俺からもかけてない。あ、オフクロは毎日電話してるみたいだけど」
「何だよ、それ…。」
直樹は啓太の方を振り返り、そして意地悪く言い放った。

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