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2008.11.13 (Thu)

大蛇森の憂鬱

今日もいた。僕のオアシス。ああ見るだけで気持ちが…。
「おはようございます、大蛇森先生。」
「おはよう、入江先生。」
そう、僕のオアシス、入江直樹先生。何もかもすべてが僕の理想通りの男だ。
自己紹介が遅れたけれど、僕の名前は大蛇森。下の名前は名乗るほどではない。
斗南大学病院の脳外科の医師。人は僕の繊細な指先と、美しい手術を見て“脳外科の魔術師”(注:自称)と呼ぶ。
21:08  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.13 (Thu)

続・大蛇森の憂鬱

「お会計はカードでございますね?」
店員は僕が差し出したクレジットカードを手に取り、確認した。
「お手数ですが、こちらにサインをお願いいたします。」
店員の差し出した明細に僕はサインした。「大蛇森…」と。
僕の名前は大蛇森。下の名前はやはり名乗る程の者ではない。ちなみに干支は巳年、そう別名ヘビ年である。もっと僕のことが知りたいのなら、斗南大学医学部付属病院の人事課問い合わせていただきたい。
21:13  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.13 (Thu)

大蛇森の逆襲

「今日のラッキー星座No.1は魚座のあなた!視点を変えたチャレンジが幸運を呼びそう!」
今日はいいことがありそうだ。僕はネクタイを締めながら微笑んだ。
初めて会う人のために、念の為に自己紹介をしておこう。
僕の名前は大蛇森。そして下の名前はトップシークレットだ。今分かったとおり、僕の星座は魚座。蠍座の入江先生とは相性がいい。僕たちは最高のパートナーになれるはす…なのに、なかなか事が思うように運ばないことが、最近の僕の悩みだ。
21:15  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.13 (Thu)

大蛇森の休日

「はい、皆さん、それでは魚をさばいて下さいね。落ち着いて、ゆっくりでいいですから!」
明るい男性講師の声が教室内に響く。僕は慣れた手つきで魚をさばいていく…。
「お上手ですね。大蛇森さん。」
講師が僕の傍へ近寄って、誉めてくれた。僕は繊細な手術を生業とする、脳神経外科医だ。メス裁きで普段鍛えている。何と言っても、別名“メスの魔術師”だ。刃物を使うことは得意中の得意だ。
とりあえず、いつもの自己紹介からいこう。僕の名前は大蛇森。下の名前は各々想像してほしい。今日は丸一日オフであり、料理教室に来ている。
21:17  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.13 (Thu)

大蛇森の邂逅

「それじゃ、来週また診せて下さいね。」
「ありがとうございました。」
僕は医者へ挨拶をして、診察室を出た。
体育の時間に、走り高跳びに失敗して足を挫くなんてかっこ悪い。こんなこと、好美になんて絶対言えない。

はあ。しばらく歩きづらいなあ。でも体育サボれてラッキーかも。運動あんまり得意じゃないし。
えーと、会計どこだっけ?大学病院は広いからな。
21:26  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.14 (Fri)

大蛇森の宝物

「…ない!ない!」
僕は白衣を急いで脱ぎ、逆さまにして振ってみた。しかし、何も出てこない。
「落としたんだ…!一体どこで?」
焦ったあまり、いつもの自己紹介を忘れてしまった。僕の名前はご存知のとおり、大蛇森。下の名前はトップシークレット。天才脳神経外科医として、将来日本、いや世界を背負って立つ予定だ。
17:41  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.15 (Sat)

大蛇森の秘密

「見た?」
「見たわよ。」
「すっごい美人だったわよね!」
休憩室でモトちゃんたちが何か話している。私も仲間に入れてもらおう。
「美人って?」
「ゲッ、琴子。」
何、ゲッとは?気になるんだけど。
「あんたは聞かない方がいいと思うけれど…。」
モトちゃん、歯切れ悪いなあ。こういう時って絶対入江くん絡みなのよね。
18:50  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.16 (Sun)

大蛇森の団欒(前編)

「じゃ、あの和服美人は大蛇森先生のお姉さんだったの?」
「そう。」
私は大蛇森のお姉さんのことをモトちゃんに説明していた。
「あの先生とあんな美人が姉と弟ね…。両親はどちらかがすごい美形で、とちらかがブサイクなのね。」
モトちゃん、容赦ないなあ。まあ、私も同じようなことを考えたけれど。
11:37  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.16 (Sun)

大蛇森の団欒(後編)

「瞳兄、すごかねえ。この写真というか、パネル。」
弟の茜が見上げているもの、それは特注で頼んだ入江先生の写真パネルだ。
「瞳、カセットコンロもIHもなかと?」
兄の遥がキッチンから尋ねる。
「あるわけなか!男の一人暮らしで鍋なんかせんわ!」
「もう!土鍋もないんやもん。」
「うわあ、俺、フライパンで水炊きを食べるの初めてたい!」
うるさい!突然来て、水炊きを食べたがるお前らが悪い!
11:45  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.18 (Tue)

大蛇森の奇襲(前編)

「ここたい、ここ。」
弟、茜が案内した店の前に僕たち大蛇森三兄弟はいた。
「なかなか、よか感じの店たいね。」
兄(見た目は姉)、遥も頷く。
「ふぐ吉…。」
店の暖簾には“ふぐ吉”と書かれている。
おっと、店に入る前に、僕の自己紹介を簡単にしておこう。僕の名前は大蛇森。下の名前は…前回までのストーリーをご覧頂きたい。職業は脳神経外科医。独身。好きな男性のタイプ、というより男性は、斗南大病院外科勤務の入江直樹先生。
今日は博多から上京してきた兄の遥と、弟の茜と三人で食事に来たのだ。
13:31  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.18 (Tue)

大蛇森の奇襲(後編)

その夜、家にいた俺はインターネットでサイトを開いていた。パソコンの画面上には一人の男が映っている。“AKANE”という名前のファッションモデルの所属事務所のサイトだ。

“名前:AKANE、本名:非公開、生年月日:非公開、趣味:音楽鑑賞、出身地:福岡県…”

まあ、あの本名では俺が事務所の社長だったとしても、絶対非公開にするだろう。
それにしても、ポーズを取るAKANEの写真は、男の俺から見ても美しいと思う。とても大蛇森先生の血を分けた弟とは思えない。
13:37  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(5)  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.18 (Tue)

大蛇森の災難(前編)

「ちょっと、今度骨折で入院してきた人!」
「モデルのAKANEでしょう?銀座の○×のショップの大看板の!」
「そうよ!それが何と…!」
「大蛇森先生の弟なんだって!」
ノンちゃんが入院して来た時と同じ光景がナースステーションで繰り広げられているわ。
そして…始まった。恒例の担当決めジャンケンが。あーあ。みんな熱心だなあ、いい男に。
「静かに!静かにしなさい!」
あ、清水主任だ。
「皆さん、落ち着きなさい!」
ほうら怒られた。
「今日から骨折で入院された大蛇森茜さんの担当ですが…。」
…何か嫌な予感。
「入江さん、あなたにお願いします。」
そこまでノンちゃんと同じ!?
「あなたなら落ち着いた看護ができるでしょうから。」
したくない!大蛇森の弟なんて嫌だー!
23:59  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.19 (Wed)

大蛇森の災難(後編)

「これでいいですか?」
入江先生から渡されたメモを俺は受け取った。
「わあ!ありがとうございます!助かります!」
「いいえ。」
よし、また瞳兄をこき使える材料ができた。
今、入江先生が俺の様子を見にくれている。ちなみにチンチクリンちゃんはいない。つまり、病室には俺と先生の二人きり。
俺は先生の姿を見ながら、つくづく惜しいなと思う。顔はばっちり俺の好み。あと、筋肉さえあればなあ…。俺の通っているスポーツジムに入る気はないかねえ。

08:25  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(5)  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.25 (Tue)

大蛇森の接吻

アイネ・クライネ・ナハトムジークが聞こえてくる…。朝か。
僕はベッドの上に起き上がった。
僕の朝はモーツアルトで始まる。今日も優雅な一日の始まりだ。
僕の寝室の壁には、特注で頼んだあの人の写真パネルが飾られている。
21:30  |  大蛇森先生  |  EDIT  |  Top↑

2008.11.27 (Thu)

大蛇森の寝室

今日は僕のベッドルームを特別に公開しよう。

まず、部屋の中央にダブルベッドが置かれている。
え?なぜ一人暮らしなのに、ダブルが必要なのかって?
それは、いつ、どんな時に、あの先生が泊まって行ってもいいようにだよ。
野暮なことは訊かないでくれたまえ。

21:13  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(5)  |  EDIT  |  Top↑

2008.12.03 (Wed)

大蛇森の温情

今日は夜勤だ。だから夕方までゆっくりできる。
パソコンへ取り込んだままの、入江先生の写真を整理せねば…。そして処理も。
「瞳!ちょっと帯が曲がってないか、見てくれん?」
落ち着いてやろうと思うと、これだ!
「曲がってなかよ。兄さん。」
「姉さんと呼べって何度言ったら分かるね!?」
この間から、僕の兄、遥(見た目は姉)が僕の部屋に居座っている。一向に帰る気配がない。邪魔なこと、この上ない。

22:21  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

2008.12.22 (Mon)

大蛇森の水難

プールなんていつ以来だろう?
海は…慰安旅行で行ったけれど。
22:57  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

2008.12.25 (Thu)

大蛇森の忠告

「はい。それでは“はじめてさんにも簡単ケーキ”講座、これから始めます。」
女性講師の声がキッチンに響く。
15:50  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

2008.12.28 (Sun)

大蛇森の錯乱

“将を射んと欲すればまず馬を射よ”
11:52  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(8)  |  EDIT  |  Top↑

2009.01.05 (Mon)

大蛇森の幸福

目が覚めた時、既にベッドには俺一人だった。
00:33  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(9)  |  EDIT  |  Top↑

2009.01.20 (Tue)

大蛇森の訪問

いい天気だ。散歩日和。
00:00  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

2009.02.23 (Mon)

大蛇森の悪夢

22:17  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

2009.02.28 (Sat)

大蛇森の試練 前編

ある日のこと。
斗南大病院前に、二人の男女が立っていた。
06:00  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2009.02.28 (Sat)

大蛇森の試練 後編

病室のドアがノックされた。
「はーい。」
女性が機嫌よく返事をする。
06:05  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

2009.03.02 (Mon)

大蛇森の窮地

23:57  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(10)  |  EDIT  |  Top↑

2009.05.07 (Thu)

大蛇森の妄想

19:49  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

2009.07.27 (Mon)

大蛇森の楽園

18:27  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

2010.02.26 (Fri)

大蛇森の初診

17:22  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(12)  |  EDIT  |  Top↑

2010.07.07 (Wed)

大蛇森の愛犬

18:00  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(7)  |  EDIT  |  Top↑

2010.07.16 (Fri)

大蛇森の散歩

19:03  |  大蛇森先生  |  TB(0)  |  CM(9)  |  EDIT  |  Top↑
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