日々草子 大蛇森先生

大蛇森の憂鬱

今日もいた。僕のオアシス。ああ見るだけで気持ちが…。
「おはようございます、大蛇森先生。」
「おはよう、入江先生。」
そう、僕のオアシス、入江直樹先生。何もかもすべてが僕の理想通りの男だ。
自己紹介が遅れたけれど、僕の名前は大蛇森。下の名前は名乗るほどではない。
斗南大学病院の脳外科の医師。人は僕の繊細な指先と、美しい手術を見て“脳外科の魔術師”(注:自称)と呼ぶ。

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続・大蛇森の憂鬱

「お会計はカードでございますね?」
店員は僕が差し出したクレジットカードを手に取り、確認した。
「お手数ですが、こちらにサインをお願いいたします。」
店員の差し出した明細に僕はサインした。「大蛇森…」と。
僕の名前は大蛇森。下の名前はやはり名乗る程の者ではない。ちなみに干支は巳年、そう別名ヘビ年である。もっと僕のことが知りたいのなら、斗南大学医学部付属病院の人事課問い合わせていただきたい。

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大蛇森の逆襲

「今日のラッキー星座No.1は魚座のあなた!視点を変えたチャレンジが幸運を呼びそう!」
今日はいいことがありそうだ。僕はネクタイを締めながら微笑んだ。
初めて会う人のために、念の為に自己紹介をしておこう。
僕の名前は大蛇森。そして下の名前はトップシークレットだ。今分かったとおり、僕の星座は魚座。蠍座の入江先生とは相性がいい。僕たちは最高のパートナーになれるはす…なのに、なかなか事が思うように運ばないことが、最近の僕の悩みだ。

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大蛇森の休日

「はい、皆さん、それでは魚をさばいて下さいね。落ち着いて、ゆっくりでいいですから!」
明るい男性講師の声が教室内に響く。僕は慣れた手つきで魚をさばいていく…。
「お上手ですね。大蛇森さん。」
講師が僕の傍へ近寄って、誉めてくれた。僕は繊細な手術を生業とする、脳神経外科医だ。メス裁きで普段鍛えている。何と言っても、別名“メスの魔術師”だ。刃物を使うことは得意中の得意だ。
とりあえず、いつもの自己紹介からいこう。僕の名前は大蛇森。下の名前は各々想像してほしい。今日は丸一日オフであり、料理教室に来ている。

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大蛇森の邂逅

「それじゃ、来週また診せて下さいね。」
「ありがとうございました。」
僕は医者へ挨拶をして、診察室を出た。
体育の時間に、走り高跳びに失敗して足を挫くなんてかっこ悪い。こんなこと、好美になんて絶対言えない。

はあ。しばらく歩きづらいなあ。でも体育サボれてラッキーかも。運動あんまり得意じゃないし。
えーと、会計どこだっけ?大学病院は広いからな。

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大蛇森の宝物

「…ない!ない!」
僕は白衣を急いで脱ぎ、逆さまにして振ってみた。しかし、何も出てこない。
「落としたんだ…!一体どこで?」
焦ったあまり、いつもの自己紹介を忘れてしまった。僕の名前はご存知のとおり、大蛇森。下の名前はトップシークレット。天才脳神経外科医として、将来日本、いや世界を背負って立つ予定だ。

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大蛇森の秘密

「見た?」
「見たわよ。」
「すっごい美人だったわよね!」
休憩室でモトちゃんたちが何か話している。私も仲間に入れてもらおう。
「美人って?」
「ゲッ、琴子。」
何、ゲッとは?気になるんだけど。
「あんたは聞かない方がいいと思うけれど…。」
モトちゃん、歯切れ悪いなあ。こういう時って絶対入江くん絡みなのよね。

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大蛇森の団欒(前編)

「じゃ、あの和服美人は大蛇森先生のお姉さんだったの?」
「そう。」
私は大蛇森のお姉さんのことをモトちゃんに説明していた。
「あの先生とあんな美人が姉と弟ね…。両親はどちらかがすごい美形で、とちらかがブサイクなのね。」
モトちゃん、容赦ないなあ。まあ、私も同じようなことを考えたけれど。

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大蛇森の団欒(後編)

「瞳兄、すごかねえ。この写真というか、パネル。」
弟の茜が見上げているもの、それは特注で頼んだ入江先生の写真パネルだ。
「瞳、カセットコンロもIHもなかと?」
兄の遥がキッチンから尋ねる。
「あるわけなか!男の一人暮らしで鍋なんかせんわ!」
「もう!土鍋もないんやもん。」
「うわあ、俺、フライパンで水炊きを食べるの初めてたい!」
うるさい!突然来て、水炊きを食べたがるお前らが悪い!

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大蛇森の奇襲(前編)

「ここたい、ここ。」
弟、茜が案内した店の前に僕たち大蛇森三兄弟はいた。
「なかなか、よか感じの店たいね。」
兄(見た目は姉)、遥も頷く。
「ふぐ吉…。」
店の暖簾には“ふぐ吉”と書かれている。
おっと、店に入る前に、僕の自己紹介を簡単にしておこう。僕の名前は大蛇森。下の名前は…前回までのストーリーをご覧頂きたい。職業は脳神経外科医。独身。好きな男性のタイプ、というより男性は、斗南大病院外科勤務の入江直樹先生。
今日は博多から上京してきた兄の遥と、弟の茜と三人で食事に来たのだ。

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大蛇森の奇襲(後編)

その夜、家にいた俺はインターネットでサイトを開いていた。パソコンの画面上には一人の男が映っている。“AKANE”という名前のファッションモデルの所属事務所のサイトだ。

“名前:AKANE、本名:非公開、生年月日:非公開、趣味:音楽鑑賞、出身地:福岡県…”

まあ、あの本名では俺が事務所の社長だったとしても、絶対非公開にするだろう。
それにしても、ポーズを取るAKANEの写真は、男の俺から見ても美しいと思う。とても大蛇森先生の血を分けた弟とは思えない。

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大蛇森の災難(前編)

「ちょっと、今度骨折で入院してきた人!」
「モデルのAKANEでしょう?銀座の○×のショップの大看板の!」
「そうよ!それが何と…!」
「大蛇森先生の弟なんだって!」
ノンちゃんが入院して来た時と同じ光景がナースステーションで繰り広げられているわ。
そして…始まった。恒例の担当決めジャンケンが。あーあ。みんな熱心だなあ、いい男に。
「静かに!静かにしなさい!」
あ、清水主任だ。
「皆さん、落ち着きなさい!」
ほうら怒られた。
「今日から骨折で入院された大蛇森茜さんの担当ですが…。」
…何か嫌な予感。
「入江さん、あなたにお願いします。」
そこまでノンちゃんと同じ!?
「あなたなら落ち着いた看護ができるでしょうから。」
したくない!大蛇森の弟なんて嫌だー!

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大蛇森の災難(後編)

「これでいいですか?」
入江先生から渡されたメモを俺は受け取った。
「わあ!ありがとうございます!助かります!」
「いいえ。」
よし、また瞳兄をこき使える材料ができた。
今、入江先生が俺の様子を見にくれている。ちなみにチンチクリンちゃんはいない。つまり、病室には俺と先生の二人きり。
俺は先生の姿を見ながら、つくづく惜しいなと思う。顔はばっちり俺の好み。あと、筋肉さえあればなあ…。俺の通っているスポーツジムに入る気はないかねえ。

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大蛇森の接吻

アイネ・クライネ・ナハトムジークが聞こえてくる…。朝か。
僕はベッドの上に起き上がった。
僕の朝はモーツアルトで始まる。今日も優雅な一日の始まりだ。
僕の寝室の壁には、特注で頼んだあの人の写真パネルが飾られている。

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大蛇森の寝室

今日は僕のベッドルームを特別に公開しよう。

まず、部屋の中央にダブルベッドが置かれている。
え?なぜ一人暮らしなのに、ダブルが必要なのかって?
それは、いつ、どんな時に、あの先生が泊まって行ってもいいようにだよ。
野暮なことは訊かないでくれたまえ。

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大蛇森の温情

今日は夜勤だ。だから夕方までゆっくりできる。
パソコンへ取り込んだままの、入江先生の写真を整理せねば…。そして処理も。
「瞳!ちょっと帯が曲がってないか、見てくれん?」
落ち着いてやろうと思うと、これだ!
「曲がってなかよ。兄さん。」
「姉さんと呼べって何度言ったら分かるね!?」
この間から、僕の兄、遥(見た目は姉)が僕の部屋に居座っている。一向に帰る気配がない。邪魔なこと、この上ない。

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大蛇森の水難

プールなんていつ以来だろう?
海は…慰安旅行で行ったけれど。

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大蛇森の忠告

「はい。それでは“はじめてさんにも簡単ケーキ”講座、これから始めます。」
女性講師の声がキッチンに響く。

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大蛇森の錯乱

“将を射んと欲すればまず馬を射よ”

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大蛇森の幸福

目が覚めた時、既にベッドには俺一人だった。

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大蛇森の訪問

いい天気だ。散歩日和。

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大蛇森の悪夢

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大蛇森の試練 前編

ある日のこと。
斗南大病院前に、二人の男女が立っていた。

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大蛇森の試練 後編

病室のドアがノックされた。
「はーい。」
女性が機嫌よく返事をする。

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大蛇森の窮地

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大蛇森の妄想

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大蛇森の楽園

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大蛇森の初診

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大蛇森の愛犬

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大蛇森の散歩

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プロフィール

水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
そっと見守っていただけたら嬉しいです。

※当ブログに掲載されている文章及びイラストの無断転載・使用はご遠慮下さい。

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当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

二次創作が苦手という方及び原作のイメージと合わないと思われる方はどうぞお引き取り下さいますようお願いいたします。

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