日々草子 秘密
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水玉

Author:水玉
『イタズラなkiss』のほかには『ゴルゴ13』が好きです☆
多数あるイタキスの二次小説の中で邪魔することなく、ひっそりとマイペースで我が道をゆきつつ生息しております。
そっと見守っていただけたら嬉しいです。

※当ブログに掲載されている文章及びイラストの無断転載・使用はご遠慮下さい。

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御訪問ありがとうございます

このブログについてのお願い

当ブログは、『イタズラなkiss』の二次創作をメインとしておりますが、時折管理人の趣味や日々の出来事についての記事も書いております。

原作者様や関係各位とは一切関係ありません。

二次創作については、いわゆる原作の隙間をぬった作品もありますが、主人公以外のキャラクターをメインとしたものや オリジナルキャラクターが出てくるものもございます。

そして、原作と違った時代(平安や明治やその他の時代を舞台にしております)、異なる設定(主人公を医者と看護師じゃない職業にしております)で書いてあるものが多いですが、原作を冒涜しているつもりは全くございません。

二次創作が苦手という方及び原作のイメージと合わないと思われる方はどうぞお引き取り下さいますようお願いいたします。

コメント及びメールなどでの苦情及び批判は公開、非公開を問わず、私へ告げることはご遠慮いただけますよう、お願い申し上げます。

このブログ及び掲載されている話が嫌いだと思われたら、黙ってあなた様の中から、このサイトの存在を消去していただけますよう、お願い申し上げます。

最新記事

秘密 第1話

とある、のどかな地方。ここにオープンを数日後に控えた一軒の小さな自宅兼診療所が出来上がった。
「やっと、やっと、できあがったんだね。」
目を潤ませながら、感動の眼差しで建物を見つめている女性、この診療所の院長の妻であり、看護師でもある入江琴子。

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秘密 第2話

「あ、あれ…?入江くん?」
琴子は自分がベッドから落ちて、体を床に打ちつけたこと、そして今までのことが夢だったことをようやく理解した。
「夢か…、良かった。」
深い安堵の息をついて、琴子は起き上った。

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秘密 第3話

「このまま“相原琴子”として働きたいの。」
その夜、琴子はベッドの中で隣にいる直樹に切り出した。
「夫婦別姓で働くってこと?」
琴子はこの2ヶ月あまり、“相原琴子”という旧姓を使って神戸にて働いていた。だから、このまま“入江琴子”に戻して働くのもいろいろ面倒があるのかと直樹は思った。
「と、いうより…。」
琴子はそれだけじゃないという感じで、直樹の顔をちらっと見た。そして、直樹の想像を上回る言葉を琴子は発した。

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秘密 第4話

「やっぱり、ダメ…?」
上目遣いに琴子は直樹を見上げた。この琴子の仕草に正直、直樹は弱い。

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秘密 第5話

出足をくじかれた琴子は、打ちひしがれてナースセンターへと戻ってきた。しかし、一度や二度の失敗でめげる琴子ではない。またチャンスを狙えばいいとすぐに前向きに考え、とりあえず今すべきことは仕事だと思い直した。

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秘密 第6話

それから少し経ったある日、直樹がナースセンターへ入ろうとした時、琴子が白衣姿の男性と談笑している姿が見えた。後ろ姿しか見えないが、身長は直樹とほぼ同じくらいだ。直樹がセンターへ入ろうとしたとき、丁度話が終ったらしく、男性と直樹がすれ違う形になった。ちらっと顔が見えたが直樹の記憶にない顔だった。

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秘密 第7話

「…随分派手に落としましたね、入江先生。」
足音の主は同僚の医師だった。

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秘密 第8話

そして、琴子が休みで直樹が日勤というある日のこと。
「お帰りなさい!」
直樹が帰宅すると玄関でエプロン姿で琴子は出迎えた。
「夕食出来てるよ!着替えてきてね!」
琴子は嬉しそうにはしゃいでいる。
「食えるものなんだろうな…。」

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秘密 第9話

子供の患者はなかなか薬をまじめに飲まないケースが多い。直樹の担当患者もそのタイプで、どうやらもう少し飲みやすい薬にした方がいいのではと思い、薬剤師に相談しようと薬剤部へと連絡した日のことだった。
「それなら、そちらへ薬剤師を向かわせますよ。」
快い薬剤部の返事を得て、直樹は薬剤師の到着を待った。そこへ現れたのが、以前、琴子と親しく話をしていた男だった。

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秘密 第10話

次の日の夜、琴子が夜勤でナースセンターにいると、
「相原さん」
と声をかけてきた人物がいた。琴子が顔を上げると、そこに立っていたのは水沢だった。

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秘密 第11話

水沢はその後もちょくちょくと小児病棟へ現れた。それだけではなかった。直樹の担当患者の治療チームの一員に加わることになったのである。最近は医師と看護師だけではなく栄養士や薬剤師も一緒にチームを組んで理想的な治療を目指すことが多くなってきたからである。
「よろしくお願いします。入江先生。」
「よろしくお願いします。」

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秘密 第12話

水沢の気になる女性、それはやはり琴子だと直樹は確信した。

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秘密 第13話

「あ、入江先生。」
資料室に直樹が入った時、水沢が入ってきた。
「先生もお探し物ですか?」
「ええ。」
琴子だけでなく、自分の前にもよく出没する男だと直樹は思った。資料室には二人の他に誰もいない。しばらくして、水沢が再び声をかけてきた。

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秘密 第14話

それから数日経ったある日のこと。

「うん、おいしい!!」
琴子は目の前に並んだパスタセットに舌鼓を打っていた。
目を離せない患者がいるらしく、もしかしたら一晩中様子を見ることになるかも知れないから、食事はいらないと直樹から言われていたことと、一人だと作るのが面倒という気持ちもあり、今日は外食をしていたのである。
今食べている店は、同僚から勧められた店であり、一度は琴子も入ってみたいと思っていた店だった。

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秘密 第15話

結局その夜は直樹は戻ってこなかった。患者に一晩中ついていたのだろう。元々そういう話だったので琴子は別段気にしなかった。
それより、直樹がいつ帰ってきてもいいように風呂やベッド、それに軽食の準備など忙しい休日を過ごした。もしかしたら今日も戻らないかもしれないけれど、とにかく帰宅してすぐに寛げるようにしておきたい。

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秘密 第16話

琴子はベッドに入ることもなく、一睡もせずに朝を迎えた。今日は夜勤の日だ。病院で直樹と顔を合わせるのが怖い。
「叩いたのはまずかったかな…。」
後悔して、またベッドに顔を埋めた。が、
「…でも、今回は絶対に私から謝ったりしないわよ!悪いのは入江くんなんだから!」
琴子はそう言って、自分を奮い立たせた。

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秘密 第17話

「えっとペン、ペン…。」
ナースセンターで琴子はカルテに書き込もうと、ポケットからペンを出そうとした。すると何かが琴子の指に当たった。

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秘密 第18話

無事二人は仲直りしたものの、水沢の琴子への想いはどうやら募る一方のようだった。
琴子が患者と一緒に散歩している様子を見ている水沢など、直樹は見ているとイライラが募ってくる。が、くだらない嫉妬をして琴子に殴られることは遠慮したいので、我慢していた。

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秘密 第19話

琴子は相変わらず水沢と一緒に勤務時間外にボランティアに勤しんでいた。
しかし、看護師、主婦、ボランティアと3つを両立させることが、琴子の体に相当な負担となってきていることを、本人はもちろん、直樹も気づいていなかった。

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秘密 第20話

琴子の熱は幸いにも一晩で下がり、病院を一日休んだだけで済んだ。
そして、数日後、直樹と水沢は病院のカンファレンス室で打ち合わせをしていた。

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秘密 第21話

しかし、水沢は琴子と直樹が夫婦だということを誰にも話さなかった。それは直樹にとっても意外なことだったが、琴子にとっては嬉しいことだった。
「どうやらゲームはセーブされていたみたいよ。」
琴子が嬉しそうに言った。

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秘密 第22話

「あ、今からお昼?」
琴子が水沢と会ったのはそれから数日後のことだった。
「そう。水沢くんも?」
二人はそのまま一緒に空いている部屋で昼食を取ることにした。もはや水沢は琴子が結婚していることを知っている。なので二人で食べたって直樹も怒ることはないだろうと琴子は楽観的に考えていた。

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秘密 第23話

「て、ことなんだよね。水沢くんの好きな人って誰だろうね?入江くん、心当たりある?」
その夜、日勤が終った後、別名“逢引部屋”の仮眠室にて琴子は直樹に相談していた。

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秘密 第24話

ナースセンターへと戻った琴子は、自分を落ち着かせようと一旦、席についた。そして深呼吸をし、仕事へ取り掛かろうとした。
「あ、ボールペン書けない。」
傍にいた同僚の看護師が言った。どうやら自分のボールペンのインクが切れたらしい。

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秘密 (最終話)

「ほら。」
翌日、家で直樹は琴子の前に指輪を差し出した。

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秘密(あとがき)

「幸運の女神」以上に、長くなってしまった話です。
書いているうちに、図々しくも二人の神戸での生活が書きたくなってきたので、書いてみました。

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